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シザーの持ち方と使い分け

 今回は質問頂いて約束しといた「シザーの持ち方と使い分け」につい説明していこう!
 シザーの持ち方ってカット前に教わるけど、流派?みたいなのもあったり、「ウチのサロンはこれ」とかで覚えていくからいまいちよく解ってなかったりするもんだね。
質問してくれたアナタも多分そうなんだろうね。持ち方にも理由があるからその辺を説明してくよ。

持ち方の種類

まずは持ち方の種類だね。色々あるんだけどこれを覚えておけば取り敢えず大丈夫って2つを紹介する。
まずこちら、

1、最初に教わるのはこれじゃないかな。美容学校なんかでも教わるやつだね。「シザーの開閉の仕方」とかで教わるよね。静刃を動かさないのが最初大変だよね。
次はこちら、

2、これはちょっと珍しいかな?親指がかする位しか入らないから開閉がちょっと難しいんで、普通はもっと人差し指を立てたりするけど正式にはこうね。
ぺったんこになる様に構えるのがコツ。

この2つを覚えとけば取り敢えずカットは出来るけど、両方を使い分ける事で、より正確に楽にカットが効率良く出来るようになるよ。

使い分け

次に2つの使い分け。2種類あるんだから勿論きちんとした使い分けがある
正しく使い分けないと効果は半減して正確にカット出来なくなるし、色々と面倒な事も起こるからちゃんと理解して使い分けてね。

まずは1の使い方。この持ち方は力が入りやすく、1度の開閉で切れる幅も広い。主に指の外側でカットする時や、刈上げなんかに使うね。

この画像見て、ん??って思う人もいるよね。まずこれ1の持ち方なんだけど90度ひっくり返して左手に当ててるからね。それとシザーの持ち方とはちょっと離れるけど左手の構え方。もっと手のひらを下に向けて持つ人多いよね。でもここでちょっと考えて欲しい。2種類の持ち方を覚えて使いこなすのと、1種類を使いこなすのどちらが楽で正確さが増す?そう。1種類だね。だから内側で切る時も、外側で切る時も左手は同じ方がいい。ただ外側で切る時は中指に沿わせながら、人差し指静刃を当てて切る事。

次に2の持ち方。この持ち方はシザーの先から肘までが直線になるので、シザーを真っ直ぐに動かしやすい。肘から先の回転で色々な切り方も出来やすい。主に指の内側でカットする時やストロークさせるカットなんかにも向いてる。

画像だと分からないけど、この構えの時右手の肘からシザーの先までを直線になる様に構える。こうすることで直線をかなり正確に切れる。シザーは動刃を中指に当てて開閉させるので、動刃、静刃両方が動く。そしてちょっとしたポイント。薬指と小指が変な方向向いてるよね。人差し指と中指で髪をしっかりと持てない人が、指の付け根を曲げて力を入れようとしてるのを見かけるけど、実は親指、薬指、小指に力を入れてガッ!!と開くと、人差し指と中指が勝手に指全体に均等に力が入ってくれる。
ちなみに、こういう使い方してる人いるよね。

これ、手首が反り返ってるし、肘が変な方向にあるよね。これでシザーを動かすとシザーが円運動するので体の前でシザーを動かすのも難しいのでカットラインが傾きやすいのでオススメしない。
やはり何でも適材適所で使い分けないとね。

さて、シザーの持ち方と使い分け解ったかな?
これを覚えて実践すると最低ラインの正確さ確保できるよ。面倒でも正しい方法覚えた方が、後々色々と便利になるよ。
また何か質問ありましたら、ここでコメントするかインスタでDMくれたら何でもお答えしますよ。あ、ただし順番にね。

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