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【Mr.Children】歌詞の頻出ワードからどのアルバムか当てられる?【クイズ】

はじめに

日本を代表するロックバンド「Mr.Children」。
1992年にメジャーデビューし、今年が30周年となる今も音楽シーンの前線を走るそんな彼らが世に放った楽曲は200を超える。
その楽曲の歌詞を形態素解析し、どういう言葉が良く使われているかを分析した。

今回は「アルバムごと」に分析した結果をもとに、クイズ形式で読者のみなさんにアルバムについての問題を出題する。
Mr.Childrenファンのみなさんに是非当ててみてほしい。

※今回分析対象のアルバムは、オリジナルアルバムを対象としており、ベストアルバムは除いている。

1問目:このアルバムは何?

ワードクラウドという可視化の手法を用い、とあるアルバム内の楽曲に使われる言葉を可視化した。
曲のタイトルは直接的なヒントになるため、表出しないようにしている。

読み進めていくと答えが出てくるため、答えが思い浮かんだ人は徐々にスクロールしていってほしい。

1問目:このアルバムは何?

さて、分かっただろうか。
答えは2000年にリリースされた「Q」である。

Q

2問目:このアルバムは何?

続いてはこちら。
似た言葉もちらほらとあるが、このアルバムでしかでてこない固有名詞を見つければ簡単かもしれない。

2問目:このアルバムは何?

答えは2020年にリリースされた「SOUNDTRACKS」だ。

SOUNDTRACKS

サルバドール・ダリってちょっとグロくない?
普通じゃない感じが良い We were born to be free

DANCING SHOES - Mr.Children

「サルバドール」が一番下にあったことに気づけばすんなりと回答できただろうか。

ここまで来てふと気づくことがある。
「君」「僕」という言葉が頻出ワードとしてデカデカと中央を陣取っている。
そりゃそうだろう、と思うかもしれないが、ちょっと考えてみてほしい。
自分や相手の呼称は他にもたくさんあるが、あまり出てきていないようなのだ。この傾向はほとんどのアルバムで同様の傾向であった。

では次はテイストを変えて、その呼称についてのクイズに挑んでほしい。

3問目:自分や相手を表す呼称が色んな表現で使われているアルバムは?

今度はワードクラウドなしの問題だ。
グッと難易度が上がると思うが是非考えてみてほしい。

参考に補足情報を提供しよう。
歌詞で自分や相手として表現されていた言葉は以下となっている。
自分:僕、私、俺、自分
相手:君、あたな、お前、あんた、奴

下の表は各アルバムで上記の呼称が使われた曲の数である。
「僕」「君」以外の呼称が使われたアルバムは限られている中で、"アルバム19"だけすべての呼称が使われている。

3問目:自分や相手を表す呼称が色んな表現で使われているアルバムは?

答えの検討はついただろうか?
「あんた」という表現は全アルバムの中で「アルバム19」以外に使われていないことから特定を試みると良いかもしれない。

答えは2007年にリリースされた「B-SIDE」だ。

B-SIDE

いつかはあんたも俺らも灰になっちゃうんだよ
矛盾も理不尽もまとめて さぁ受けとめろ

フラジャイル - Mr.Children

この一節で「あんた」も「俺ら」も使われている。
B-SIDEはいろんな人格を持った人間の視点を意識して歌った曲を収録した、特別なアルバムと言えよう。

最終問題:「僕」「君」があまり使われていないアルバムは?

今度は逆に「僕」「君」があまり使われていないアルバムを当ててみてほしい。
以下の表はアルバムの総数に対して、各呼称が歌詞に使われている曲の比率となっている。
当ててほしいアルバムは「アルバム6」だ。
他のアルバムは「僕」「君」が50%以上の曲で使われている一方で、アルバム6は半数以下となっている。

最終問題:「僕」「君」があまり使われていないアルバムは?

『「僕」「君」使用率が50%未満のアルバムってちょっと難くない?』という感じだっただろうか。
答えは1996年にリリースされた「深海」だ。

深海

「深海」はMr.Childrenのアルバムの中でも異彩を放っており、全体的に暗い雰囲気と深海の世界観を漂わせるアルバムとなっている。
巷では"ミスチルファンであり続けるための踏み絵"とも称されていたらしい。

ちなみに「深海」のワードクラウドはこんな感じだ。
心なしか「去」「孤独」「失」「傷」「死」など、暗い言葉が多いような気もしてくる。

「深海」のワードクラウド

最後に

歌詞を1つ1つ読んで味わうのも良いが、こうやって少し違う角度から曲やアルバムを捉えるクイズを楽しんでいただけただろうか。

今年4/23から始まった「Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス」は本日6/19が最後だったようだ。

Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス


筆者も初日の福岡LIVEに参加することができたが、3年ぶりのLIVEでとても感慨深く、最高のLIVEであった。

LIVEタイトルから推測するに、50周年に向けてまだまだMr.Childrenは進化していくことを期待させる。とても楽しみである。
これからもMr.Childrenとともに永遠に生きていこう。

Mr.Children:YouTubeチャンネル

参考

分析ツール:Exploratory
歌詞参考:歌ネット


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