見出し画像

November   -「過程」


11月はどこにいったのやら。

社会人になって8ヶ月が経ちました。

今月も記憶と記録を振り返りながら少しずつ整理していこうと思います。


***


昨年、インターンをしている時に言われたひと言は今でも意識していて。

「どう伝えたか」ではなく「どう伝わったか」

これが、学生と社会人の違いだと。


まちの人と一緒に企画をしていく時に、必ずしもみんなが同じ温度感でいられない時があって。たった1人の意見に引っ張られてはいけないけれど、さすがにちょっとショックだったかな。でもそれもコチラの力量なので。

日々、勉強ですね。


今月は人前で話す機会がいくつかありまして。大学ではこんなお話をさせていただきました。

どういう大学生活を送ってきて、なぜ今の会社に入ったのかというお話です。到底よそ様に語れるほどの経歴ではなく、お恥ずかしいばかりですが、誰かの何かにつながるのなら、ということで。

それから、たんたん食堂の最終回の司会。

入社とともに担当になったものの、右も左もわからないまま(おいおい)企画をして行く中で、事前取材をして、イベントを開催して、イベントレポートを書くという一連のサイクル×6回。これまでずっと考えてきたことを形にさせてもらう機会をいただきました。書いた記事が目の前で活かされているのは個人的にもすごく新鮮で。

至らない部分もたくさんあり、ゲストや参加者の皆さんにご迷惑をおかけすることもあったと思います。それでも「たんたん食堂」を通して、「地域」や「はたらく」を考える機会をつくらせてもらうことができたのかなぁと。

今回の企画を通して改めて「コンセプト」って大事だなと思いました。何が「伝わった」のかはメディアであろうが、リアルな場であろうが、作品であろうがあまり変わらないと思っていて。だからこそちゃんと自分の熱量を載せていかないとね、って。

いろんなモノが飽和状態な現代だからこそ、わたしはこれまで通り “丁寧に・地道にコツコツ” を心がけてやっていこうと改めて思いました。そのためにもまだまだやらないといけないことがたくさんあります。

そんなこんなで、どんどん動いている人を羨む気持ちもあるんです。でもまだ土俵に立てていないこともわかっています。なので、新しい自分ルール「イエヤス」を作りました。「機を待て」という自戒の念です。こらえるときに唱えます。(発想があんぽんたんでスミマセン。)


***


先月は他にも、丹後のつねよし百貨店へ視察に行ったり、再びOFFICE CAMP 東吉野を弾丸で訪れたり。町職員の研修にファシリテーターとして参加させてもらったり、大学連携の会に呼んでもらったり。南の商店街をHACKしてみたり、地元をばたばたしてみたり。

クリエイティブイントロデューサーの山本あつしさんEVERY DENIMの島田舜介さんのお話を伺う機会もあり、学びを深めることもできました。

そんな風に、いろんな場所で暮らす、いろんな方々にお会いした1ヶ月でした。

発信すると返って来る。

これは昔からきっとそうなんやけど、今は手段が増えて、簡単になったから。口頭ベースや手書きだったのが、SNSで簡単にできるようになって。

こうやってKAMEzineという、かめ人(亀岡の人)の、かめ人による、かめ人のためのかめでぃあというふざけたことを大真面目にやっていると、ご連絡をくださる方がいて。近々vol.2を発行します。

フリーペーパーとか作れるようにがんばろう。まちのミライに「あったらいいな」な次の一手。場所があったらいいなと思うけど、焦らないでおこう。

こうやって少しずつ、地元に還元しながら、また外の国に出ようと思います。行き先はアイスランド。今度はもっとじっくり自然や地域と融合したデザインを学びに。


***


そうそう、町家で先日開催していたイベントで同じ町内出身の「まちづくり」に興味のある高校生に出会いました。

まちづくりに興味があることももちろんですが、SNSを情報収集ツールとして使っていることに驚きました。そして同じ感覚で「はたらく」について話せることも。

背筋がすーっと伸びていきますね。これから一緒に何かできるように、がんばらないとなあって思います。


***


いよいよ2016年もラストスパートです。

終わりもよければ全て良し!ということで、健康に気をつけて、師と共に走っていこうと思います。(そういえば私の師って誰だろう。)


***


(あとがき)


大学では国際関係を学んでいたので、まちづくり文脈にいるとよく「なんで?」と聞かれます。

元々貧困問題と経済開発に興味があり、なぜそういった問題が起こっているのか、解決方法はあるのかという切り口から、クラウドファンディングやBOPビジネス、フェアトレードなど可能性を探っていく勉強が多かったかな。

でも大学2年で訪れたカンボジアで、なんていうか「ボランティア」という言葉に対してすごく違和感を感じたことがあって。あとはカンボジアの人が同じカンボジアの人に対して「あの人たちはかわいそうだ」と言ったことも。

ずっと国際系のことを学んできたけれど、結局大事なのはその地域で暮らす「自分たち」の意志ではないかと。(見てないけど、「僕たちは世界を変えることができない」ってそんな映画なのかな?)

そんなことを持ち帰りながら2年後、今度は語学留学へ。向こうでできた友達と話していると、自ずと自分が「日本代表」になってしまって。あまりにも何も知らなかったのよね、自分の国のこと。

戻ってきた地元に対して「もったいない」と思うことがたくさん増えて。そんな反動で今は「地域」とか「ローカル」という文脈にいます。


根底にある「知りたい」という好奇心を大事にしながら、もう少しできることを増やしていこうと思います。


柱の2本目は立てることができるのでしょうか。

「ビジネス」を考えるとまだまだ甘いね。


いただいたサポートは、より良い文章をかけるように有料noteや本の購入にあてさせていただきたいと思います◎