少しだけ悲しい想いを美味しそうにすること。
22時にフライパンにホットケーキの液を流しながら私は何を思う。
朝起きたらお昼すぎで休みを半分以上も寝てたこと。
昼から充実させようと行きたかったカフェにいくと満席で入れなかったこと。
お気に入りのパン屋さんのパンは売り切れていたこと。
そんな、話をあなたに話したかったこと。
私の何でもない話を、きっと笑いながら聞いてくれるかなと思ってた。
あー、会いたかったな。
ホットケーキがふつふつとなるのを見ながらまんまるに焼き色を付けながら出来上がるのを見ながらそんなこと考えてた。
私のちょっぴり悲しい想いは美味しそうなホットケーキになった。
明日はこのホットケーキを朝に食べよ。
たっぷりのバターを乗せてアイスのカフェオレを飲みながら。