4文小説 Vol.20
もし明日がその日ならば、確実に行動し、はっきりと不支持の意を示すところなのだが、もう何年も権利を放棄してきたことを恥じている。
有耶無耶と強行、故人の負の側面ばかり継承するような政権政党に「黄金の3年間」を与えてしまったのかと思うと、罪悪感にさえ苛まれる。
志を同じくする人びとは少なくからずいると信じたいが、衆院の解散が起こらなければ次なる機会は2025年、思いやられるのは冷めやすい国民性だ。
暑かった夏もにわかに峠を過ぎたのか、今晩は窓から涼しい風が吹き込んでいる。
―次の国政選挙
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