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出産レポ|初産、自然無痛分娩予定から計画無痛分娩に。
ここ数日、一刻も早く書き切りたいテーマがありました。それは出産レポです。
わたしは2024年10月に第一子を出産しました。
出産直前はそわそわそわそわしていて、色々な人の出産レポを読みまくっていました。
せっかくだから自分自身の出産の記録も残しておきたい!と思っていたので、産前から自分の状況をちまちまとメモしておりました。
でも、出産の記憶ってなくなるらしいじゃないですか。早く書かないと忘れてしまうかもと焦っていたわけです。
まだ記憶がうっすら残っているうちに、当時のメモをもとにまとめていきたいと思います。
37週からの記録を載せているので、長いかもしれません。
目次から飛んで気になるところだけお読みいただくなどして、出産を控えている方がそわそわしているときにちょこっと読んでみるか、と思っていただけたら嬉しいです。
■入院までの記録
37週0日目 おしるし!?!
お昼寝後にトイレに寄ったらおしるしらしきものがありました。
うっすらピンク。本当〜にうっすらなので、「おしるし 色」「おしるし 量」で何度検索したことか。そのあと、お出かけ先のトイレでも同じく、うっすらおしるしのようなものを確認。
おそらくあれはおしるしだった。トイレットペーパーにうっすらくらいのおしるしもあるんですね。
その後はパッタリなくなりました。
37週2日目 計画分娩に変更することに
検診にて、既に39週くらいの大きさに成長していることが判明。
「自然に降りてくるのを待つと大きく成長しすぎてお産が大変になるかも」とのことで計画分娩にすることをおすすめされました。
あわてて「じゃあそれで…!」と答えていて、あまり考える余地なく予定日の1週間前、39週1日目のお産を目指してその前日に入院することになりました。入院したら破水処置をして陣痛を起こし、子宮口の様子を見て陣痛促進剤も追加していく、との説明。
破水、痛そうで嫌だなあ・・・できれば避けたいなあ・・・と、思いました。入院日より前に陣痛が来ることを祈る日々が始まります。
37週3日目 深夜に下腹部痛と格闘
夜になって「普段より強い痛み」を下腹部に感じるようになりました。生理痛の系統の痛みです。
これまでもたまに感じる痛みだったけれど、普段はわりとすぐ収まるのになんだか今回は収まってもまたすぐに現れる感じ・・・あやしい・・
1時間くらいソファに横になっていたら収まってきたので早めに寝ようと立ち上がったらまた痛みが。
数分おきに痛みがやってきて姿勢を保てず中腰で寝室に移動。今までにない痛み、これは、前駆陣痛ってやつ?それとも本陣痛!?
30分くらい痛みと格闘していたら余裕が出てきて、「もしこれが本陣痛だったら最後の晩餐になるかも」と思ってお夜食にチキンラーメンを食べたら痛みが落ち着いて寝られました。
結果的には本陣痛ではなかったので、前駆陣痛ってやつだったのだと思います。
37週5日目 お出かけするとお腹が張るという今更の気付き
友達と焼肉ランチをするためにお出かけ。
やはりお出かけしてたくさん歩いた日はお腹が張って、夕方から例の下腹部痛を感じました。
これまでは「下腹部の痛み=危険信号」と捉えていたのですが、そういえば検診で「お腹はどんどん張らせていきましょ〜!」と言われたことを思い出します。何度もお腹が張ることで少しずつ陣痛につながるんだとか。
歩くとお腹が張るのか…!
たしかに正産期に入ったら運動を推奨する記事をよく見かける。できるだけ出かけることを決意。
今晩もこないだみたいに深夜の痛みがやってくるだろうな〜と予想していたけれど、あそこまでの痛みは来ないまま朝を迎えました。
37週6日目 引き続きお腹が張る
またもや夕方頃になると、なんとなくお腹が痛い。おなか壊したときの感じ…でもトイレに行くけど排便はなし。これも前駆陣痛か?と布団で横たわり、ほんのり腹痛が続いていることを観察していました。
38週2日目 乳頭マッサージの効果が出てくる?
産後に母乳が出やすくなる?と聞いて、臨月に入ってから思い出したタイミングで乳頭マッサージをしていました。
この日の夜、液体が付着?出てきている?のを確認します。母乳の元…?
38週3日目 またもや深夜のハライタ
21時くらいから下腹部痛がやってきそうな予兆が出てきます。その後、25時半頃からかなりの下腹部痛が複数回やってきました。これも前駆陣痛?
38週6日目 入院前日、陣痛を待つも・・・
この日も夕方頃から下腹部痛がありましたがすぐ治ります。
日付が変わる頃に、恥骨あたり?に筋肉痛のような痛みがやってきます。これは初めての感覚。その後あぐらをかいていたらまたいつもの下腹部痛がやってきました。前駆陣痛かな…?
結局、本陣痛は来ないまま入院かな〜と受け入れるモードになってきます。
■39週0日目 入院日!
日中は特に変化なく、22:00の入院時刻を迎えました。
〜しんどすぎた破水処置〜
分娩室にて様々な処置を受けます。
最初に、無痛分娩の麻酔を入れるために背中にカテーテルを入れました。「カテーテルを入れるときのよい姿勢」の動画を見て練習した通りに背中を曲げます。ちくっとしたくらいで、我慢できるくらいの痛みでした。
そのあとさっそく人口破水をするとのこと。
いきなりここでくるのか・・・!とびびりました。改めて説明タイムを経てから始まると思ってきたので、心の準備ができていなかったのです。
「じゃあいきまーす」と言われていざはじまると、
痛すぎる!!!😭
しんどい。股からものすごい強さでぐりぐりぐりぐりと押されて、終わりが見えないつらさを感じました。痛すぎて身体が強張りまくっていたのでしょう、「足の力を抜いて〜足の力を抜いてもらえたらすぐ終わりますよ〜」と言われますが、無理無理無理と思いながら涙目になっていました。
ただ痛みに耐えるだけの数分を経て破水完了。
されるがままに左腕に点滴用の管をさされて、分娩室での入院前処置は終了しました。
この時点で子宮口は2センチほど開いていたようです。
〜破水による久しぶりの不快感〜
個室に移動してモニターをつけます。お腹の張り具合と赤ちゃんの様子を見るもので40分続くとのこと。付き添いできてもらっていた夫と談笑しながら過ごしました。
赤ちゃんはとても元気なことがわかり、モニタータイム終了。
すごーく気になっていたのは、股の不快感…。
破水させたので、じゃぶじゃぶと液体がもれてくる感覚がありました。
妊娠期間は生理がなく、かつ、妊娠前もここ数年は月経カップを使っていたので、ナプキンが血液で湿っている感じが久しぶりだったんです。
久しぶりの不快感と再会した感覚でした。
23:30には夫は帰宅。病院の規則で出産前は同伴者の宿泊はできないということだったので、朝になったら戻ってきてもらうことにしました。
(ここからは、ほぼ、メモそのまま載せたいと思います)
〜陣痛が始まっている…?かも…?期〜
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破水から2時間前後で痛みを感じ始めました。
とはいえまだそこまで痛いわけではなく、この痛みを陣痛と捉えてよいのか、陣痛ではないのか、どっちだろう?と思っていました。
〜陣痛しんどい、無理になってきた期〜
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一度は痛みがおさまり寝ようとしたところで、破水から4時間半ほど経過した頃、痛みが復活します。
先ほどとは違って冷や汗が出てくるような痛みです。でも、ぎりぎり耐えられる。
寝たい気持ちと痛みで眠れない状況で戦っていました。
破水から6時間経過した頃、耐えられなくなってきました。メモには「もう無理かも」と残っています(笑)。
助産師さんに麻酔を入れるかどうか相談しますが、「これ以降トイレに行けなくなる…もう少しトイレに行ける状態でありたい…」「あと1時間半(つまり陣痛X回)耐えれば予定時刻の6時になるからぎりぎり耐えられるかも」という気持ちで、もう少し陣痛に耐えることを選びました。
〜陣痛促進剤&麻酔、スタート〜
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陣痛促進剤・無痛のための麻酔の予定時刻になりました。投入前の時点で子宮口は3センチです。
投入5分ですぐ痛みがやってきます。これまでの比じゃない。
「30分以内に効いてくることが多いけれど、痛い場合は他の麻酔を追加するので言ってください」と言われたので、30分耐えたら麻酔が効いてくるはずと信じて痛みに耐えます。
「陣痛中は深呼吸」と事前に学んでいたので、しっかりめに「ふ〜〜〜」と声を出しながら深呼吸を繰り返していました。
信じていた30分目前になっても痛みは取れず、麻酔が効きづらい人向けの麻酔を追加してもらいます。
追加の麻酔後は5分で効果あり!無痛を選んだことに感謝の気持ちが芽生え始めます。
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〜麻酔の効果を感じ始める〜
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陣痛促進剤&麻酔を投入してから1時間、おしりが押されている感覚が出てきます。次第に痛みに変わっていきました。
「痛みがあるときは麻酔を追加してOK」と言われていたので追加ボタンを押しました。
痛みとは別で、貧血前のような気持ち悪さが出てきます。麻酔の副作用で血圧が下がることがあるようなので、その対応もしてもらっていました。
陣痛促進剤&麻酔を投入してから2時間、子宮口は6センチになりました。それまで痛すぎた内診の痛みがなく、ここでも無痛を選んだことに感謝しました。
〜順調、子宮口も全開へ〜
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「痛みはものすごく減ったけど、ちょっと痛みあり」というところから、「完全に無痛」なタイミングがやってきます。余裕が出てきて朝食もやっと食べられました。
そして陣痛促進剤&麻酔を投入してから4時間経過した頃、子宮口は全開に!👏
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〜陣痛間隔がせまくなってくる〜
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子宮口全開になったとて、いつ降りてくるかはお子次第。様子を見てもらいながら個室で過ごしていました。
完全に無痛だ!と思ったあとに若干の痛みがやってくることもありましたが、助産師さんに相談しながら麻酔を追加して痛みをなくしていきました。
個室で夫と過ごしているときに陣痛間隔を記録してみていたのですが、その規則性を面白がっている様がメモに残っていました。
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〜嘔吐との戦い、そしてついに〜
陣痛促進剤&麻酔を投入してから約6時間半経過した頃、気持ち悪さが強くなり吐いてしまいました。麻酔の副反応だったと思います。
(その後、何度も吐くことになります)
そして子宮口全開になってから2時間半、分娩室に移動するタイミングがやってきます。
麻酔がバッチリだったので下半身は自力で動かせず、助産師さんと夫に手伝ってもらいながら車椅子に乗って移動しました。
分娩室でお産の体勢を取ります。
ここでも下半身に力を入れるのが難しく、姿勢を保持するのも難しい状態でした。
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いきみ始めてからも下半身にまっっっったく感覚がなかったので、正直いきめているのかわからない状態で、「普段、いきむときってこんな感じで力を入れている気がする」という予想で下半身に力を入れていました。
感覚がないながらも、助産師さんの「いきむの上手!」という言葉を信じていきみ続けて約30分(その当時は何分経ったのかもわかっていませんでしたが、夫のメモを見る限り、30分ほどでした)。
院長先生がやってきて最後のひと踏ん張りが始まります。あと少しで出てきてくれそう!というところでちょきんと切っている雰囲気を感じ取り、さらにいきむこと数回。
ついに生まれてきてくれました!!!
生まれてきてくれてからは、安堵と動揺とで涙を流しつつ、されるがままに処置をしてもらっていました。
またカンガルーケアをさせてくれる病院だったので生まれたてほやほやのお子を抱っこしてあたたかさを感じながら夫と談笑。
・・・しているところでまた気持ち悪くなり、左半身寄りにお子を抱っこして、右側を向いて嘔吐してしまったりもしましたが、無事にお産を終えることができました。
分娩時間は10時間6分
と、後から聞きました。
分娩時間ってどこからカウントされるのでしょうか。今からカウントするよ!と言われたわけではなかったので、生まれた時間から逆算したら10時間6分前というのは夜中の3:30頃。
メモを見ると痛みが一段と強くなった時間でした。
モニターでお腹の張り具合を見て、ここからは本陣痛だな、というのを判断していたのかもしれません。
今回、無痛分娩を選んで本当によかった!!!と思っています。いちばん大きなよかったところは、お産に向き合う気持ちを作ることができたことです。
痛みがあると「痛い!嫌だー!」という気持ちだけが強くなってしまうタイプなので、無痛分娩にしていなかったら、穏やかな気持ちでお子がやってくるまで待てなかったと思います。
分娩台にあがってからも「早く終わってほしい」という気持ちでいっぱいになってしまっていたかも。
陣痛がしんどい時間や嘔吐がつらい時間もちろんありましたが、それでも無痛分娩を選んだことで和やかに明るい気持ちでお産を乗り切ることができました。
以上、初産・無痛分娩を選んだわたしの出産レポでした。
100人いたら100通りのお産があると思います。
1人のエピソードということで、どなたかに読んでいただけたら幸いです。
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