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初めてのビジネス経験が教えてくれた3つの大切なこと

私は大学卒業後、ニトリ台湾に就職しました。 最初の1年は店舗で勤務し、レジ業務、売り場管理、アフターサービスなど、様々な業務を学びました。半年後には店舗の代行となり、管理責任やパートさんの教育も任されるようになりました。

2年目には台湾本部の商品調達部に配属されました。商品調達部の主な任務は2つあります。1つ目は、台湾の工場で生産された商品をニトリ日本に輸送する管理業務です。2つ目は、ニトリ日本と台湾の工場と協力して新商品を開発することです。私は主に、工場とニトリ日本との間のデリバリーに関する連絡業務を担当していました。しかし、この仕事は私にとって単調で、やりがいを感じることができませんでした。毎日電話やメールを待つばかりで、忙しくない日々が続いていました。

そんな中、NWCというイベントに参加しました。NWCは、店舗スタッフがチームを組み、店舗の課題を発見し、解決策を考えるイベントです。私たちのチームは、カーテンのオーダーミスが頻繁に発生し、その結果アフターサービスの対応が増えていることに気づきました。最終的に、カーテンチェック用のExcelシートを作成し、確認作業を効率化しました。この経験を通して、問題を発見し解決することの面白さに気づきました。そこで私は、仕事を辞めてプロダクトマネージャーに転職することを決意しました。

ニトリでの1年8か月間で学んだこと:

  1. データの重要性:初めてビジネスの現場でデータを分析し、それを基に行動することの面白さを感じました。例えば、ある店舗ではよく売れている商品が、別の店舗では売れない理由を考え、同期と話し合うことがよくありました。データから得られる発見を基に、売り場の改善を行うことが楽しかったです。

  2. ビジネスマナー:大企業ではルールがしっかりしており、ルールを守ることで管理が簡単になり、リスクも減少します。ルールの背後にある理由を理解し、適切に対応することが大切だと学びました。電話やメールでの適切なコミュニケーション方法も学びました。例えば、添付ファイルが多い場合には、要点をメール本文に簡潔に記載することで、相手の時間を節約できます。

  3. 日本語力の向上:大学時代に1年間日本語を学び、一人で日本を旅行した経験がありますが、当時はあまり自信がありませんでした。ニトリ台湾本部に配属されたとき、上司は日本人で、半数以上の社員が日本語を話していました。流暢に話す同僚たちを見て、羨ましく思い、私ももっと日本語を上達させたいと感じました。そこで、塾に通い、真剣に勉強し始めました。昨年、JLPT N1に合格することができ、今では日本語の資料を自分で読むこともできるようになりました。ドラマや映画をもっと楽しめるようになったのも嬉しいです!

転職してプロダクトマネージャーになってから5年目になります。仕事はとても面白く、たくさんのチャレンジがあり、新しい技術を学ぶ機会も多いです! 来週は、プロダクトマネージャーに転職したときに何をしたかについて書こうと思います!

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