パラレルキャリアで見つかる新しい自分の価値 vol,01
ファミリーフォトグラファー、ドライフラワー/DIY作家のACOです。
企業の副業解禁がニュースになる中、「自分も何かしてみようかな?」と思う人は多いと思います。でも、ニュースでは聞くものの、実際に「こんなことしてるよ!」という話を身近で聞く機会は、まだまだ少ないのではないのではないでしょうか。
思えば私が結婚した10年前。
夫との結婚を機に、東京へ引っ越しました。女性が結婚して仕事を続けるというのはまだまだ一般的でない時代で、「結婚(または出産)=退職」という流れの方が普通だったように思います。
まあ夫婦ともに、すぐに子供を、という考えでもなかったので、とりあえず私は東京のハローワークへ向かいました。
「結婚を機に仕事を退職して、東京に引っ越してきました。これから子供を産んで家庭を築くことになると思うのですが、今後もし働くとして、女性が家庭を持ちながら働く上で、どのような職種がいいとか、このように働くといい、このような資格を取るといいなど、実例に基づいたアドバイスやモデルケースはあるのでしょうか?」
ハローワークの窓口でこのように聞いた答えが、これ。
「そうですね・・・モデルケース・・・。そういうのは、まだまだこれからといった感じで・・・。」
10年前って、東京でもまだこんな感じでした。
自分と全く同じ環境の人はいません。でも、多少なり近い環境の人から、「私はこういう風に考えて、こういう風に動いていて、実際こんな感じだよ。」という実際の話が聞けていたらなあ〜と今でも思うんです。
だから、私も自分の今活動している「パラレルキャリア」について書いてみようと思いました。もしかしたら、誰かの参考になるかもしれないから、と思って。
自己紹介、私ってこんな人です。
私は東京都三鷹市に住む30代後半のママです。7歳(小学1年生)と2歳の子供がいて、持ち家の一軒家に住んでいます。会社勤めはしておらず、扶養の範囲で、依頼があるとちょこちょこ個人で仕事をしています。
ま、つまり主婦ですね。
仕事としては、もともと子供がいない時に写真関連で仕事を少ししていた経歴から、公園でファミリーフォトを撮影したり、ドライフラワーのリースを作ったり、手作りが好きなのでDIY関連の仕事をさせていただいたりしています。
第一子が生まれてから、ツイッターを通じて仲良くなったママ友たちと、ボランティアの範囲ではありますが、いろいろな活動をしながら日々を過ごしていました。周りは優秀で素敵な方も多く、とても刺激的で楽しかった。幼稚園の友達にも恵まれ、充実したママ生活を送っていました。
でも、気がつけばいつの間にやら上の子はもう1年生。
一応我が家は子供は二人でいいか、という話になっているし、私もいずれは仕事をしたいという気持ちもあるし、現状お勤め仕事をしているわけではないから、そろそろ自分のこと、仕事についてしっかりと自分で考えて動き始めないとな、と思い、2018年から動き始めました。
性格上、やると決めたら一気に環境を変えないとズルズル戻ってしまうタイプなので、もう育児でSNSはやらないと決めて、今は仕事関連のみで使うことにしています。
仕事となればどうしても活動報告や宣伝が多くなっちゃうし、友達とはSNSでなくても、直接会えばいいわけですからね。
どうしてパラレルキャリアなのか
子供が落ち着いたら、いずれは(パートの範囲でも)仕事をするだろうな〜ということはぼんやりと考えていました。
でも、子供が落ち着くって一体いつなんでしょう。
私はどんな風に働きたいのか?
というか、そもそもどんな風に働けるのか?
そんなことを考えながら、いろんなことを調べたり、聞いたり、動いたり、参加してみたり、やっぱり自分には合わないと思ってやめたりを繰り返してきました。
そんな中で見えてきたのが
「いくつかの好きだと思える仕事を並列で行うスタイルの働き方」
だったんです。
「好き」を仕事にすること
「好きを仕事にする」って簡単なことじゃないと思っている方、多いと思います。まあ確かにそれだけで食べていこうと思ったら、難しいかもしれません。
でも、一つの仕事で10万を稼ぐんじゃなくて、3万〜4万くらいの仕事を3つくらいすると考えてみたら?
それならちょっとイメージ湧くかも!と思う方も多いのでは。
現時点で専業主婦を選んでいるタイプの人は、それなりに理由があるんだと思います。
私のケースだと、今、上の子が1年生。平日は2時半くらいに学校から帰ってきます。そして、3時〜3時半くらいから、習い事。まだまだ一人では行けないので、私が送迎しています。
そして、できればこの生活が継続できる範囲で働きたいな、という希望があります。
もちろん仕事をバリバリしたい!という人はそれでいいと思います。
それぞれの理想とする生活や自己実現は違って当たり前。むしろ継続できるキャリアがあるのに投げてしまってはもったいないと思います。
私は今の生活が合っていると自分でも思うし、生活が好きで生活に時間をかけたいタイプだから、そう思うのだと思います。
新しい仕事をする=学校に通って勉強するではない
仕事といえば資格、学校に通う、という発想がまず第一に来る世代なので、その方面でもいろいろ調べてみましたが、
まあ、お金と時間のかかること!
夫は学校に通ってもいいよと言ってくれましたが、仕事が完全な目的の場合、例えば正看護師など、「資格を取ればその職業に就けて、その後の実際の収入もある程度わかる」という仕事でなければ、私には正直現実的とは思えませんでした。
もちろん「どうしてもこれになりたい!」という意志があれば別ですが。
だって決して安くない学費に、子供を預けての通学勉強、その後にまたキャリア形成のための実務の時間を積まなくてはいけないのですから・・・。
学校に通うというのがいかに贅沢なことだったのか。親に足を向けて寝られません・・・。
そしたら、自分で仕事を作るしかないよね。
それが私の結論でした。
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