パラレルキャリアで見つかる新しい自分の価値 vol,04
小さくスタートすることの大切さ
現代はチャレンジコストが一昔前よりずっと低いです。
なぜなら、スマートフォンの普及で、一気にオープンソース化が進んだから。
ネットにはそれはそれはたくさんの情報が溢れています。中には悪質な詐欺みたいな内容もありますが、
それでも
「こんなことまで検索するとわかっちゃうんだ」
とびっくりした経験は誰しもがあると思います。
今まではその道のプロでしか知らなかったような技術でさえ、検索で簡単に調べることができます。さらに丁寧なことに、その情報のまとめサイトまであるし、時にはyoutubeでレクチャー付きで解説されていることさえあったりして。
まあうまいこと言っているだけの話は信じない方が身のためなのは、今も昔も全く変わりませんが、専門的な知識を得るのはもはや全く難しいことではありません。
だから、自分に合うか考える前に、興味があるならどんどん試してやってみた方がいい。実際にやってみたら、自分がその仕事が合うかどうかがよく分かるからです。
積極的に失敗する
スモールチャレンジにおいては、失敗という概念はもはやありません。とりあえずやってみて、結果をみて方向性を変えていくだけ。
別に正確に書類を書く仕事をしているわけではないんですから、どんどんやってみて、ダメならやめたらいいんです(ただし、自分の信用のために、人から引き受けたことをバックレるのだけはやめた方がいいですけど)。
なぜなら、そのチャレンジの繰り返しの中で見えてくる自分像自体に、とても価値があるから。
「自分ってこんなことが楽しいと感じるんだな」
とか
「今までうまくいったと思えるパターンは、どんな行動がキーワードだったんだろう」
とか
動くことで、統計的に自分を見ることができます。
データ量が少なければ、自分の行動を主観的にしか見ることができません。
「自分ってこういうタイプ」という、主観的で正しいのか正しくないのかわからない基準でしか判断できない。
だから、動いてみることってすごく大切なんです。
私の場合は、さらに「自分が素敵だなあと思えて、同じような目標を持つ友達を作ることが、伸びて続く秘訣」でした。しかも、並走よりも少し先を走っている人が理想的。
それを知っているから、私は怖がらずにどんどん外に出て行きます。なぜなら、外には出会いがあって、それが自分の進む道を加速してくれると、体験で知っているからです。
人からは失敗しまくりに見えるかもしれませんが、全然気にしていません。
「自分がどういうタイプなのか」をたくさんの体験から客観的に知っておくことって、すごく大切だと思います。
キャッシュポイントの変化
「働く」というと、つい時給で働くという発想になってしまいますよね。
でも、実は他にも色々な選択肢があります。
子育て中の合間で働こうと思うと、経歴にはならないような仕事をつい選んでしまいがち。例えばコンビニとか、ファミレスとか(その仕事がいい悪いという話ではありませんよ!)その場に行って、定量的な仕事を時給でこなして、おしまい。でも、それって自分の経歴になっていますか?
何かこの先仕事をしようと思った時に、「こんな経験があります」ってアピールできる経歴になっているでしょうか。
パラレルキャリアはスモールチャレンジから始まるスタートが多いですから、最初はお金には全然ならないことがほとんど。むしろ知識に対する投資ばかりでマイナスになってしまうかもしれません。
でも、そのあとの伸びに時給労働以上の可能性があるのが、その特長だと思います。
最初から「お金を稼ぐ」ばかりを見てしまうと、届かない世界があります。そして、実はその先には大きな可能性が開けているかもしれないということ。
つまるところ、それは「自分への投資」に近い発想です。
確かに「すぐお金を稼ぎたい」気持ちはよく分かるのですが、「その先の可能性」へ一歩思考を進めてみると、また違った道が見えてくるものだと思いますよ。
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