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熱い話が好きなら読むべし!【破天荒フェニックス】

 友人に勧められて、時間のあるときに少しづつ読んでいこうと思ったら、あまりの面白さに1日で一気読みしてしまった本【破天荒フェニックス】。

 この本は「OWNDAYS」という実在する眼鏡ショップの企業再生の道のりをベースに、物語としてストーリー仕立てにしたもの。
ハラハラ、ドキドキ、ほろりな展開の連続に、ついつい続きが気になって1ページ、また1ページとめくってしまいます。

 会社経営というのは、まさに現代の戦国合戦。

市場というパイの奪い合い合戦のための戦略、決断、そして人間模様が凝縮された世界なのだなあ、と改めて思いました。

"倒れる時は前向きに!"

これはOWNDAYS社長の田中修治氏が、危機的状態で判断を迫られるときに何度も口にする言葉です。

もともと多額の借入金を抱えた状態からスタートしたOWNDAYSの再建までの道のりは、

「まさに首の皮一枚で繋がってあと数ヶ月続けることができるようになった」

という展開が何度もあります。

でもそのたびに田中修治氏は、明るく、前向きに…というよりも、ますます勢いをつけてむちゃくちゃに進めながら、(きっと財務担当CFOの奥野氏の胃を都度痛めつつ)企業再生を果たしていく、そんな物語です。

そんな社長は、まさにこの本のタイトル通り
「破天荒フェニックス」。

ただでさえ崖っぷちに立っているのに、守りに入ることを知らず、度重なる経営危機にも不死鳥野ごとく這い上がる人なんです。

読んでいて感じたのは、ストーリーとしての面白さはもちろん、経営や考え方の勉強にもなるという点です。
ストーリーの展開として追っているから自然と内容が入ってくるけれど、

・フランチャイズのいい点と悪い点やその割合
・海外進出の際に出てきた細かな問題点(売り上げの支払時点や立地の選び方など)

などなど、経営にはこんな問題があり、経営者はこんなことを考えて戦略を立てていたのか!と学びがとても多いです。

読み物としても最高に面白く、ついでに勉強にもなってしまう
【破天荒フェニックス】

読書の秋に、おすすめの一冊です。
読んだら、きっとあなたも、少年漫画の一大ストーリーを読んだような感動を味わえると思いますよ!

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