ゴッホのひまわり
まだ梅雨真っ最中ですが、合間の晴れの日の日差しの強さはその後な控えた夏のうだるような暑さを思い出させます。
ひまわり=青い空!蝉の声!夏休み!
というイメージは、まるで紋切り型のようにどの世代の人にもはっきりと同じ印象がありますよね。
そんなイメージがあるから、なんだか見かけるとウキウキするのかな。
小学生の娘も、ひまわりを部屋に飾ると真っ先に気がついて、
「あっ、ひまわり!」
とすごく嬉しそう。
力強くて元気なイエローとそのイメージは、子供の生命力のようでもあるなあと思います。
ひまわりといえば、わたしが思い浮かべるのはゴッホのひまわり。
実はわたし、八重咲きのひまわりがゴッホのひまわりというイメージがあったのですが、よーく見るとゴッホは普通の真ん中が茶色いひまわりを描いています。
わたしがゴッホが描いたひまわりとおもっていたのは、もう花びらが散ったあとにタネになる前くらいのひまわりなんですよね。
か、勘違い・・!
八重咲きのひまわりは、「東北八重」という種類なんだそう。
ちなみに、東北八重の東北も、品種改良した会社の名前で、東北地方ではないんだとか。
でも、なぜわたしがそう感じたのかというと、ドライフラワーの東北八重は、ゴッホのひまわりのイメージにすごく重なったからなんです。
ちなみに画家に愛されたひまわりたちには、ビンセント(ゴッホのこと)、モネ、ゴーギャンなどの画家の名前がついた種類があるそうですよ。
こちらがドライにした東北八重。
ゴッホのひまわりみたいじゃないですか?
さわやかなイエローがぎゅっとつまって濃いイエローになって、花びらが炎みたいな形で、なんともかっこいい。
去年、この東北八重のドライフラワーを見かけてから、来年の夏は作るぞ!と1年待っていたんです。
季節を逃してしまうと、また次の季節まで1年待たなくてはいけない品種が多いのも花の特徴。1年ぶりに花屋で見かけたときの嬉しかったこと!
庭のユーカリなどと束ねてシンプルなスワッグに。そのままドライになる組み合わせで。部屋に飾るとひとあし先に夏が来たみたいで、なんだか気持ちがうきうきします。
実際の夏がくると、暑くてムシムシしてバテちゃってぶつぶつ文句を言っているのに、なぜか夏が近づいてくると、ああ、待ち遠しいなあー!なんて思ってしまう。
ひまわりはそんな夏を一足先に部屋に運んできて、楽しい気分にさせてくれる花なんだなあと思います。
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