空と窓枠と
ふと上を向いたら、真っ青な空と、アンティークなアパートの窓枠が目に入った。
浮かんできた感想は、ヴィンテージ感があって素敵だな、ということ。
同時に、何度も通っている道なはずなのに、いままで全然気がつかなかった自分に驚いた。
それもそうだ。
道を歩いていて上を向くことなんて滅多にない。
下か、前か、それしか選ばない。
上を向けば違う景色が広がっていて、発見できることはたくさん転がっているのに、いつのまにか、「前しか」「下しか」向けなくなっている。
無意識のうちに、他の可能性や選択肢を無きものにしてしまっている。
ここ最近は、綺麗な空に出会うことが多い。
今も隣でおじさまが、立ち止まって携帯を傾けて空を撮っていた。
この人は、誰とこの空を共有するんだろう?
そんなことを考えながら隣を通り過ぎた。
空がきれいだと、上を向く回数が増える。
上を向く回数が増えると、いつもとはほんのちょっと違うところに目を向けることができる。
それって日常に起こる出来事に関しても同じことが言えるのだと思う。
同じような代わり映えのしない毎日にするのも、真新しさを日常に持ってくるのも、ぜんぶ自分だ。
新しいことをインプットしたい欲が強い、そんな最近。
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