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過去最速の確定申告と春の気配
確定申告を終えたので確定申告を終えたことについて書こうと思ったのだが、実は終わって満足しているだけであまりに書くことがない。だから今日は2本立てにしてみる。
【確定申告】
昨夜、確定申告書を無事に提出した。
freeeだとこれまでの提出日が表示されるのだが、2/20は過去最速だった。
2月の頭に書類の作成を終え、提出待ちの段階まで持っていけたのが大きい。だから本当は2/17の初日に提出できたのだが、すっかり忘れていた。あぶないあぶない。
確定申告を終えて、ひと言いいたい。
マイナンバーの各種番号、どっかに控えておこう!!
セキュリティが…とか、いっている場合ではない。むしろ紙にメモして、レシートを溜めておくファイルに一緒に挟んでおくぐらいがよいのではないか。どこに保管したかぜったい忘れないし。
そんなファイルを家から持ち出すことはないだろうし、自宅に泥棒が入る可能性はゼロではないが高くもないだろう。下手にスマホで保存しておくよりも、よほど安全だと思うのだ。
マイナンバー関連の番号、いろいろありすぎなのよ。
利用者識別~~とか、署名用~~とか。
昨夜わたしはどちらかを間違えて、あやうくロックがかかるところだった。ロックがかかったら市役所まで足を運ばねばならない。それは避けたい。
この時期似たような人も多そうだから、最悪間に合わないおそれもあるのではないか。
毎年毎年なにかしらでつまずく確定申告。
いつになったら滞りなく終えられる日が来るのやら。
∽∽∽
【エンディングノート】
急にぽかんと予定が空いてしまった今日。
あれこれ考えあぐねた末に本屋さんに行ってきた。エンディングノートを買うためだ。
最近というか年末年始あたりから、わたしは自分の死について考えている。
これまでにも何度かそういう時期はあったが「思いを巡らせてみる」程度で、今回がいちばんまじめに考えている。そこでふと、思い立ったのである。
エンディングノートをAmazonで買わなかった理由は、中身を見比べたかったからだ。
「自分が死んだときの連絡先や、資産の情報を書いておくノート」ぐらいの認識で、実際にどんなことを書き遺しておくのか、よくは知らなかった。
意外にも10冊ぐらい取り扱いがあった。
そしてこれまた意外にも、自分の生い立ちだとか、認知症になったときのことだとか、葬儀や相続に直結はしないものの、関連はする項目まで、内容は幅広い。
なぜだか鼻の奥がつーんとした。
死の恐怖や不安とは違うし、感動、でもない。感動なら「じーん」だ。
たとえようのない、名前のない感情で、それでも無理やりたとえるなら、虚しさとかなしみのハーフ&ハーフ、春風フレイバーといったところだろうか。
自分の生い立ちも、お葬式も、自分の死を連絡してほしい人も、そこに書いて遺したい内容が、おぼろげにさえも思い浮かばなかった。
そして、これは月並みだが、人は誰でも遅かれ早かれ死ぬし明日死ぬかもしれないのに、わたしはいったい人生のどこをほっつき歩いているのだろう、と。くだらないことはよいが、今の自分がとてもつまらないことをしているような気がして、かといって「つまらなくなさそうで、だいじな時間を費やしてやってみたいこと」も大して思い浮かばない。そういう虚しさと、かなしみ。
春の風みたいに生あたたかくてふわっとした心もとなさを春になってくると毎年味わうのだけれども、わたしをつーんとさせた虚しさとかなしみは春ならではの手ざわりそのものだった。
ここ最近ぐっと寒い日が続いているが、春は忍び足でそこまでやってきているのかもしれない。
その後たまたまこの動画をみたが、これもまた桜の花びらが舞うようにふわっと気持ちが軽くなった。
生い立ちも、友人欄も、空欄でよいではないか。
無理しない。書けないのも、書かないのも、それもまた何者でもない自分。
本屋から出たわたしは冷たい風に首を縮めていた。まだ、冬が幅をきかせているようだ。わたしの大好きな冬が。
今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたは自分のお葬式をどんなふうにしたいですか?