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24日休養したこれからのこと(たぶん前編)

片道切符で帰省したGW。
24日を経て、ようやく復路の切符を手配し、今電車に揺られている。
人生のGW2024年編、今日でいったん終了だ。

振り返ってみよう。
4月はわたしにとって「魔の4月」で今年も例に漏れず不調であった。
しかし今年は「毎年のことだから」ですませてはいけなかった。

4月をなんとか乗り切ったものの、GW初日に夫の不満爆発。
乱暴にまとめれば「家庭と仕事、どっちがだいじなのよ!」だ。

仕事だから仕方ないと飲み込みつつも、わたしが夜「オンライン〇〇」に参加していると気を遣うし落ち着かない。
休日も部屋にこもって出てこない。
いい加減にしなさい!と雷が落っこちた。

わたしとしては正直不服であり、ちょっと反省もしがたかった。
自分は「仕事のつき合いで」よく飲んで帰ってくるというのに、わたしの「仕事のためのオンライン◯◯」は不満だと…?
ていうか、雷に成長するまで黙ってないで早よ言わんかね!

しかし上記3文はぐっと呑み込む。
なぜなら雷様モードの夫になにを言っても無駄だから。

仕事に関しては、今年いよいよいろんなことを動かしていくぞ!思っていた矢先だった。
その仕事を、ひったくられた気がした。

泣きっ面に蜂で、何年も引いていなかった風邪を引く。
ダメ押しの効果は絶大だった。
わたしはすべてのやる気を失った。
「燃え尽き」を実感した瞬間だった。

∽∽∽

というわけで自宅に戻る気にもなれなかったわたしは、夫に了承を得たうえで、実家温泉で「心の風邪が治るまで」という、期限があってないような湯治を決め込むことにした。

結果として、湯治は24日間にわたった。

家族の予定が最優先で、仕事は最低限。
筋トレも勉強も全休止した。

「仕事はもちろん家事もしなきゃ、勉強しなきゃ、手を動かさなきゃ、最新の情報をキャッチしなきゃ、運動しなきゃ…」
ありとあらゆるすべての「マスト」を全休止した。

そのかわりに動物園や緑豊かな公園に足を運び、おいしいものを食べ、よく寝て本もたくさん読み、数年ぶりにそれらしいショッピングと街ブラを楽しんだし、旧友と語らった。

「誰がどうだとか難しい計算してないで、あんたがやりたいようにやってみなよ。そうじゃないと生きづらくなるよ?あんたまじめだから」

ですよねえ…
旧友からズシリと重たい手土産をもらった。
機内持ち込みお断りサイズだ。

重たいといえば余談だが、GW前には史上最低値だった体重も24日間で3kg増やせた。
母のごはんは偉大である。

∽∽∽

ところで昨日、もはや古文書となっている学生時代の手紙を実家で整理していると、まさに彼女と高校時代にやりとりしていた手紙が出てきた。

しかし近所に住んでいるのに、なぜわざわざ切手を貼って郵送していたのだろうか。
大人には意味のわからないことをおもしろがれるのが学生時代というものだ。

さて、互いに大学受験を控えたころの旧友からの手紙には
誰がどうとかじゃなくて、自分がどうしたいかじゃないの?」と書かれていた。

つい数日前もまったく同じことを言われているではないか!
ばかばか!わたしのばか!

神のお告げ以上に心に刻み込んでおくべきメッセージであると判断し、その手紙は「自宅行きの箱」に仕分けした。
今ごろトラックに積まれ、日本のどこかを走っていることだろう。

24日間、難しいことをなにも考えずにぷらぷらしていたところへ、かくして「これから自分はどうしたいのか」と第1問目にして超難問を突きつけられた。

しかしこれは日常生活に完全に戻ってしまう前に「仮定」だけでも定めておきたい問題である。
仮定の証明はその後の日常生活でできるのだから。

さあ、自宅が近づいてきた。
すでにわたしの頭のなかは、月末の締切や荷物の片づけなど「やるべきこと」がブンブン飛び回っている。

ブンブンを振り払って「これからどうしたいのか」を自宅で、あるいは近所の公園またはファミレスで、早々に考えたいのだが、とりあえず初手は先週すっぽかしてしまった歯医者の予約を取り直すところからはじめよう。



今日も読んでくれてありがとうございます。
あなたが「これからしたいこと」は、なんですか?

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