THE LAST ROCK STARS 2nd tour~Psycho Loveの感想
11月23日東京公演最終日に参戦しました。
今回のTLRSのLIVEは色々な思いが詰まってて溢れてて、中々感想が上手く言葉に出来ませんでした。
1番はXJAPANファンの想いがすごかった、ということ。好きなバンドのメンバーが亡くなったら私もきっと凄くショックだろうし、悲しみを分かち合えるファン同士で集まりたいと考えると思います。奇しくもタイミングよく集まれる場があった、それもXのメンバーが2人もいる。そりゃあPATAさんを呼ぶしかないよねとなるでしょう。(何ならToshlさんもいていいと、個人的には思って観ていました。)YOSHIKIさんは本当にファン想いですね。
PATAさんの登場はとても自然で、驚きはあったけど違和感はありませんでした。きっとHYDEもMIYAVIも何の抵抗も無く受け入れたんじゃないかな。Rusty Nailのくだりはファンじゃない私から見ても素晴らしかったし、感動的だったし、良かったなあという気持ちです。
【総評】
やっぱり楽しかった!新曲が1曲しかなくても、あのセトリが好きだし、音は最高にいいし、HYDEさんはカッコよく、セクシーで可愛くて美しい。1月の公演よりも歌、演奏のグレードは上がってたと感じます。あと2回くらい同じセトリでも私は楽しめますね。
しかし、結成当時の「ベテラン勢が神曲をガンガン発表して世界を席巻するかも〜!」という期待は叶えられそうにないかな、というのが感想です。YOSHIKIさんの体調や他業務の忙しさは変わる事は無さそうだし、それを音楽のために整理するという選択肢はきっと選べないんだろうなと思うのです。
そういう意味では、HYDEさんがどこかのインタビューで言ってた「YOSHIKIさんにドラムを叩いて欲しい。XJAPANももう一度見たい。TLRSはそのリハビリにしてもらってもいいと思ってる。」という考えには賛同しています。世界を舞台に活躍しているYOSHIKIさんと一緒にやるメリットは大きいだろうし、たった1人の天才にぐわんぐわん振り回される体験は、きっとHYDEさんの新たな扉を開いてくれただろうし(笑)目的は何であれ、演奏やステージは最高、HYDEさんも笑顔だったし、まあいいか、という感じです。
「自分達がやりたい事をやる」
「音楽の壁をぶっ壊す」
才能も人気も金もあるオニーサン達が、音楽業界に蔓延る慣例や古いシステム、価値観、日本の音楽に対する内外の偏見もぶち壊してくれるのではないか。私はそういう期待を密かに持っています。TLRSのLIVEに行くことには、未来の音楽業界への投資の要素があるのです。最高の歌と演奏とミヤハイのいちゃいちゃ(笑)が株主優待。お得じゃないですか?
【HYDE】
1月の公演と比べてのびのび歌えていて、HYDEソロの「最強HYDE」が出せた気がしました。緊張が解けたのか、新曲が少ないから歌詞間違えの不安が無かったのか。
RED SWANの歌唱は過去最高に良かったんじゃないかと思います。beneath the skinも圧倒的な迫力で、ロックでカッコ良かったです。
それにしても、YOSHIKIさんを見守り、気遣うお姿に愛が溢れ過ぎていて「あなたは天使か何かですか?」と泣きそうになる瞬間がしばしばありましたね。HYDEさんの覚悟が見えて震えました。
【MIYAVI】
TLRS唯一の陽キャ(私調べ)MIYAVIが最後に涙したことがとても印象的でした。ここまで来るのに大変だったんだろうな…。フォロースキルが高くてとても尊敬していますが、苦労が多そうで勝手に心配しています。HYDEさんが「ワインを飲んだら歌えなくなりそう」と呟いたのを聞き逃さず、HYDEさんのグラスの中身を自分のグラスにすっと移し替えた場面は男前過ぎて「ひゃ~」と変な声が出ました。
彼のインスタを見てて思ったのが、単独で活動している時と比べてTLRSの時はとても安心して楽しそうな表情で演奏してるなということです。眉間が開いているというか。それだけ信頼できるメンバーなんだなあと、萌え心を含んで見ております。
【SUGIZO】
美しいバイオリンの音色をありがとうございます。
FollyとHallelujahをHYDEさんに与えてくれてありがとうございます。
デカダンス・HYDEを引き出してくださりありがとうございます。
【YOSHIKI】
満身創痍、メンタルボロボロの中、あれだけのパフォーマンスを発揮できるのはさすがとしか言いようがありません。
溢れんばかりの才能と所々抜ける段取り、繊細さと強さ、子供っぽさとストイックな大人の1面…。極端な二面性が絶妙なバランスで同居するのがYOSHIKIさんの魅力なのだろうと思っています。本当に好き嫌いが分かれそうな人だと思いますが、私は嫌いじゃないです!
【まとめ】
LIVEの音源そのままでいいから、今回のセトリを早くリリースしてください!