保護者会で上手く話せない教員
学校で行われる活動の中で私が最も苦手なイベントが保護者会である。
保護者が集う時点で不安しかない。
どんな風に思われてるんだろう?と気にしてしまう。つまり自信がないってことね。
教員だからと言ってみんな話すことが好きで、上手いわけではない。
私は、教員という仕事は好きだけれど、大勢の前で話すということに関しては子どもの頃から大の苦手である。私みたいな教員もいるのではないだろうか。
教員になって幾分かマシになったと思いたいが、苦手意識は全く抜けない。全然、慣れない。
子どもの前では話せるのに、大人の前では異常なほどポンコツになる。親しみのある同僚の前でもそうなるんだから困ったものだ。
一対一では話せるのに、大人集団に向けてとなると心拍数は急上昇、吃るし、自分今何言ってるんだ?って頭が真っ白になる。
話すことを思ってメモしていても、結果的に4割程度のことしか話せていない。
あがり症?コミュ症?緊張しい?この欠点って、教員やっていくのには苦しくないか…?と思いながらここまできた。
保護者会は年に2〜3回ある外せないイベントだし、担任をしている以上避けられない仕事だ。
一人で教壇に立ち、30人近くの大人、しかも全員20歳近く歳上。怖いったらありゃしない。
実際はビビることないし、むしろ、堂々としいた方が好印象だってことは分かっている。
だから自信は全くないのだけれど、自信があるフリをして30〜45分の営業に励む。
終わった後はもうガソリン切れみたいな感じで、ほぼ放心状態になってるけど。
若手教員ならまだしも、6年目の中堅手前の教員が冷や汗だくだくかきながら必死に話してるなんて滑稽だなぁ。
もう、仕方ない。話は堅いかもしれないけど、伝えるべきことをしっかり伝えることができれば良いかなって思ってる。
話が面白い先生が担任の先生なら保護者は嬉しいし、もしかしたら安心感を得るかもしれない。
だけど私は相応のコミュ力がないから、私なりの武器で戦うしかない。
話下手をカバーできるくらいの何か、があればいいかなって。
私だったら何だろう、きめ細やかな指導が武器かなぁ。全然行き届いてないところもあり日々反省してるけど。
それでも自分じゃわからなくて、前の学年主任に褒めてもらって自分の良さに気づけた。
教員も人間だから得意不得意はある。仕方ない。
けど、自信があるフリをするのは結構大事で、
人の印象はほとんど視覚聴覚から入っていくから、フリだけでも頑張れば、それなりに見える。心の底から出た自信ではなくとも、まぁまぁ言葉に説得力が出てくる。
実際、子どもへの指導には軸を持ってやっているのだから、それを伝えれば何の問題もないはずなんだ。
話せるに越したことはない
教員は話が上手い人が総じて多いように思う。
何かと前で話すことあるのだけれど、〇〇先生、一言!って急に振られても上手くその場でそれなりのこと話せるって、普通にすごくないか…?
こういう仕事をする以上やはり話ができるに越したことないね。
場数を踏んで、慣れていくものなのかな?
天性のものもあるだろうけど、話す力やメンタルは鍛えていかなくちゃいけないのかも。
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