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「頑張ってましたよ!」

一つ前の記事に忙しくて休めない教員についての記事を書いた。

結論で休んでもいいと記したが、やはり休むと何かとクラスのことが心配になってしまう。

補教の先生に迷惑をかけていないだろうか?
自分たちだけで動けているだろうか?
なんだかんだで完全に仕事を忘れることは難しいのだ。

やることリストの中で児童の引き継ぎは欠かせない。欠席者などの業務的なことから、学習への取り組み方、児童同士のトラブルなど1日の様子を、補教に入ってくれた先生方に聞いて回る。

私はいつもそこで何を言われるのかドキドキする。
事実を淡々と話してくれればそれで良いのだが、
初めて入る他人のクラスを見て、何も思わないはずがない。
それでもだいたいの先生は「子どもたち、頑張っていたよ」と言ってくれる。

私は、その一言にすごく救われる。

先述のように、休んでいる間にたくさんのことが心配になるのは、担任をもったことのある教員なら誰もが経験するだろう。
自信をもって「私が休んでも何とかなるだろう」と思ったことはほぼない。
だからこそ、「頑張っていた」「自分たちだけで最後までやっていた」「落ち着いて過ごせていた」などというフィードバックを受けると、死ぬほど安心する。具体的であればあるほど嬉しい。

多少盛られていたとしても、それでいい。
休んだ時の不安な気持ちを理解し、安心させようと言ってくれたその「気遣い」に対して、心から感謝したい。
気遣いができる人は、仕事ができる人だな、とつくづく感じる。
結果的に、笑顔で子どもに再会できるから。

だから私も、補教に入った時は気をつけるようにしている。
そのクラスの良いところを見つけて伝えるように。
担任の先生が朝来て早々、残念な気持ちになるのは気の毒だ。
事実を伝えるのは大事だけど、担任不在時の子どもは、頑張っている。
ダメだったところだけを伝えるのは少し冷たいかな‥って。

このちょっとした気遣いが、先生方のモチベーション維持に繋がると思う。
こうやって、客観的にクラスの子どもを見てもらえる機会って、あまりないから。Amy先生もそこそこ頑張ってるんだな、と気づいてもらえればいいな。なぁんてね。


教員お得意の感情論なんだけどね。

さぁ、今日は早めに寝て、明日も頑張ろう。

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