過去の成功は必ずしもこれからの成功とは限らない
アムウェイビジネスも一般の企業と同じく経済活動をしている。
頃のピークは90年代半ばにブームになり1996年日本市場で年間売上高が2021億円を超えるが、その後アムウェイの運営方法に対する苦情が年間1000件を越え、社会問題化したために売上を大きく落としたと言われている。
2000年には、売上高1197億円とピーク期の半分以下になったが、現在2022年の直近の年末年間売上高は939億円となっている。
ブームになった90年代と21世紀の2023年では売上高の単純比較で、アムウェイの良し悪しを判断することは難しい。
なぜなら、90年代が、歴史上空前絶後の80年代バブル崩壊直後の年代で、まだまだ経済の勢いに名残りがあったこと、また、団塊世代ジュニアが社会に巣立ち始めたころで、経済的な需要が自然発生的に大きかったからだ。
アムウェイの売上げもその時代背景があった煽りを受けていることは確かで、現場のディストリビューター(現在はABOアムウエイビジネスオーナーと呼ばれる)の活動状況において、
パワハラとかモラハラ、セクハラなどの人としてのコミュニケーションで求められるべき行動基準が今ほど厳しくない時代では、
強引な販売側のリードを背景に売上げに結びついていたところもあると個人的には考えている。
時代は静かに刻々と変化している。
お金儲けが一番のアムウェイの目指すところなのだろうか?
他の追随を許さない製品の良さで業界をリードするアムウェイは、お金儲けが先でいいのだろうか?
良い製品を作り続けていれば、製品の使用価値をユーザーがいずれ認めてくれるので、売上第一主義でなくてもアムウェイが適正な売り上げ規模を持続することは疑いないように思える。
これまでの時代のアムウェイの在り方は、ビジネスチャンスの提供にばかりフォーカスされていたが、
あまりにもこだわると、モラルを破ってでも売上に走って人の気持ちを踏みにじることが今後も減らない気がする。
事実、つい先だって2022年の後半から今年(2023年)の4月まで半年間の業務停止処分が行政によって行われたのは、その表れではないだろうか。
まだまだ、ABOの中には相手の意向を無視して自分の成功だけを考える輩が多くいると思われる。
世の中のすべてのビジネスは、相手があってのこと。
新しくカスタマーになる方の意向をどれだけくみ取って、アムウェイを求める気持ちに応えることが出来るか!に掛かっている。
過去の成功とこれからの成功は、全く質の違うものになっていることを多くのABOは理解されたい。
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