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第8章 初めての教壇

顧問の先生からの以来で😳
放課後の中学校の教室にサッカー部員
全員集められた

教壇に立ち……
初めましての挨拶をした…

どの子の表情を見ても😑
『思春期真っ只中〜🤪面倒臭い感🥴炸裂』

さて……っと😅
こっちを向いてもらわないとね〜
話にならない……🤔
こちとら…無料奉仕なんだからね…ふん🤨
見てなさいよ〜🎶

チョイスした第一声がこれ👇🏻ね

「私は全く☝️スポーツが出来ないの🤪
サッカーの事も全く知らない……
私が教えられるのは…訓練ではないのよね
強くなる方法……」☺️

《千と千尋の神隠し》しってるよね?
千尋は仲の良い友達と別れて
引越し(新しい世界)に不満だらけ

心の中のグチグチがね…
こんな世界を呼び込むのよねえ〜

「この前の試合でね皆の叫んでた
            グチグチが気になったのよね…」

「ひとつ実験しますね!」

「胸に手を当てて
《あ〜‼️》って声を出してみてください🎶」

「手に声の振動が伝わるよね?」

「そう!貴方たちが試合中に叫ぶ!くそ!死ね!どけ!あの単語は相手でなく!
言った本人の身体にこだますのよね〜🤨
それが!試合結果に直結で繋がるわけ!」

「試合で勝ちたかったら…!
結果を出したかったら!
自分が言われたくない言葉を使わない☝️
先ずそこからかな🤔
ホントかどうか☝️一先ずやってみてよ☺️
文句があればやってからね❗️」

あれだけ臆病で泣き虫だった千はさ…
一つ一つやり直して☝️
最後…
み〜んなを味方につけて❗️
自信もって ❗️元の世界に1人で

「振り向いちゃダメだよ!」って
背中を押してくれるハクの言葉通り

自分の足で振り向かず☝️
前を向いて戻って行ったよね……

『はじめの一歩』だよ😜

言葉の問題 食事の問題を踏まえ
(相手は男の子🤪)細かい四の五のは抜きにして
手短に説明した〜🧐

話を終え 教室を出る時…
ひねくれチームに変化が見えた☺️

何かを感じてくれた 手応えあり!

その教室の隅っこに……
ひょろひょろの…ぼっち感 炸裂な
ひねた表情の小さな体の少年がいた…
教室を出るのも最後……
かなり印象の薄い子だった😌

体のサイズから……
表情の硬さ 幼さから
中学一年生だと思っていた…

遠征の時の合宿所で
カーテン越しに私を「じっと」見る目を
思い出した…

その彼が今❣️《我が家にいるお兄ちゃん》

私が☝️次に着手した事🤨
試合終了後に
父兄に集まってもらった…

家庭での食べ物に対し…
協力して欲しいと頼んだ😅

ジュース  アイス  スナック菓子  白砂糖
を一旦辞める

試合の日の昼食はおにぎりのみ!

そして……何より
黙って…そっと(*・ᴗ・*)و応援して欲しいと頼む
帰ってからも  褒めるのみ💪

短期集中治療をはかろうと❗️
あまりにも弱いチームな上…
身体の故障が多すぎなのは
本人達の個性でなく身体のバランスが
悪くなっているだけの事!
ほんのちょっとの事で素晴らしく変化すると話した🤓

当時の彼らにとっては かなりの荒療治
スタメンの両親の反応を心配した…😅が

不思議に了解をして貰えた…

子供達はブチブチ…😤毎回こんな顔
「めんどっくせぇー」と
何だかんだ  言いながらも
結構〜約束を守ってくれた🤣

なんと……😳
食事を変えただけで
言葉を変えただけで…😅
ぼろ負けチームが☝️
1週間目にして1⃣試合!
なんと😳勝ったんですよ😂

まだまだ…体力はなく
2試合は持たず……負ける
「しかし…勝てたじゃない‼️」💪

このことをきっかけに🤨
さらに親子で協力が始まる!

お母様たちが!
本気モードで協力を始めてくれたのだ!
それが一番嬉しく 感謝した……🥺
めちゃくちゃ嬉しかったなぁ〜🎶

次は…家での親子の会話に着手した‼️😆

家庭での(サッカーに対しての議論)
をやめて貰った🤣
酷いコーチだ…💦
両親の楽しみを奪った〜😆

いえいえ👋そうでは無いのだ…
楽しみは後にとっててもらった…

子供の活躍が……
一番の楽しみに なるはずだから😌

そして……
一人一人のスタメンのお母様と話をした…
彼らを見て感じる事……
お母様が思う子供の心配への回答
そして…
個人の特色の伸ばし方を話した…

とことん
お願い事をした……

この年の学年(ひねくれ度合いは)
凄まじかったが😅
深く 関わる事で🤔
最高に素直なピュアな団体だと
理解出来始めた🤗

ピュア過ぎたからこそ……
チームに所属するどの先生も
手こずったのだろう🤣

ただ単に☝️『傷つきやすい子供たちだった』
というオチ❓🤣

結局……
いちいち震度7が身体に起こる私の特色と
同じメンバーに出逢ってたらしい💧
ひゃははは🤣笑っちまう
(その頃は全く気づいていなかったけど💦)

ピュアすぎる🤣この子達の教育の為の教科書には《ジブリ》が1番有効だった🤣
(何故なら🤣私がそうだから〜)ひゃははは😂

このジブリ攻撃で
驚きの結果が始まる!
採用させて貰った宮崎駿さんの作品は多数🤣

試合の流れによってチョイスした🎶

スタメンのメンバーが故障する度
ところ構わず 現地でケアをした

その頃 ……
2年生なのに うちの娘を含む 1年生と並んで
1人(我が家のお兄)はベンチ……😅
ぶすくれた顔して
常に一人携帯を隅っこで触っていた

この……ほったらかされ😅
1年生だと勘違い💦
私から(悪気はなく)無視された事により
(後で分かったことだが…)
隠れて自主練習を始めていたらしい〜🤣

きっと…
目を向けられないその悔しさが…
《スタメンに上がる》という
決意にいたったのだろう🤔

毎週 毎週……勝利率が増えていった

ある日の試合中に スタメンが故障した

1年生を出すか…(我が家のお兄)を出すか…

唯一二年生の ひねくれお兄に
                    コーチが声をかける

「出るか?」
こくん( ˙꒳​˙ )とうなずいた…

1年生とハーフタイムで出場する
《さぁ❣️主人公❗️やっと お兄の登場〜🤨》

この時から私の視界にお兄が入ってくる

視界に入った事で

深刻な問題が見えてきた…

《いじめ》だった……

それも…
学校中からの総スカン気味の子供
だと言うことがわかる

相当……嫌われていることが判明する
相当な頻度で仲間からなじられていた…

が……連発する野次にも負けず
あっという間に😳
常時スタメンに入ってきた😳
仲間から なじられても!なじられても…

無表情😑に何も表現せず黙々とプレイした

口の悪い面々😅
皆のヤジが出る度《ギロッ( ≖_≖)》

トレーナーの私は仁王立ちで腕を組み🤣
睨みをきかせた🤣
すると…
視界の広い ピュアな面々は…

チラッ👀チラッ👀
私の視線を気にしてくれるようになった🤣

試合後の「イヤミ炸裂」の私の感想🎶にも
まともに反応するようになる…

ひゃはHAHAHA(´▽`) '` '` '`

の賜物なのか?それは謎だが🤪

だんだん…
罵倒する言葉が彼らから消えていき
プレイに全身全霊が かかるようになる😎

お兄は…
何故かブカブカのシューズ👟を履いていた

サイズが明らかに間違っている
まるでミッキーマウスだ😁

大きなシューズで走れるのかという疑問にも😅

長い距離になるとかなりの確率で(底力MAX)
ボールに追いつくようになっていった…
彼の底力は…
すごいエネルギーだと 関心した🤨

多分…
これで
運命のスタメンが…

揃ったのだろう……

そこから 何かが…変わった
フィールドに並ぶスタメンに
彼(小さなひねくれのお兄)の来るのを
何かが待っていたかのように…

勝率に変化が起きた…

今まで 彼が欠けていた事が
問題だったのだろうか…🤔
あの頃の私には 気づけていなかった…

当時はの心境は  
ただ……
生まれて初めてまじかで見るサッカーの

過酷な走り抜ける40分
真夏の日照りの中もだが
真冬の雨の中も
北風の吹く中 泥まみれ…
見ている方が凍りつくようだった…

試合中…私は何もしてやれない🥺

なら……精一杯彼らと向き合い
私のしり得るものを形にしよう…

何がなんでも…
私を認めてくれたコーチと共に強いチームに…

そう決めた🤨

勝率が上がり
子供達の目の輝きがガラリと変わる
立ち姿さえ!挨拶さえ!
「凛🎶」とするようになった

ひょろひょろ感MAXな彼らが
あっという間に
イケメン軍団に見えてきた😅

自信とはこんなに人を変えるものだと確信する
試合前のメンバーの配列の姿すら別物になっていった😌

スタメンのお母様達がカフェに
個別に相談に来てくれるようになった
時には親子で話に来てくれ
私からのアドバイスをきちんと
守ってくれた…😌

あんなに面倒くさそうだった彼らも
照れくさそうに挨拶をし…
アドバイスをうなずきながら聞いてくれた

過去  各コーチが手を焼いていた彼ら……

蓋を開けてみると…
恐ろしい程素直な面々だった?🤣

言ってみれば押さえつける感の指導は…
完全拒否なタイプ?🤪
の〜面々だったという事かもしれない😝

ある試合を終えた夕方の事
車を出そうと乗り込んだ時
後ろの席に突然お兄が乗り込んできた😳

「帰りたくない…」
😳へっ…?

「家に…Amuの家に行きたい…」
😅いやぁ〜お父さんと来てるのでしょ?
お父さんと帰らなきゃ…

「お父さんがいいって言ったら いい?」
ん〜一旦帰って
お父さんがいいって言ったらおいで…😅

なんと……🙄
その夕方…お父さんがお兄を連れてきた
我が家の末の息子の部屋で遊び泊まった…

我が家は、そのような事はよくある話で
娘の友人達もよく泊まっていた為
気にも停めていなかった

その1泊が  まさか😱
とんでもない方向に向かうなんて

その時の私は 予測もしていなかった……

その夜…
私の知らない間に
私の携帯を操作したらしい
いつの間にかお兄のLINEが追加してあった😅
(´▽`) '` '` '`HAHAHA


お兄からLINEがくるようになった😳

「腹減った」と……

お父さんはいないの?
ご飯は炊いてあるでしょ?
ふりかけとか?ないの?

「うん、わかった」

次の日LINEがくる

「寒い」

????????
どうして?ストーブは?無いの?

「ある」

どうしてあるのに寒いの?

……………………し〜ん🤔答えないから
解んない😅

彼は何が言いたいのか????????

そこには深い問題があったのだ😩

SOSに気づかないまま2年生の修学旅行になる

旅行から帰った彼の事で担任と話した
修学旅行に行った 寒い京都で上着もなく…
下着もつんつるてん!
小学生のサイズの下着だったと聞く

部活が終わり彼を乗せてお兄の家に行ってみた

お父さんと2人暮らしだが…
小学生の頃から彼は1人で
手作り感はあったが隙間だらけの
プレハブ気味の離れに住んでいたと言う
パイプベッドに薄い布団 毛布が1枚…
ストーブとは…
足元用の小さな電気ストーブの事だった😥

サッカーの靴下🧦が干してあった
見てびっくり😩4本指分穴が空いて(   ¯−¯ )
数ミリかろうじて繋がっている😅
靴下ではない😅
その日全ての靴下のほつれを縫い閉じて帰った

お風呂も露天風お父さんが作ったものだとか
灯油が切れ  途中から水になることがしばしば
それでも何も言わず
そのまま真冬も水のまま入ってると言う😅

何故お父さんに言わないのか?
という様ないくつかの問いに……

「別に……」
としか答えない😮‍💨

言葉にならなかった…

時折 気がむくと

「担任の先生がお弁当を買ってきてくれる」
などと 不器用に語る

こんなに寂しい場所に1人で生きてるのか…

離のお父さんは毎晩 友人とお酒を交し賑わう
隣の父の部屋が垢垢と楽しい声が響けば…
幼い頃の1人の暗い部屋で
どれ程孤独な時間を過ごしてきたのだろう…

胸が詰まった…

それでも手は出せない…と思いながら帰った

数日して今度は彼のお父さんが来た
お下がりで貰ったジャージズボンを
裾上げして欲しいと言ってきた😳

へ?……私?😳

お父さんが外に出た時
お兄がこう言った…

「俺のおとうさんの奥さんになってよ」

へ?😳……

「それは出来ないよ…
お父さんの奥さんにはなれない…
きっとね …
私は男の人を好きにはならないから
無理だよ…」

裾上げをしながらそう答えた…


そんな中……

チームは奇跡の連続だった……

今思えば…
表舞台のコーチと
裏舞台のわたしとの信頼と連携が
ピュアな彼らにヒットしたのだろう
コーチの的確な指示も素直に入っていく……

男性であるコーチの心の底を
女性側から語れば
メンバーも素直に聞けたのか……?

指導にも(陰陽のバランス)は不可欠なのか…🤔

彼らからひねくれた反応は消えていた

素直なイケメンばかりに戻っていた😌

私は…彼らとの出会いが人生の誇りになった

メンバーがフルに揃い
(と言っても😅スペアはいない状態💦)
故障することも無く……
パーフェクトに勝利するようになる

試合の中身は相変わらずあまり
分かっちゃいないが…
試合中に体のハプニングが起こると
チラッ チラッと👀私を見る🤣

(😳あ…痛いのかも…)

「先生…彼 痛いかもチェンジできますか?」
「すぐの方が良さそうですか?」
「多分…その方が良いかと思います」
「分かりました🎶1年を出しましょう!
         メンテに時間かかりそうですかね?」
「いや…
大したことは無いと思います5分もあれば…」

「りょーーーかい!チェンジ!」🤨

その繰り返しが 信頼を強固にしていった

私が自分の存在を初めて認められた時間🥺

初めて試合に 遅れて行った日の事……
相手チームに押され気味だった

(あら……大変だ)そう思った時🥺

試合中であるにもかかわらず
私がコートに近ずいた時
みんながそれぞれに私の姿をチラッ👀
確認したかと思うと😳

まるで蝶が🦋舞うように砂ぼこりをあげて
ヒラリ🎶ヒラリ🎶
ダンスをするかのように
ボールと戯れ❣️
走る姿!ジャンプする瞬間!
器用な足元に音符🎶が見える程

プレイをする彼等はいつしか……
ゲームを楽しむようになっていた🤩

物凄い勢いでたった一つのボールを追いかける映画のワンシーンを見ているようだった…

瞬間……

まるで1匹の龍がいるようにさえ見えた…

《千と千尋の神隠し》の
              ハク龍を見るようだった

出会った時
大切なゴールキーパーは…😅
それはそれは…
やる気の起きないゴールキーパーだった…

ボールに飛び込む気もなく……
体をボールに向けようともしない
瞬間さえあった……

そんな彼も何時しか先を読み
フィールド半ば近くまで上がる
     ボールをトップに渡すために……

不在のゴールに キーパーが戻るまで
2人がかりで バックがガードする
その1人が(お兄の役目になっていた)
見ていて胸が熱くなる瞬間が多くなった

静かな彼も大きな声で指示をするようになる

ある時は…
相手のやり方に腹を立て胸ぐらを掴み
yellowカードを貰うほど😅
真剣勝負になっていった

そんな彼をなじることも無く
ただ…
「ドンマイ🎶」と……👍
肩を叩く姿まで見られるようになる

あれ程罵倒してた彼らの口から
信頼の域のメンバーの名前が叫ばれる……

「上がれ‼️」
「うて‼️」
「ジン‼️」
「ナイス👍」
「ドンマイ‼️」
涙が浮かぶ……
やがて……
お兄への罵倒する言葉も消えていった…

いつも1人で アップするお兄…
見てて悲しかったが
自然に声をかけ合うようになる

半年でCリーグからAリーグへ
脅威のスピードで格上げになる
他チームからも認められていく

自信に充ちた彼らと同じ時間を共に過ごせる贅沢を心から感じていた…

何時しか私にとって 宝物になっていった

しかし…少しずつ不穏な空気が漂い始める…

なぜ‼️
私は毎回ルーティンの様にこうなるのだ?😅



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