【あむラボ・プロジェクト航海記#3】ゆうなちゃんの「動きのある絵」プロジェクト
「動きのある絵」を描きたい!
手先が器用なゆうなちゃんはお絵かきが大好き!
仲の良い友達と二人で行っているというのは交換日記ならぬ、交換自由帳。
ただイラストを描くのではなく、漫画のようにストーリーを付けて物語に合った次のイラストを書き足していくんだとか。
そんなゆうなちゃんが嫌い!と答えたのは「動きのある絵」。
直立している人の絵は得意だけど、関節が曲がった座っている人であったり、何かしらのポーズをとってたり、動きのある人の絵がうまく書けないんだそう。
交換自由帳でも、躍動感が必要とされるようなバトルシーンは特に苦手で、今まではおともだちに頼っていたと話してくれました。
もっと絵がうまくなりたい!
描ける絵の幅を広げたい!
「今にも動き出しそうな動きのある絵を描けるようになりたい!」
この思いから、ゆうなちゃんのプロジェクトがスタートしました。
伴走者(メンター)は くぼちゃん
ゆうなちゃんと共に走るのは、くぼちゃんこと久保田鈴菜。
ゆうなちゃんとは夏休み自由研究プログラムでもチームを組んだ時からの、お付き合いです。
夏休みには
「ボーカロイドの声ってどうやって作られてるんだろう?」の疑問を探求すべく、街に繰り出しました。
今回のテーマはイラスト。
2人はどんなコンビネーションを見せてくれるのでしょうか✨
模写から始めよう
「絵がうまくなるためにはどうしたらいいのか」
まずは「動きのある」イラストを模写することで、躍動感の秘訣を探ることに。
その前にゆうなちゃんが行ったのは、絵を描くデバイスを調達すること。
くぼちゃんのアドバイスで、ただ借りるのではなく、あむラボのメンバーを説得して借りてみることになりました!
ターゲットは同じ時間に作業している、そうくんのメンター・マイケル。
マイケルのiPadを貸してもらうべく、2人は「マイケル説得大作戦」と称して、伝え方や貸してほしい理由を練っていきました。
ゆうなちゃんが模写するイラストはこちら!!好きな歌い手さんの動画のサムネイルに挑戦します。
〈【スマイリー×なろ屋】テレキャスタービーボーイ歌ってみた(サムネ:のっき)〉
最強の助っ人、登場
デジタルの絵は初挑戦だというゆうなちゃん。
しかしそこに現れたのは、プロジェクトの最後まで付き合うことになる最強の助っ人でした―
皆さんご存じの通り、あむラボの舞台となるのは駿河区小鹿に位置するコワーキングスペース「みんなのチャレンジ基地 ICLa」。
その名の通り様々なバックグランドを持った人々が集まる場所の一角で、あむラボのスクールは開講されています。
たまたまその場にいた人と人が出会うことで、新たなソウゾウを生み出すこともあるのです。
ゆうなちゃんとたくみんとの出会いを目の当たりにして、皆がICLaの意義を改めて実感しました。
たくみんはICLaを運営するNPO法人ESUNE様とプロジェクトを行い、あむラボのメディアデザインを担当する大学1年生。
アニメーターを志す彼は、常葉大学の造形学部でアートを学んでいます。
たまたまゆうなちゃんたちがプロジェクトを行っていたICLa内の和室を覗いたことで、ゆうなちゃんのアドバイザーとなったのです。
―――その日から、彼は「師匠」と呼ばれることになりました。
「動き」はどこから?
最強のアドバイザーをプロジェクトに巻き込めたゆうなちゃん。
師匠からは手取り足取り、「動きのある絵」の心得を学びます。
そして、服のしわも「動き」に関わると教わったゆうなちゃん。
よりモデルに近づけようと、同じ「パーカーを来た人」を探すことに。
またまたICLaの利用者さんにパーカーを着た人がいないかと探します。
すると…
いたんです。
なんと、この日あむラボへ見学に来てくださったお子さんが、パーカーを着て来てくれていました!
マイケル説得大作戦と同じく、くぼちゃんのアシストのもと、写真を撮らしてほしい趣旨を自分の言葉でつたえたゆうなちゃん。
早速、写真撮影会が始まりました。
発表会に向けて
たくさんの人との出会いと応援の上で進んでいったゆうなちゃんのプロジェクト。
人との関わりの中で、着実にゆうなちゃんの絵のレベルも上がっているらしく、
メンターのくぼちゃんは「今まで元のイラストをちゃんと見ずにオリジナルの書き方を交えちゃってたけど、最近はお手本をよく見るようになった!」
と話してくれました。
ゆうなちゃんの絵は、どれほど「動き」を見せてくれるのか、
発表会をお楽しみに!!✨
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