【プロジェクト航海記#1】そうくんの「人生ならぬカメ生ゲーム」プロジェクト
環境問題に楽しく興味を持ってほしい!
自分の身の回りのことになんでも関心をもつ、好奇心旺盛なそうくん。
夏休みの自由研究プログラムでは、「おにぎり1個は何粒のお米でできてるの?」という疑問から、
コンビニおにぎりの米粒を地道に数えて比較したり、なんでおにぎりによって米粒の多さが違うのか考えたり、実際にお米屋さんにインタビューを行ったり。
素朴な疑問から、テレビ番組1本を作り上げられそうなプロジェクトに発展させてくれました。
今回そうくんが興味を持ったのは、
近年、世界中の資源への価値観を揺るがした「海洋ごみ問題」
もともと海の生物でも、ウミガメが好きだったそうくん。
海洋ごみ問題が周知されるきっかけになった、鼻にプラスチックストローがささってしまったウミガメのお話も、ニュースで見てすぐに関心を持ったそう。
プラスチックストローの廃止、レジ袋有料化など
SDGsの普及も相まって、「海洋ごみ」という地球規模の問題に対する取り組みは様々なアプローチでなされています。
そうくんが目を付けたのは、そもそもの問題への関心度でした。
「どうしたら、みんなが海のごみを減らしたいと思ってくれるんだろう?」
「せっかくなら、『海洋ごみ問題』を楽しく勉強してもらいたい!」
この願いから、そうくんの2回目のプロジェクトがスタートしました。
伴走者(メンター)は マイケル
そうくんのプロジェクトの相方となったのは、前回のプロジェクトを共に走り切ったマイケルこと原田海里。
集中するそうくんを静かに見守り、合間の雑談では盛り上がり、いつも二人一緒の仲良しコンビです。
「人生ならぬカメ生ゲーム」
大好きなウミガメたちが直面している状況を、楽しく知ってほしい。
そこから導き出されたのは、ウミガメを主人公としたゲームを自作することでした。
その名も…
「人生ならぬカメ生ゲーム」!!
早々にゲームの名前を決めたそうくん。ネーミングセンスが光ります。
その名の通り、内容はウミガメの一生をゲームを通して疑似体験すること。
――プレイヤーはウミガメのアバターを操作して、流れてくる海洋ごみを避けながらエサだけを食べていく。
――避けられず海洋ごみを摂取してしまうと、設定されたHPが減っていく。
――HPが0になったら、ゲームオーバー。
シンプルなルールですが、現実のウミガメが置かれている「カメ生」が投影されています。
いざ、作成へ
今回使用するのは、子ども向けのプログラミングソフト「Scratch(スクラッチ)」。学校の授業でも扱われているそうです。
まずは、エサと海洋ごみの設定から。
「ウミガメは何を食べているんだろう」とのことで調べたそうくん、ウミガメの大好物がクラゲであることを知ります。
すると、「好物のクラゲと間違えて、海に浮かぶポリ袋を食べて死んでしまうウミガメもいます」という文も同時に発見。
両方とも半透明で見た目も似ている「クラゲ」と「ポリ袋」。
とっさに見分けがつきにくいというゲーム性も付加できつつ、なぜ海洋ごみが生き物の命を脅かすか、自然と知ってもらえる設定になりました。
キャラクターができた後は、地道にプログラミングの開始です。
途中、「『クラゲ』と『ポリ袋』が同時に流れない」、「HPが一気に減ってしまう」などの壁にあたったそうくん。
「どうすればいいかな?」とのマイケルの問いかけに、
指示の秒数を変えたり、タイミングを変えたりと、試行錯誤しながらゲームづくりを進めていました。
完成、そして発表へ!✨
やっと納得のいくゲームができあがったとのことで伺うと、完成したゲームを見せてくれました!
より多くの人に広くプレーしてもらうため、
難易度の設定にもこだわったというそうくん。
確かに細かいギミックが張り巡らされています…!!
今後このゲームをどのような形で発信していくかは、発表会で紹介するようでした。
「人生ならぬカメ生ゲーム」を製作したそうくんとマイケルペア。
今回はどんな発表を見せてくれるのでしょうか✨お楽しみに!
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