夕陽
11.19 @かかわってるいばしょ(写真は迷ったけど見えたそのままを)
数か月ぶりに、二人の小学校5年生がやってきた
しばらくぶりだったけど、何事もなかったかのようにやってきて
何事もなかったかのように楽しそうに過ごしている
私も何事もなかったかのように一緒にいられたらいいのに
なんだか二人に会えたのが、二人が笑っているのがとてもとてもうれしくて、無理でした
“いばしょ”はもちろん、来てもいいし来なくてもいい場所
ここに来なくても、他に楽しい場所があったら
心落ち着く場所があったなら
それはそれでむしろその子にとっていいことだと思う
けど久しぶりに会えてうれしい私は
どうしてたん?とかいらんことを聞いてしまう
“○○が思いっきりけがして” “学校が忙しくて”と
笑いながら答える二人
ごめんなさい、愚問でした
どうでもいいね、いま二人が笑ってたら。
ここにまた来なよ、とは声かけないけど
でも、久しぶりにあえて嬉しかったよっていうのは、伝えさせてね
その日の夕方
夕焼け色に染まる雲が、本当に本当に美しくて
思わず、声が出る
遊んでいた子どもたちも、ふと手をとめて
ベランダに出て一緒にみつめる
夕焼けは空だから雲じゃないよ、とからかわれながら
子どもたちは、世界の美しさを知っている
こういう時間が、たまらなくいとおしい
彼女ら、彼らの目に映る世界を
この日の夕陽のような優しく、あたたかい色にしていきたい
そう小さく誓う、幸せないちにち