あむ

*淡いもの、儚いもの、微かなものをそっとてのひらに *ただよい、うつろう自分に敏感でいたい。 *活動用"あわいろ"note⇒https://note.com/awairo_story *カバーはボルタンスキー展より

あむ

*淡いもの、儚いもの、微かなものをそっとてのひらに *ただよい、うつろう自分に敏感でいたい。 *活動用"あわいろ"note⇒https://note.com/awairo_story *カバーはボルタンスキー展より

マガジン

  • いばしょノート

    私にとって、あなたにとって、誰かにとって、だいじょうぶって、生きることをさせてくれる、いばしょってなんだろう。 みっつの"いばしょ"に関わる中での想いを綴っていきたいと思います

最近の記事

自分も人も社会もいたわるお金の循環

あ、しんどいかもしれない 自分がしている活動やお仕事に なかなかお金が循環していないことに関して、そう感じることが増えた。 前提、私は中学校でボランティア活動を始めて以来ずっと非営利セクターで生きてきて。お金は最小限でよくて、ただ自分が大切だと思うことを大切にしたいと思って生きてきて。 それが最近(ようやくですが)、大切なことを大切にするためのお金の循環を大切にしたいと思うようになった。 いまも変わらず、お金とか仕事とかが先に来るよりも、想いありきでつながって、何かを一

    • わたしがカフェをやりたい理由

      noteすっかりご無沙汰してしまっております。 この春から、また書いたりみたりしたい 4/15,22に2回だけ四ツ谷の場所をお借りしてカフェをさせていただくことになって、とてもとてもワクワクして ほんとはしばらく続けさせてもらうはずが、 まさかの建物の取り壊しが急きょ決まって、この場所では4月だけに。 でも、構想を考えててほんとにワクワクしている自分がいて、 やりたいことはカフェで全部できる気がしていたから 5月以降も、どこかでやってみたい いい場所思い当たる方、一緒にい

      • わたしと震災 (fb投稿まとめ)

        わたしと震災、facebook投稿まとめ (記録/共有用メモのため、めっちゃ長文です) 11年前から、時系列で昔の文章から記録しておこうと思ったけれど、 その時々での変化があって 当時感じていたことを忘れたくないという想いももちろん強いのだけれど、 変化したいまの感じ方がやっぱりいまの自分には大切にしたい言葉なので (過去の自分の言葉遣いが幼くて隠したいのもありますが、) 最近の投稿からさかのぼる形で2012年の投稿まで。 2021.4.11 10年と一ヶ月目の今日 な

        • 震災"伝承"ということ

          (共有用のメモ書きなので、読みやすさ無視の長文で失礼します。) (写真は大好きな野蒜海岸) 10年目を迎えた昨年頃から、震災の”伝承”ということを再度すごく考えるようになった。 “伝承”にもたくさんあると思う 大切なひとを亡くした方にとっての”伝承” 大切な家や故郷が波にのまれた方にとっての”伝承” 大切な人たちの痛みにふれた方にとっての”伝承” ひとりひとり、それぞれにとってのあの日、あのできごとがあって 忘れたくないこと、忘れたいこと、残したいこと、しまっておきたい

        マガジン

        • いばしょノート
          4本

        記事

          "無聲" を観た

          先日”無聲 The Silent Forest”という映画を観ました。 観てから数日がたつけどずっと心に残って、ひっかかってて 簡単に言葉にすることで消化したくないけど、 その感覚を書き残しておきたい 予告編をみて、 衝動で、これはみなきゃいけないと思った 台湾のろう学校で実際に起きた性暴力を題材にした映画 簡単に被害者が救われて終わりでも、誰かを責めて終わりでもない 決して事件や被害者を消費するような映画じゃなくて、 まっすぐ、大切なことと向き合わされる映画 (けど、ほ

          "無聲" を観た

          ちゃんと、ちょっとだけ、しんどい

          珍しく、こんな時間に衝動で綴る 今年は下書きに入れっぱなしにしないでその日の温度で綴ろうと思ったから、そのまま出してみる さっき冷えた身体をお風呂であたためていたとき ふと、なぜか、助けてって思った 心の震えに、涙がにじむ 何が苦しいのかわからないけど 明確な理由なんてないけど 傷つく理由なんてないけど ただ、しんどいって思ってしまって ううん、何がしんどいかわからないけど 誰かのしんどさと比べたらなんともないようなしんどさだけど、ちょっとだけかもしれないけど、しんどさ

          ちゃんと、ちょっとだけ、しんどい

          大切なことを、大切にしようともがき続ける

          1ねん 今年もはや2週間 のそのそと遅ればせながら、日常に埋もれかけたタイミングで、年始に思った1ねんのことを(写真は元旦じゃなくて3日の朝日@東北) 大切なことを、大切にしようともがき続ける1ねんにしたい はじめは”大切にできる1ねんに”と書きかけてやめた。 大切なことを大切にするなんて、簡単なことじゃなくて “大切にできた”なんて、簡単に思いたくなくて “大切にできたか”なんて、達成度を測りたくない 大切にしたくて、でも簡単には大切にできなくて、苦しくて、しんどくて

          大切なことを、大切にしようともがき続ける

          大切なことを、大切に生きたい

          これもずっと下書きに放置してた。 もっと言葉を紡ぎたかったんだけど、あえてこのまま、放してみる 9月末に1週間お休みをいただき コロナの状況と、すごく迷いもあったけど どうしても今の自分にとって大切なことがあったから 地元の東北を旅してきました 大切なばしょ、ひとたち いとおしさがあふれる 大切なことは、ちゃんとここにある *** コロナの中、もちろん普段から警戒は最大限にしているつもり それでも、やっぱり、どうしても大切なことを大切にしたい こんな状況の中でも、お互い

          大切なことを、大切に生きたい

          やさしい世界

          書きたいことがたくさんあって、大切に書きたくて、たまっていたものを。 1か月ほど前のこと 久しぶりに、怒りの感情が爆発した この社会が、世界が、たまらなく嫌で 苦しくて、悲しくて、悔しくて、怒りで、涙が出てきた なんで本当に大切な友人たちが、無駄に傷つけられなきゃいけないのか なんで生きる意味とか価値とか生産性とかじゃなく、生きてていいってみんな思えない社会なのか なんで何も悪くない人たちが、無意味に苦しまなきゃいけないのか ある同世代の友人が先日の企画の中で ”このい

          やさしい世界

          夕陽

          11.19 @かかわってるいばしょ(写真は迷ったけど見えたそのままを) 数か月ぶりに、二人の小学校5年生がやってきた しばらくぶりだったけど、何事もなかったかのようにやってきて 何事もなかったかのように楽しそうに過ごしている 私も何事もなかったかのように一緒にいられたらいいのに なんだか二人に会えたのが、二人が笑っているのがとてもとてもうれしくて、無理でした “いばしょ”はもちろん、来てもいいし来なくてもいい場所 ここに来なくても、他に楽しい場所があったら 心落ち着く場所

          夕暮れ

          空の美しさが、心にしみるこの頃 いつもの河原で、夕陽をながめる 色が、ゆっくりとうつろっていくのを 赤が、ゆっくりと闇に溶けていくのを まっくらになるまでながめる 空がなんだかとても美しくて 最近の日々のいとおしさを思い 夕陽を見ながら、なぜか涙が流れる いつのまにか自分が、そんなに繊細になった いや、元々のそんな自分の感じ方に素直になれただけかもしれない いまは、時々めんどくさいし苦しいけど、それでいいと思える、それがいいと思える 私が感じていることを受けとってくれ

          夕暮れ

          "よりそう"ということば

          ひとに”よりそう”ということを想う “よりそう”ということばの脆さ、儚さ “よりそう”ということばの難しさ “よりそう”ということばの希望 きれいなことばで、 でも、簡単なことじゃない “よりそう”ということばの安売りで、傷ついている誰かがいる でも、やっぱりそのことばに、希望を見出したい ”よりそう”ってどういうことか 答えのないことばを ずっと問い続けていきたい *** 同情するでもない、迎合するでもない よりそうって、いろんな深さがある気がする 否定しない

          "よりそう"ということば

          生きるって

          ”死ぬまでにもう一回、クラシックのコンサートに行きたい” これまで一緒に行っていた クラシックの世界に誘ってくれた友人が他界してしまったという 90近いおじいちゃんから、わたしが活動している、多世代の居場所に来たヘルプの依頼だ。 お一人で電車に乗って街に出るのは不安が多く、誰かに同行してほしいという。 (私たちの活動では、多世代の居場所をあけながら、高いところの掃除や買い物の代行など高齢の方の何気ない生活の困りごとをスタッフが一市民としてできる範囲でお手伝いをさせていただい

          生きるって

          追悼と、悔しさ

          大雨、感染症、心が動く出来事が続く どうか、皆さんが無理なくいられますよう そんな世の中に生の儚さを想う時、 いつも思い出す 大好きな芸術家、クリスチャン・ボルタンスキーさんが亡くなって今日で1か月になった。 2019.6.14、国立新美術館の個展『クリスチャン・ボルタンスキー - Lifetime』で、初めて彼の作品と出会った                    (国立新美術館『Lifetime』にて) 「不在」や「死」によって、現在の「生」を感じる (大地の芸術

          追悼と、悔しさ

          うつろう自分に、敏感でいよう

          2週間前、一つ歳を重ねた この1年、20代後半になって、こんなに自分が変化するとは思いもしなかった もちろん、変わらないところもたくさんあるのだけれど 今感じている自分のうつろいを、 歳を重ねた記念に(遅くなったけど) とびきりの私事を まとまらない長文で記しておこうと思う 自分のための文章 読んでくださる方がいたら、ありがとうございます。 生き急いでいたのかもしれない、と思う (過去を否定したいわけではない。間違いなんてない、私にとってそれも大切な時間) 何も為さない自

          うつろう自分に、敏感でいよう

          夏の夜

          ようやく涼しくなった夜 珍しく思い立ち、近くの川まで自転車を走らせる 暗がり 川の音 虫の声 夏のにおい スマホを置いて ただぼーっと 自分の感覚に耳を澄ます 生きてるなぁと、思う 東京でも、そんな感覚を思い出せることに 少しほっとした 川べりにいたら おまわりさんに暗いし水の事故多いし危ないですよあがってくださいって言われたけど こっそりまた降りに来よう *** 7月もすでに 心の振動で、涙があふれることが何度かあった たくさんのことを感じる自分の心が 忙し

          夏の夜