
矛盾を愛してやろう
小学生の頃、給食当番になると1つだけ憂鬱なことがあった。
白衣から漂う『柔軟剤の匂い』だ。
程よく香る柔軟剤であれば、どんな香りだろうとその人らしさを感じられて好きだった。
しかし自分が着るともなれば話しは変わってくる。
ふんわり香ってこそ心地良く印象付けられる香りも、『しっかり嗅げ!』とでも言いたげな柔軟剤の量を履き違えた白衣が時々自分の元に回ってくるのだ。
私は幸いにも健康に害を及ぼすことはなく、ただ不快感を感じただけだったが、あの時の嫌なイメージが娘から渡される白衣を見るたびに思い出す。
しかし今の白衣は無臭だ。
今の学校がそう注意書きでもしてたのだろうか?
私の見落としなのかもしれないが、柔軟剤の香りがしない…!
いや、1週間もすれば匂いなど消えるものなのかもしれない。
そんなアンチ柔軟剤みたいなことを言っているけれど、私にもごくたまに使うお気に入りの柔軟剤がある。
健康的に良くない物質が入っていることは知っているが、今はその香りで精神的な癒しをもらっているので勝手にプラマイゼロだと思っている。
私が柔軟剤を使う時は部屋着用の羽織りや膝掛けを洗濯する時に使用している程度だ。
(多分なくなればまた当分買うこともないのだろうけど…)
なので衣類や肌に触れるシーツなどは基本シャボン玉石鹸の洗濯洗剤で無臭。
快感も不快感もない状態が案外1番好きなのかもしれない。
そのくせ、私にはお気に入りの香水がある。
何故だか冷たい雨の日と寒い冬の日、冷える夜の時だけは香水を使いたくなる。
(これがなかなか減らない…笑)
オウパラディのウィンターベリー🫐🍓冬季限定の香水なのだけど、付けた瞬間はスパイシーでフレッシュなのに体温に混ざっていくとほんのりと甘みが自分にだけ香ってくれるような香水だ。
昨年ようやく一本目を使い切ったので別の香りにしようかなと思ったけど、やっぱりこの香りが自分らしさを感じられて落ち着く。
お手頃価格なのも、量り売りができるサステナビリティな部分も心惹かれるポイント。(近場に量り売りがないのが辛いポイントでもある🥺)
まあ何でもほどほどに楽しみたい私は、矛盾をも愛してあげないとやってられないわけですね👼
おしまい。