見出し画像

ドールハウスのキット

実はメルカリでドールハウスのキットを売っている。
まあ、何でそんな事になったかといえば、最近のドールハウスキットのほとんどが中国製で、たまにパーツが足りないなんてことがあるので、値段が安い時を狙って2キットずつ購入するからだ。

それでも、作って袋にパックする過程で部品がこぼれることが無い限り、パーツが足りなくなることは少ない。パーツが不足することより、破損していたりすることのほうが多い。破損は修理出来てしまえばそのまま使える。だって組み立てるのだって木工用ボンドを使うわけだから、ちょっと折れてるとかくらいでは、破損したうちには入らない。

だから、2箱買って、1箱分は作って、残った1箱はメルカリに流す・・・なんてことを繰り返している。

例えばこれなんて、作ってみたいっていう人がいたから3箱買ったわけだけれど、結局「時間が作れなくて、完成させる自信がない」なんていうから自分用1箱、メルカリで2箱なんてことになった。

サンタのおうち

BookNookというやつで、本棚にいれるやつね。
これにはセンサーでつくLEDもついてるし、背面にはゼンマイ仕掛けのオルゴールもついていて、クリスマスのときには本棚じゃなくてテーブルとか飾り棚に置くものだ。
なかなか可愛い作りのもので、小物は細かくて面倒だけど、出来上がったときの達成感はなかなかのものだよ。

Amazonの値段とかをみると、中国のサイトで売っている値段の倍くらいの値段がついていることが多い。それでいって販売者は中国人ね。
日本人からはぼったくれると思っているんだろうな。

ドールハウスというのは、本来は12分の1スケールというのが一般的なサイズだけれど、最近出回っているキットの多くは24分の1スケールだ。
そういっても、ぱっと頭に思い浮かばないとは思うけれど、たとえばリカちゃん人形あたりは、人間の身長に直したら何センチなのかわからないのでなんとも言えないんだけれど、おそらく20cmくらいのサイズだと思うので、1/8から1/6サイズだと思う。
リカちゃん人形でも、ドールハウスにいれたら巨人になってしまうw

じゃあ、ドールハウスのサイズってどれくらいなのかといえば、昔、(今もあるのかな?)シルバニアファミリーって動物の家族の人形があったでしょう?あれがドールハウスにいれて違和感のないサイズだ。

最近出回っている1/24は標準的なドールハウスの更に半分だから、レゴの人形より少し大きいくらいの人形がピッタリかな・・・。(入れたこと無いからわからないw)

リカちゃん人形がドールハウスに対してサイズが大きいとはいっても、リカちゃんハウスの道具をドールハウスに使ってる人は多いみたいだね。けれどそれさえ、1/24スケールのドールハウスにいれると大きすぎるんだ。

わたしが小さい頃に気に入ってたオモチャ・・・というか置物・・・は、ガラスの小さな家のなかに、竹(多分)で出来た小さなお人形が入っているもので、そのお家の三面と天面は鏡になっていた。
それを不思議な気持ちで時間を忘れてみていた記憶がある。もちろんね、分解癖のあったわたしは、それを破壊して中を出してみたい願望もあったのだけれど、その合わせ鏡の構造から見えるずーっと続く無限の世界を壊したくない気持ちもあって、壊すことが出来ずにずっとみていたのだ。

だからなのか、ミニチュアとかレプリカが大好きなのだ。
けれど、わたしは自分のことを『超絶不器用』って子どもの頃から信じていたから子どもの頃には「作ること」に手を出さなかった。だって図工のときにだって、友だちと同じ時間内で作品は作れなかったし、絵を描くことも苦手だったからね。
実際、字もものすごく汚かったから、自分の手を脳でうまくコントロール出来なかったのかも知れない。

そして、ものすごく正直に言うと、眼の前で立体に見えているものを平面に描くことなんて難しくて出来なかった。そこを平面に立体的な陰影をつけて描くっていう変換も出来なかったし、不器用だから立体物も上手く作れなかった。ただ、ブロックで遊ぶことは比較的に好きだったので、家ではよくブロックで遊んでいた。

今思えば、発達障害のせいもあったかもしれない。ADHDやある種の学習障害の子どもは、体育が苦手だという。まあ、脳が一連の動作というか協調運動のコントロールが上手く行っていないということだ。

けど、自分の手と脳にそれを覚え込ませればいいわけだよね。
覚えたものは案外しつこく覚えているのも、わたしの特性だからw

何だろう・・・なんか工夫して組み立てるのが好きだったのだ。子供の頃には食品サンプルの職人になりたいなと思ったこともあったのだけれど、その道をどうやって切り開いたらいいのかわからなかったし、大人しく勉強が出来るようになることのほうが、わたしには簡単だった。

まあでも、息子が小さいときに買った蜜蝋粘土でを使ってミニチュア寿司とかを作ってたし、だからなんか息子は「おかあさんがつくって!」っていって自分では作ろうとしなかったのは、今ではちょっと反省ポイントだ。

そんなわたしは、今ではいろいろな道具を駆使して、ドールハウス風のものを作るのが大好きだ。実物大では実現し得ないマイハウスを作るのが楽しい。紙でもいいし、木材でもいいし、ブロックだっていい。食玩のおまけとかガチャで取ったマスコットでもいい。


魔女のお部屋

去年はこんなものを作っていたし。これ、どっかのサイトでDLしてきたやつを組み立てたやつに、ガチャの水晶玉を置いたりしてる。
使えるものなんか何でも使えだw

クリスマス3Dパズル

これは10年くらい前に作ったクリスマスハウス。その時につとめていたお店に、クリスマス用の飾りとして置いてきた。

折り紙リース

と、まあ、クリスマスはいろいろ作るものが多くて楽しい。

けど、なんだろうな・・・たまーにドールハウスやジグゾーのキットの完成品をフリマサイトで出品する人もいるんだよね。

まあ、欲しい人は欲しいんだろうか・・・?
わたしは興味ないな。だって作る過程が楽しいんだもの。
ジグゾーなんかは専用の糊を使って固めれば、溝がある程度埋まってしまうので飾っておいてもキレイだけれど、他人が完成したものを飾っておくほどそこに愛着が持てないよ。単に飾るだけならそのもとのポスターみたいなもののほうがずっときれいだ。

ドールハウスだって自分でオリジナルを作るひとの作品になら興味は持てるけれど、キットを作って組み立てただけのものを、人形遊びに使うならまだしも、BookNookなんて小さいし、見るだけしか出来ないものだ。

目的があって飾りにするのはいいけれど、他人の自己満足の産物にお金を出したいとは思えない。プラモデルだって完成品をほしいとは思えないんだよなー。
作ったものを自分で処分するのはいいけれど、キットを買えば同じものを作れるわけだ。それを他人に売ろうというその発想がよくわからない。
(あーでも、飾るとこなかったら格安で売るかもw)

最近は、レゴブロック・・・の互換品のブロックが面白い。
某チェーンのコーヒーハウスのお店みたいなのとか、有名美術館のレプリカみたいなのがあるんだよね。

某美術館

ブロックは、作ったあとも分解して使えばまた他のものが作れるし、既存の有名な建築物を魔改造して遊ぶのも楽しい。
こういう、キットの建物のブロックも、中国製品だからか口コミを見ると「ブロックが足りなかった」とかよく書かれているから、これも2キットで購入して、残った方を出品していることが多い。

こんなわけで、趣味を楽しむこととメルカリで販売することが、切れない関係になってしまったw
ということで、わたしがメルカリに頻繁に商品を出しているときは、それだけ趣味を楽しんでいるということでもある。

うん・・・これはやめられないなw

まあ、自分で1から作っているひとからすれば、キットなんて使わずに自分で最初から作ればいいじゃない?って思うのかもしれない。でも、それを出来る技術や暇や経済力がないのだw

キットって便利なんだよ。ちゃんと必要なだけのものが揃ってるわけだし、これが薄いベニアやアクリル板を手に入れてそこから部品を切り出して作るとかいったら、まず道具が足りないし、切り出したあとのゴミも出る。
余った部分が無駄になってしまう可能性が高いからちょっと無駄が多いんだよね。

これが小学生の頃のわたしなら、わたしは整美委員会というわけのわからない委員会の委員長だったから、毎日のように電動糸鋸とかノミとかカンナとか彫刻刀とかサンダーとかを使っていたので、もっと簡単に出来たかも知れないけどねw

現実問題として、キットとかを使わないでゼロからドールハウスを作っていくなんてのは、よっぽど時間とお金を持て余した人にしか出来ないことなのだ。故に、貧乏人のわたしには無理ー

ってことで、自分の欲望を満たすため、今日もいろいろなキットを探してしまうわたしだった。


ああ・・・何が書きたかったのか。

いいなと思ったら応援しよう!