世界の音楽 - マレーシアの音楽について
先週までロンドンにおり、今週からはインドネシアに向かう予定でしたが、様々な影響で、一旦インドネシア行きは延期です。
さて、私たちAmPmの新曲が3月4日にリリースされます。
“Is This A Game”というタイトルの楽曲で、ボーカルはマレーシアのTalitha.。
トラックメーカーには、シンガポールのEvanturetimeと、AmPm曲ではお馴染みChocoholicを迎えた楽曲です。
特に今回は、初めてマレーシアのアーティストとの作品になりますので、マレーシアの音楽についての紹介です。
マレーシアについて、マレーシアの音楽について、少しでも好きになってもらえればと思います、今回は #私のイチオシ アーティスト3組の紹介と共にマレーシアについても、軽く触れていきます。
| はじめに
マレーシアは、東南アジアに位置し、マレー半島南部およびボルネオ島北部からなる連邦立憲君主国家で、今もなおイギリス連邦に加盟する国一つ。また、アジア有数の多民族国家で、マレー系、華人系、インド系が多く占めますが、いくつもの少数民族や、民族間での混血もあり、多様な文化が混じり合う国です。
母国語は、マレーシア語になりますが、英語も準公用語として使われているだけでなく、中国語やタミル語も話す人も多く、マルチリンガルが多い環境です。
宗教に関しても、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教など、様々な宗教を信仰する方が多く、多宗教国家でもあります。
そんなマレーシアは、音楽性はもちろん、見た目にも多様なアーティストが多く、私たちが普段接することの多い、邦楽のみならず、欧米のアーティストとも違った一面を見せてくれることもあります。
| マレーシア人が使う音楽サービス
私たち日本人と基本的には変わらず、Apple Music、Spotify、YouTubeいったサービスが良く使われています。
また、東南アジアでは最大規模を誇るJOOX Musicや台湾が拠点のKKBOXも良く使われているサービスの一つです。
| マレーシアPOPの女王 “Yuna”
マレーシアの音楽を語る上で、まず彼女を外すわけにはいきません。
彼女の音楽活動は、2006年にロースクールに通いながら活動を始めて、2008年にリリースしたEPで、マレーシアの5つの音楽賞を受賞するだけでなく、MySpaceでも100万再生を超える数字を世界中から獲得しています。
2012年には、Pharrell Williamsがプロデュースした「Live Your Life」をリリース。2016年には、Usherと共演した作品「Crush」が米Billboard R&Bチャートイン、その後アメリカレコード協会(RIAA)からゴールドディスクを受賞されるなど、マレーシア国内だけでなく、世界中で活躍されているアーティストの一人です。
最新アルバム「Rouge」では、Tyler The Creator、G-EASY、KYLE、Masego、JAY PARK、日本からはMIYAVIが客演となり、豪華な作品をリリースしています。彼女の説明は、これだけで十分でしょう。
| 注目のシンガーソングライター“NYK”
1993年の生まれの若手シンガーソングライターのNYKは、イギリスで経済学を学ぶため3年間過ごしたあと、オーストラリアで博士号を取得する過程で、YouTubeにいくつかのカヴァー曲をアップロードしていました。
結果的に、これが彼のミュージシャンとしてのキャリアがスタートします。
YouTubeがきっかけで、Sony Music Malaysiaとの契約が決まり正式にアーティストとして、2017年に“FWB”でメジャーデビューを果たします。
R&Bを軸に、POPS感をうまく織り交ぜながら、心地よいグルーヴ感の多い楽曲が特徴です。
| 静と動の二面性を持ち合わせるアーティスト “Talitha.”
今回私たちAmPmの新曲で、ボーカルを担当するのが、Talitha.です。
シンガーソングライターとして、マレーシアでは数多くのフェスにも出演の彼女は、多くのファンだけでなく、アーティスト達からも信頼を得ているアーティストの一人です。
特に、可憐な歌声は、ナチュラルな世界観を感じさせるだけでなく、楽曲に優しい彩り加える才能を持ち合わせています。
一方で、彼女のキャリアはシンガーソングライターだけでなく、パルクールという自らの身体のみを使いながら、障害物を乗り越えていくスポーツの、マレーシア国内屈指の女性アスリートでもあります。アスリートとして、UNIQULOのCMにも起用されるなど、ミュージシャンとアスリートの2つの顔を持ったアーティストです。
3月4日リリースの “Is This A Game”は、ボーカルだけでなく、作詞も担当しており、どんな世界観を魅せてくれるのか、楽しみにしてください。
| マレーシアのアーティスト達を集めたプレイリスト
今回は3組のみ紹介していますが、その他にもたくさんの素敵なアーティストがマレーシアにはいます。
プレイリストにまとめているので、新しいアーティストや楽曲との出会いのきっかけとして、ぜひ聴いてみてください。
引き続き、こちらのnoteでは、普段のプレイリストの更新だけでなく、+αを加えたアーティストや楽曲の紹介もしていきたいと思います。