野蒜のこと、パンのこと
タイトルにある野蒜を押しのけて蕗の薹がででーんとしておりますが、この日はこの5倍くらいの野蒜を採りました。この日の参加者3名中、いちばん若い20歳女子は野蒜初体験。「これはどうやって食べるものなんですか?」と、質問された50歳周辺の残り2名は「味噌つけて食べるんだよ」20歳女子、「へぇ~…」
そもそも蕗の薹目当てでしたし、そんなに野蒜を採るつもりはなかったのですが、どうにか20歳に野蒜の味を伝えたくて程よい大きさの球根部分を掘り当てようと張り切り始めたら、イバラの棘で擦り傷を作りながら夢中になって野蒜採りをした。(都川土手には色々な植物が自生していてかぶれる物もあるので皆様、長手袋を着用してください)
で、その野蒜を食べてもらうのになんだなあ、「へぇ~…」の微妙な反応が頭に残っていたので若い人にも受けがよさそうなディップにしてみました。
クリームチーズにレモンをすこーし、野蒜は茎の部分も少し入れて色が出るように、塩と胡椒で味を整えてと、こんなに簡単なのに野蒜さんの品の良い辛みで複雑な味わいに。
りんご酵母で焼いた田舎パンにつけて食べたら20歳にも大好評の野蒜でした。という彼女も微妙にコツが必要な野蒜採りに夢中になっていたので、その苦労もスパイスになっておいしさが増していたのだと思うけれど。
都川の土手は、アレチウリの枯草が層になっているのでまずはそれをジャキジャキっと鋏で刈らないと地面にたどり着かない。来週には念願の仮払い機を千葉県から貸与してもらえるので少しずつ草刈りをして行こうと思う、とかなんとか梅雨に入る頃には今年のアレチウリが生えてきて雨で活動ができない間にまたアレチウリだらけになるんだろうな…と考えるとどよーんとしてくるのでやめて、楽しいことを考える。
アレチウリが元気になる頃には桑の実がとれるじゃないか!昨年は初めて桑の実から起こした酵母でパンを焼いたのだけど、ほんっとに元気に膨らんだ。元種のかけつぎを休んでも冷蔵庫の中で容器の蓋を押し上げるほど元気だった酵母。今年もあれが体の中に入ってくると思うと元気に草刈りができる気がします。