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#創作大賞2024・個人的ふりかえり&ダイジェスト
いやあ、創作大賞2024の応募期間が終わりましたね。私は本年で二回目の挑戦でしたが最終的に14作品応募しました。昨年は中間選考通過作品もありましたが今年はどうかなあ。
というわけで、個人的なふりかえりをしつつ自分の応募作品を簡単に紹介しようと思います。
求められてもいないのに何故そんなことをするのか?
そう思われた方にこそ、この先に書かれている答えを読んで欲しい!
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実は今回の締切後には、一読者として面白そうな作品を拾い読みしてみました。しかし、なんと今年の創作大賞は 52,750件の応募(※下記参照)があったとのことなので、端から読んでいくというわけにもいかず、なかなか読みたいものを無駄なく探すのはむずかしいなあと感じました。
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まずは創作大賞のトップページにある「人気」「急上昇」「新着」「定番」などのフィルタを切替えつつ色々見てみましたが、必ずしも面白い作品が全てここに現れているかというとそうでもない様子だったり、結局「スキ数」あたりをヒントに読んで見ないとわからないなあと思いました。
これが、本屋ならとりあえず平積みの棚で表紙や帯をざっと眺めてみたり、書店のオススメ POP を参考にしてみたり、「文芸春秋」や「オール読物」がおいてあるあたりまで匍匐前進してみたりという方法があるわけですがデジタル社会ではそうもいかずなかなか難しいですね。
何か、確実に自分好みの面白いものを読む前に選り分ける仕組みがあるといいなあと思った次第です(私が知らないだけの可能性が高いので良い方法をご存じの方は教えていただけると嬉しいです)。
そんなわけで「せっかく私の作品を読んでいただける可能性があるようなら、事前にその内容を簡単に紹介しておくのが親切かな」と思い、この記事を書くに至ったのであります。(急になぜか敬礼をする俺)
これが、先の質問に対する答えなのであります。
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そこででございます。私の書いたものは結構アホ丸出しのものからシリアスなものまでありますので、ある程度それぞれの作品の傾向が読む前にわかるように実験的にレーダーチャートを付けてみることにしたのであります。
レーダーチャート説明
レーダーチャート配点6項目
・アホアホ度
・節度のある笑い度
・青春度
・知的情報度
・社会文化・真面目度
・異国情緒・異文化度
☞ 以上の6項目を配点するとまず、標準的にバランスの取れた優等生的な作品(オール8点)は以下のようなチャートになります。
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☞ それに対して、例えば楽しい青春モノはチャートが右上寄りになります。
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☞ そして、例えば海外での生活に関するちょっと真面目な話などは次のようになり左下にチャートが寄ってくると言った具合です。
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さあ、どうでしょう。役に立ちそうでしょうか。邪魔くさいでしょうか。ここまで読んでいやになった人も多いのではないでしょうか。私も、変なことを始めてしまったとやや後悔していますが、そんな様子はおくびにも出さず先に続けようと思います。あ、今、本題始めますので、お客さんまだ帰らないで。
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さて、今回、創作大賞2024に応募したのは全14作品です。うち12作品は「エッセイ部門」への応募、そして2作品は「恋愛小説部門」と「お仕事小説部門」に応募しています。エッセイは全て単話読み切りですが、小説の方は全12話構成、と全5話構成とやや長めになっております。しかし全部読みやすい文体と評判ですので、電車の中、トイレの中、会議の合間、家事の合間、登山中など、場所を選ばず安心してお読みいただけます。
読者応援期間は7月31日まで続きます。なんと、あと3日ほどあります。この期間に読んで頂き、スキやコメントをくれたかたには、なんと、作者から、感謝の印として、抽選で、特製の感謝の言葉を差し上げます。
え、なめんな? そんな怒らないで下さい。
ではあと3日、読んでいただいたら嬉しいです。
#エッセイ部門
■ オーストラリアを舞台にした青春エッセイ。少し泣ける部分があるとか、ないとか。作者オススメ作品。
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■ スペインを舞台にしたお笑いエッセイ。しかし人と人との出会いに結構エモさあり(かもしれない)。
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■ これは青春エッセイ代表作、この男のエッセイに珍しく情緒が溢れている。バイクと馬好きなあなたは黄昏てしまうかもしれない。
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■ 作者の老いに対する恐怖を描いたアホアホ・エッセイ。酒は飲んでも飲まれるな。
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■ 次はアホアホ・エッセイの中でも珍しく日本のおもてなし文化に切り込んだ問題作。笑いの中に鋭いナイフが光る(ほんとうか)
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■ 麻酔なしで胃カメラを受けた男の哀愁アホアホ・エッセイ。しかし、これから胃カメラを受ける人には役に立つかもしれない。
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■ スマホ文化に鋭く切り込む体験型アトラクション的エッセイ。皆が最近気が付き始めたテクノロジーの弊害を男の哀愁とともに描く。
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■ 沖縄を旅した男が語る溢れる沖縄愛。ある歌に秘められた秘密も描かれる、この男にしては珍しく真面目なエッセイ。
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■ 日本、そして世界の加工食品文化に激しく切り込み、スケソウダラの人生を哀愁たっぷりに描く、食品エモッセイ(エモ+エッセイと言うことで今思いついた造語)。
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■ 日本風土気候エッセイ代表作、仏教の背景など奥深い情報を真面目に描きながら、ちょっとした笑いと明日への希望も忘れていない。
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■ 古くに異国から輸入されたクリスマスという文化。その日本特有の習慣を、意外に知られていない情報とともにお届け。
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■ 壮大な宇宙をテーマに、陰謀論から最近の天文学的大発見を紹介。男の結構知的な一面がかいまみられる。
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■ 魚好きな筆者がおくる問題作。日本の社会問題と外食産業に鋭いメスを入れる。包丁の話なのに。
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#お仕事小説部門
■ エッセイ部門に応募するには長すぎて規定に合わないので、お仕事小説部門に応募した、渾身の治験バイトを舞台とした人生での出会いと別れを描いた物語。全5話なので読みやすい。
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#恋愛小説部門
■ 全12話で比較的長いが、あっと言う間に読めてしまう。哀愁の海外生活に興味のある方には読んで欲しい青春エッセイ。一話一話で完結しているので、お時間のある時に少しずつ読むのも良いかもしれない。作者にとってはかなり思い入れのある話。
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おわりに
さて、以上14作品、いかがだったでしょうか。レーダーチャートがあまり参考にならないかもしれないという噂もありますが、きっと役に立つと信じたい。
作品の感想コメントなど頂けると作者は真面目に答えます(これはホント)。