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【2022年度版】にじさんじとホロライブの違いを徹底比較!【わかりやすく解説】

「にじさんじとホロライブが気になってるけど、何が違うの?」「どっちをみたらいいの?」など、VTuberに興味があるけれど違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

VTuberが誕生したのは2016年、それから数年たった今とではVTuberの技術や在り方も大きく変化しています。
この記事では、2022年の現在におけるにじさんじとホロライブの違いについて最新の情報を交えて解説していきます!


にじさんじ・ホロライブとは?

そもそもにじさんじ・ホロライブとは何なのでしょうか?

このふたつのグループはいわゆる「企業勢」と称されます。
企業勢とは、企業に所属するVTuberのことを指します。
これに対して企業に所属せず個人で配信を行うVTuberは「個人勢」といいます。

にじさんじ

出典: ANYCOLOR公式サイト

にじさんじとはANYCOLOR株式会社が開発するスマートフォンアプリを使用して活動するバーチャルライバーグループのことを指します 。

にじさんじには現在(2022年3月時点)215人のvtuberが所属しています。これは海外の公式ライバーを含めた数となっており日本の公式ライバーは110人、海外の公式ライバーは105人となっています。

このように、ライバーの数が圧倒的に多いことがにじさんじの特徴です。
そのため、各々の持つ個性が非常にバリエーション豊かとなっています。

あなた好みの個性を持つライバーがきっと見つかるはずです!

ホロライブ

ホロライブ

ホロライブとは、カバー株式会社が運営する女性vtuberグループのことを指します。

所属するvtuberは海外勢を含めて現在54人です。このうち23人がYouTubeのチャンネル登録者数100万人を突破しています。
また、スーパーチャットの世界ランキングでは、上位の半分以上がホロライブであることも珍しくありません。

このように少数精鋭なのがホロライブの特徴です。
人数が少ない分ひとりのライバーにじっくりとハマることができるのがホロライブの魅力といえるでしょう!

コンセプト

この章では、コンセプトの違いについて解説していきます。

にじさんじ

にじさんじのコンセプトを一言で表すなら「タレント事務所」です。
先ほど解説したように、にじさんじは非常に所属人数が多くなっています。そのためいい意味で一貫性がなく、さまざまな方向性のライバーが所属しています。

また、にじさんじは男女混合であることが特徴です。日本の公式ライバーだけでも女性が73人、男性が32人、その他のライバーが5人います。

この人数の多さと男女混合という強みを生かして、ライバー総勢64名によるなわとび大会を開催するなど、にじさんじ内での大規模コラボ配信を定期的に行っています。
最新だと、2022年1月に「新春!にじさんじ麻雀杯2022」という麻雀大会が開催されています。

VTuberが人気になり始めた当時は男性ライバーの人気が女性ライバーに比べて高いとはいえませんでした。しかし、にじさんじで男女関係なく大勢で楽しく遊ぶ姿によりVTuber業界に影響を及ぼし、現在においては男性ライバーの需要が非常に高まったといえます。

ホロライブ

ホロライブのコンセプトを一言で表すと「アイドル事務所」です。
にじさんじは男女混合でしたが、ホロライブでは女性ライバーしか所属していません。
男性ライバーはホロライブには所属しておらず、男性ライバーのみで構成された「ホロスターズ」というグループが別に存在します。

ホロライブは女性のみということを強みにしており、これを生かしてアイドル活動を行っています。
具体的には、音楽ライブの開催やオリジナル曲のリリースなどです。ホロライブのオリジナル楽曲は、100曲を超えています。

また、最新だと「つながるホロライブ」という3D音楽ライブを2022年3月19日から20日までの二日間にわたって開催していました。
国内ライバーと海外ライバーに関係なく、ホロライブがひとつのアイドルグループであると言っても良いでしょう。

ただし、ホロライブに所属しているライバーは全員アイドルですが、かわいいだけではありません。
時にはキレ芸をしたり、ゲームで負けて発狂するなど芸人のようなリアクションをしたりするところも見どころです!

視聴者層の違い

視聴者層の違いには、先ほど述べた男女混合か女性のみかの違いが関係しています。
この章では、視聴者層の違いについてYouTubeアナリティクスを参考にして解説していきます。

YouTubeアナリティクスとは、視聴ユーザーごとの動画再生回数や視聴者の男女比などを見ることができる機能です。

にじさんじ

人気男性ライバーが多く所属していることもあり、女性ファンの獲得に成功していることが特徴です。

VTuber界隈は女性ライバーが多いため、女性ファンの割合が少なくなっています。これは、男性アイドルのファンは女性が多く、女性アイドルのファンには男性が多いことと同じです。
にじさんじに所属する男性ライバーの中には、女性視聴者が8割を超えているケースもあります。

ただ、男性VTuberの中で唯一チャンネル登録者数が100万人を突破している「葛葉」のアナリティクスは、2021年10月27日時点で男女比が7:3となっており、男性の視聴者の方が多くなっています。
これには、FPS配信を行うと男性の視聴者が増加する傾向があることが影響しています。
葛葉はFPS配信をメインに活動をしているため、男性ライバーでありながら男性の視聴者が多いと考えられます。

※アナリティクスが7:3だからといって女性の視聴者が少ないというわけでもなく、単純計算で30万人は女性ファンがいることになります。

ホロライブ

ホロライブは女性ライバーのみなので、視聴者には男性が多いことが特徴です。
ホロライブ所属ライバー「大空スバル」の2022年度のアナリティクスでは男性視聴者が92.3%を占めています。もちろん女性の視聴者もいますが、男性が圧倒的に多いです。

また、海外ファンが多いというのもホロライブの特徴です。
実際にYoutubeのチャンネル登録者数100万人を突破しているライバーが数多くいます。

ホロライブはYouTubeでホロライブメンバーが登場する3Dショートアニメやミュージックビデオなどを定期的に配信することで、言葉の壁を超えた海外ファンにもわかりやすいコンテンツを届けています。
これが海外ファンの獲得に繋がっていると思われます。

海外ファンがプラスされている分、チャンネル登録者数や視聴率が高くなっていますが、日本国内の人気に関してはにじさんじとさほど差はないといえます。

配信ジャンル

この章では、配信ジャンルの違いについて解説していきます。
コンセプトの影響もあり、にじさんじとホロライブでは配信ジャンルにも違いがあります。

にじさんじ

にじさんじではライバーの数が非常に多いことも相まって、何を配信しているのかはライバーそれぞれです。

ゲーム配信がメインのライバーもいれば、そもそもライブ配信をせずにショート動画の投稿がほとんどのライバーもいます。
「にじさんじライバーといえばこの配信!」といった型のようなものは特になく、個人のやりたいことを自由に配信しています。

また、にじさんじでは「次世代のエンタメを加速させていくこと」を目的としていることもあり、バラエティー番組のような企画をよく行うといった特徴があります。
例えば、世の中の不思議をライバーと一緒に勉強していく「にじさんじのB級バラエティー」や、3Dでゲーム実況を行う「ヤシロ&ササキのレバガチャダイパン」など、バラエティー番組を意識した企画を行っています。

ホロライブ

ホロライブはアイドル路線で活動していることもあり、配信では「歌枠」が多く、ライバー1人につき大体月に2、3回は歌枠配信を行っています。
歌枠とは文字通り歌をうたう配信のことを指します。
ほかにもASMR配信などを頻繁に行なっています。

また、ホロライブは記念日の配信を大事にしており、所属ライバーの誕生日では生誕祭として3Dライブが開催されます。
誕生日以外にも、チャンネル登録者数100万人突破記念やデビューから3周年記念などでも3Dライブが開催されており、他のVTuberと比較しても3Dライブを多く開催していることが特徴です。

Live2Dでもとても可愛らしいですが、3D歌ライブではダンスを踊りながら歌を披露してくれるため満足度が高いです!

3D技術

この章では、にじさんじとホロライブの3D技術の違いについて解説していきます。3D技術には「トラッキング」と「モーションキャプチャー技術」の2つがポイントとなります。

トラッキングとは、身体などの動きを感知し追跡する技術のことで、モーションキャプチャーはトラッキングを使って人の動きなどをデジタル化して記録するシステムのことを指します。

にじさんじ

にじさんじの3D技術は小物のモーションキャプチャーに特化しています。

例えば、にじさんじなわとび大会では、なわとびの縄がトラッキングされて実際の縄の動きをみることができるようになっていました。
このほかにも、卓球勝負の配信では球の動きまでモーションキャプチャーしていたことで話題となりました。

また、3Dモデルのモーションキャプチャーにも力を入れており、特に分かりやすいのが「でびでび・でびる」の3Dモデルです。
「でびでび・でびる」はその見た目上、人の姿をしていないため3Dモデルを作るのは無理ではないかと言われていました。

しかし、そのような意見を跳ね除け、「でびでび・でびる」は2020年8月18日に3Dの肉体を手に入れました。その見た目の愛らしさはもちろん、にじさんじの技術力の高さは大きな反響を呼びました。

このように、新しい技術に挑戦し続けていることがにじさんじの3D技術の特徴といえます。

ホロライブ

ホロライブの3D技術は、ライブに特化しています。
ライブではダンスを踊ることが多いですが、激しいダンスでもトラッキングに破綻が生じることがありません。
ここでの破綻とは、足が変な方向に曲がったりするバグのことを指します。
ライブで長時間配信を続けても破綻が生じないのは、ホロライブの3D技術の高さを伺えます。

カバー株式会社はもともと3D技術を開発していたこともあり、3Dモデルの精度が高いことも特徴です。
ライブでカメラが接近してもモデルに粗が見えず、細部まで作りこまれていることが分かります。

例えば、歌っているときに口がちゃんと開いたり閉じたりしています。
また、髪の細かい束まで揺れていますし、口を開けたときに歯まで見えます。3Dモデルでも、実際の人間がそこにいるかのような違和感を全く感じさせないつくりになってることで、ライブにより没入することが可能となっています。

まとめ

この記事では、にじさんじとホロライブの違いについて
・コンセプト
・視聴者層
・配信ジャンル
・3D技術

の4つの項目に分けて解説してきました!
他にもまだまだ違いがあるとは思いますが、今回はこのあたりにしておきます。

どちらも良いところがたくさんあるので、これを機ににじさんじとホロライブの配信を一度チェックしてみていただけたら嬉しいです!!

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