歌『Jealous』 ~君に幸せあれ
I wished you the best of all this world could give
And I told you when you left me
There's nothing to forgive
But I always thought you'd come back, tell me all you found was
Heartbreak and misery
It's hard for me to say, I'm jealous of the way
You're happy without me
(Josh Daniel "Jealous")
The X Factor UK 2015に登場したJosh Danielのパフォーマンス。食い入るように繰り返し見て、涙をぼろぼろ流した。シンプルなピアノに沿った、聞かせるための歌。原曲はLabrinthが歌っていて、失恋ソングとして有名だった曲だそう。それを彼は喪った親友を思って、歌っていた。(現在、Josh Daniel版をiTunesでダウンロード可)
病床では励ましつづけ、友人がこの世を去るときには見送り、そして今は苦しみも悲しみもない天国にて笑顔で過ごす友人を思う。天国で幸せにしていることは嬉しいけれど、自分が傍にいないのに幸せそうであることが妬ましい、と。
その裏にある、自分はこんなに悲しんでいるのに…といった、やりきれない気持ちや葛藤がひしひしと伝わってくる。それがまた切ない。相手を責めるわけでなく、ただストレートに自分の気持ちを乗せる歌だからこそ嫌らしさがなく、その分悲しみがまっすぐ伝わってくるのかもしれない。
恋愛でも仕事でも、それが相手のためになるのだと、嫌な役回りをしたり自ら身を引くこともあって。でも、それはきっと頭では分かっていても心が納得できていなくて。そんなとき、寄り添って、いつか自分も笑顔にさせてくれる一曲だと思う。出会えて感謝。