ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に勉強するための本

ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に勉強するための本

中高生ぐらい、ある程度大きくなって自分で学習をコントロールできるようになってからの発達障害の方向けの本。
当事者で、現在は発達障害の方の学習や就職をサポートする方面のビジネスで起業されている著者ならではの、具体的なハックが盛り込まれていて気軽に読める。
google カレンダーのみならず色々な IT ツールも紹介されている。
テスト用紙の光の反射が気になって集中できない、など、言われたら当たり前だが、当事者でないと気が付かない感覚過敏の症状も書いてあり、発達障害の方がどんなところでつまづくことがあるのかという視点で、支援者としても参考になった。

何よりもまず、これらのハックを自分で使ってみようと思えるように、幼少期のつまずき体験を減らし、好奇心を潰さないことが重要と考えます。
こういった話がもっと広まって特性を持つ方も生きやすい社会になるといいな。