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《冷泉が死ぬか、ロビンが死ぬか、阿守 が死ぬかの夜:レポート②》
史上最悪のホテル
救いようのないレストラン
どうしようもないインテリア
1500時間キレるおっさん
などなど
私たちのすぐ近くに横たわる、
あまり遭遇したくない事例たち。
それら全てがあなたの目の前で!
グッドマネジメントされていく奇跡をご覧ください。
抱腹絶倒、でも、最後はなんだかちょっぴりホロリとくるトークセッション。
グッドマネジメント総合研究所presents
【グッド・鍋ジメント総合研究会】
本日はレポート第2回目です。
ここまでのグッドマネジメントポイント獲得数(★で表記)
◆冷泉さん:☆
◆ロビンさん:☆☆
◆仮面の男さん:☆☆☆
◆浦部さん:☆
人は笑い方でわかる。
知らない人と出会って、その笑顔が気持ち良ければ
そいつはよい人間だと考えてよい
ドストエフスキー (1821-1881)
イベントの様子
![](https://assets.st-note.com/img/1679115266620-YfUqXrKeID.png?width=1200)
事例②:終わってるレストラン
【事例②】片田舎のレストラン
【発生年度】2018 年
【文句要約】価格が高い。
オーナらしき爺さんのヨーロッパについてのうんちくがとにかく長い。
お客様が注文する料理をバカにして、取り合ってくれない。
ちなみにオーナーはシェフではない。
しまいに「オレはアンタの下僕じゃない」と怒り出す
自分ルールを押し付けてくるし、チェックを済まして帰るとき、背後から罵詈雑言を浴びせられた。人生最悪の経験だった。
司会者:なるほど、世の中にはいろんなことにこだわるお店とこだわらないお店が存在しています。
ただ、この口コミを書いた60 代の女性は、文句を書いておかなければ気が済まなかったという心理状態になっています。まず、何も資料を見ていない状態ですが、冷泉さんコメントをお願いします。
冷泉:・・・何をですか。
司会者:ロビンさん自身、飲食店を営まれていますが、この口コミについてどのような印象を持たれていますか。
ロビン:アメリカ村という土地柄、ハードコアのライブに行き、扉のところに屈強な男が2人いたことを思い出します。
「どうしてこんなところに来たのか・・・」という気持ちにはなりました。
司会者:なるほど、ご自身の経験と重なる部分があると。飲食店のプロデュースも手掛ける仮面の男さんは、どうでしょうか。
仮面の男:このレストランのオーナーは、おそらく反社会性パーソナリティ障害(ASPD)で はないかと考えます。それと同時に、境界性パーソナリティ障害(BPD)も抱えていらっしゃる様子でもあるので、最初のマネジメントに関しては、まず、医者にかかるが最善であるとしておきます。
司会者:デザイナーの浦部さんはいかがでしょうか。
浦部:すみません、このオーナーさんの年齢はお幾つぐらいでしょうか。
司会者:調べによりますと、60~70 代ではないかと考えられています。
浦部:わかりました。
司会者:それではこのホテルの資料を集めてきましたので、皆さん、ご覧ください。
※会場内に配置されたモニター数台から、当該レストランに関する極秘資料が映る。以下にその一部を示す。
![](https://assets.st-note.com/img/1679117305545-gyjcWLgaGI.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1679117416683-n9TrIoVUF3.png?width=1200)
司会者:それでは、コメンテーターの皆さん、グッドマネジメントをよろしくお願いいたします。
浦部:デジタルネガティブを発生させたお客様側は、このレストランのオーナーのことを、自分の両親だと考えればいいのです。
自分のお父さん、お母さんというのは、やはり口やかましくて厳しいです。その優しさゆえの口やかましさに私たちは、特に突っ込んだりし ないはずです。
☆浦部さん【グッドマネジメント獲得!】
仮面の男:お店側について、私はシンプルにシェフがこのオーナーを解雇にすれば良いと考えました。
そもそも、シェフの腕があれば新しい人材を登用することで健全化するでしょう。片田舎にこうしたレストランも少ないので、需要と供給のバランスも取れている感じがします。
☆仮面の男さん【グッドマネジメント獲得!】
ロビン:作法にこだわるオーナーなのでしょう。案外、このオーナーの言いなりになってみるのが最善ではないかと考えます。
つまり、オーナーが気持ちいいままにお客側が振る舞ってみると、そこにはそれなりの良さが発見できるではないでしょうか。
ただ、店側が「こだわり」を提示したとき、その「こだわり」自体に深みがなければ、何もこだわらないより、圧倒的にダサいことになります。そこに店側は最大の注意を払うべきです。
司会者:なるほど、中途半端でなければその「こだわり」に見るべきものがあるのでは?ということですね。
ロビン:そうです。何かをお客様に対して伝えたいつもりがあるのならば、思うがままにやってみればよいという意見です。
☆ロビンさん【グッドマネジメント獲得!】
司会者:それでは、グッドマネジメント総合研究所の冷泉さん。
冷泉:北浜にクントコロマンサという店があります。そこの店主はめちゃくちゃ変態で、 ホンマに殴り合いのケンカを3回くらいしそうになりました。
あと、ジッとりした視線で女性を見てきます。その店に皆さん一度、行かれたら良いと思います。行かれた後であれば、この程度のレストランは平気になります。
司会者:なるほど!免疫をもっとつけておきましょうということですか。
冷泉:そういうことです。
☆冷泉さん【グッドマネジメント獲得!】
司会者:来場者の皆さまからのコメントが続々と寄せられてきているので、コメンテーターの皆さんに紹介いた します。
・仮面の男さんの発言はマジでグッドマネジメント
・そのオーナーに可愛げがないから、不満になってるんじゃないかな
・仮面の男、カッコいい
仮面の男:一点だけ補足いいでしょうか。オーナーが発言する「オレはアンタの下僕じゃ ない」という考え方についてです。
それと正反対の意味を成す、「お客様は神様です」の起源は三波春夫氏(1923―2001:演歌歌手)だと言われており、彼が生前語った言葉が、誤解されてサービス業界に広がってし まいました。
三波さんが言いたかったのは、ステージを「天」、客席を「地」と見立てたとき、その間に介在するお客様は何になるのかと、考えるとそれは「神様」であるということのみです。
今で言われるような、「お客様を神様扱いしましょう」といった意味ではありません。
単に彼がアーティスティックな表現として言及したことに、サービス業界がそれを歪曲して解釈し、それが広まったという経緯があります。
結論、お客様は神様でもないし、店主は下僕でもないわけです。その点につ いては、「お客様は神様です」が歪曲したままの意味で日本のサービス業界に浸透してしまい、そうした風潮の被害者でもあるわけです。
ただ、ホントに一度、医者にかかって心の安らぎを得た方がいいという私の意見は変わり ません。
☆仮面の男【グッドマネジメント獲得!】
司会者:コメント届いています。来場者からのコメントの内容は、コメンテーターのグッドマネジメント獲得に反映されますので、奮ってご参加お願いします。
・そのレストランのサイトを見たら、料理おいしそう
・店主が変態なのは FARPLANE も同じ。良いこと
つづく