「フィレンツェの母」〜フィエーゾレ〜②
過去に2度訪れたことのあるフィエーゾレ
1度目は1995年の初めての短期留学の時に日本人留学生の太郎さんが案内してくれた その時は「古代ローマ劇場」をみた
2度目は3度目の留学の時にブラ〜っときただけで何もみてないと思う
今回はサン・フランチェスコ修道院の後、路線バスの終点Piazza di Mino da Fiesole(ピアッツァ・ディ・ミーノ・ダ・フィエーゾレ/ミーノ・ダ・フィエーゾレ広場)に面した場所に建つ、「Cattedrale di San Romolo(カッテドラーレ ディ サン ローモロ/フィエーゾレのドゥオーモ)」へ
☆「Cattedrale di San Romolo(カッテドラーレ ディ サン ローモロ/フィエーゾレのドゥオーモ)」
フィエーゾレの丘からフィレンツェを一望した後は、フィエーゾレのドゥオーモ(大聖堂)へ
◆正式名称は「サン・ローモロ大聖堂」
フィエーゾレの守護聖人「聖ローモロ」を祀る大聖堂で正式名称は「Cattedrale di San Romolo(サン・ローモロ大聖堂)」という
1028年に建造が始められ、13世紀に拡張工事、14世紀に改築、その後19世紀末に修復をされ現在に至る
砦のような外観で高さ42メートルもある鐘楼(1213年建立)が目を惹く
◆ロマネスク様式の内部は質素
内部は身廊を3つ持つバジリカ式、ロマネスク様式でとても質素(シンプルというべきか)
身廊は円柱によって左右、中央部分と3つに分かれており、円柱の柱頭には人や動物、植物のモチーフがあしらわれている
屋根はトラス組で天井を見ると木造なのがわかる
◆見所は?
まずは主祭壇上の半ドーム天井のフレスコ画だ
このフレスコ画は「聖ローモロの生涯」を描いており、15世紀にフィエーゾレ出身のニコデモ・フェルッチが描いた
主祭壇の多翼祭壇画(三連祭壇画)
そして写真きちんと撮ってきていないが、主祭壇に向かって右手にあるレオナルド・サルターティ司教の遺骸を納めた「サルターティ礼拝堂」も見所で、フィエーゾレ出身のミーノ・ダ・フィエーゾレの設計で1464年に建立された
こちらの礼拝堂の天井にあるこちらの「福音書記者たち」というフレスコ画はコジモ・ロセッリの作(かろうじて写真を撮っていた)
◆主祭壇下にあるクリプト(聖人の遺骨を納めた地下祭室)
主祭壇向かって左手奥へ向かうと突き当たりに聖母マリア様の像が設置されている
階段を数段降りると聖母マリア様の像の左手にクリプト(地下祭室)がある
動画で撮ってきていたので切り抜き画像で見づらいがこんな感じ
鉄格子で中までが入れないが、手前の床の一部が鉄製の網が張って中が見えた
こちらの大聖堂も拝観料がなかったので聖母マリア様の像に献灯させていただいた
☆日帰りでも宿泊でも良さそうなフィエーゾレ
改めて書き出すといかに自分が「ただ見て撮ってきただけ」だったかがよくわかる・・・ でもまぁ、雰囲気だけでも伝われば
サン・ローモロ大聖堂を拝観した後は再び街をぶらぶら
途中、救急車が駐車されているのを見てなんとなく「かっこいい」と思って撮ったり
木々の間から垣間見える建物を撮ったり
ただただ思うままに歩みを進めていった
私はすでに訪れていて省いた博物館や遺跡などもあるので、ゆっくりと見て回ると半日はかかると思う フィレンツェの喧騒から逃れて日帰りもしくは宿をとってのんびり過ごすのにはとても良い場所だと思う(高級別荘・住宅地なのでホテルは高いかもしれないが)
☆おまけ
フィエーゾレにいることをイタリア語の恩師にメッセージしたら「おいしいよ」と教えてもらったお店があったが、平日はランチやっておらず行けなかったので備忘としてリンクを貼っておこう
路線バスの終点のあるミーノ・ダ・フィエーゾレ広場からも近いし、見晴らしの良い席があるみたい
◇Terrazza45