天空の街〜ヴォルテッラ〜①
美大時代の友人がイタリア人と結婚してフィレンツェの隣県シエナ近郊の街に住んでいる
大学時代、彼女も外国語は私と同じイタリア語を履修していたが当時はイタリアに強い興味はなく、まさか「私ではなく」、友人の方がイタリア人と結婚してイタリアに住むとは と、2人で笑った
今回、彼女を訪ねて行ったのだがありがたいことに自宅に泊めてもらえるということで、2泊させてもらうことに
2日目に旦那さんStefano(ステファノ)が車で1時間ほどの場所にある「「Volterra(ヴォルテッラ)」という街へ連れて行ってくれた
☆天空の街「Voleterra(ヴォルテッラ)」
フランスの文豪スタンダールが「「とある高い丘の、一番高い所にある町」と記したVolterraは古代エトルリア文明から続く「天空の都市」
ドライブの間、雨降りで場所によっては霧も出ていてVolterraを遠くから見ることは叶わなかったが、丘陵地の中でも一際高い丘の上にVolterraはある
街は城壁と要塞に守られており、城壁のアーチを抜けて街へと入っていく
私はアーチの向こうの景色が好きで、Volterraではたくさん気にいる景色に出会えた どこもタイムスリップしたかのような景色で雨が降ろうが関係ない、友人たちに置いていかれようとカメラを構えた(笑
☆街の中心は賑やか
城壁内へ入ってしばらくは教会や街の公的な機関が入っていると思われる建物などがあり、静かな佇まい
徐々に中心に近づくにつれて飲食店や土産物屋が出現して賑やかになってくる
食料品店(主に観光客向けだ)の店先もディスプレイがカラフルで思わず足を止める
帰国までまだ数週間あるし、瓶物は重たいので可愛らしい瓶に入ったアルコールやオリーブオイル、パスタソースなど気になるものはあれども「見る専門」で
しかし、次に見つけた「オリーブの木」を使った雑貨を販売している店ではついぞ、買ってしまった(笑 重たいのにオリーブの木のカッティングボード、チーズ削り器付きボックス、ソープとオリーブの木のソープディッシュのセットなどなど
のちにフィレンツェや他の都市で同じようなオリーブの木を使った雑貨を見かけたが、Volterraのこちらの店ものより「イマイチ」で高かったので良い買い物をした
お店のHPがあったので載せておこう
☆朝ごはんなの?おやつなの?
日本にいると朝食から昼食までの間は「間食」ってあまりしないが、イタリアに来て「これは朝食なの?おやつなの?」と良くわからない感じに
というのも、一応目が覚めて家を出る前にコーヒーとビスケットなどを口にする
しかし、イタリア人と一緒に出かけると昼前にBarでまたカップチーノと甘いものなどを口にすることが何度かあった
私が朝目覚めるのが早いから?他の人の朝食に付き合ってるだけなのか?
でも、朝起きてコーヒーとビスケット摘んでたよね??
おそらく、昼食の時間が日本より遅いから「間食」なのかな?
この時も朝起きて友人宅でコーヒー&ビスケットを口にしたのだが、にPasticceriaに入ることに
◆Caffe Pasticceria “Dolceria del Corso(ドルチェリア デル コルソ)”
「Dolceria(Dolce:菓子・ケーキ+ eria:〜店)」とあって菓子類が豊富にある
店舗奥に厨房があるのか焼きたてのものが運搬用のケースに入れて持ってこられショーケースに「どん!」と置かれた
◆カップチーノとカンノーロに決めた
お菓子が種類豊富で何にするか迷った挙句にシチリア発祥の「カンノーロ」とカップチーノにした
「カンノーロ」はイタリア語で「筒」という意味
筒状の生地にたっぷりクリームが詰められている 1つで満足のボリューム
友人たちもそれぞれに美味しそうなお菓子を選んで、しばし休憩
お店は地元のマダムたちが井戸端会議していて賑やかだった
3人が飲み物とお菓子を頼んで席に座ったのにトータル9.5€(約1500円)ってめちゃ安くて驚いた(泊めてもらうせめてものお礼にご馳走すると言ったのにこれでは安すぎる・・・・)
濡れた足元も少し乾いたし、ゆっくりとできる店内だった
お手洗いも広くて綺麗にしていた(イタリアあるあるで便座がなかったけど)
もしVolterraへ行かれることがあったら立ち寄ってもいいと思う
⇨⇨次回へ続く
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