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Basilica di San Marco〜サン・マルコ教会(聖堂)〜

お天気の良い日、出勤するNovellaに同乗してフィレンツェ中心へ
アルノ川沿いからウフィッツィ美術館、ヴェッキオ宮殿・シニョーリア広場を抜けてドゥオーモの前はすでに人で溢れかえっていた

人混みを避け、マルテッリ通り方面を歩く

せっかくなので、久しぶりにサン・マルコ教会とサン・マルコ修道院へ行ってみよう


☆通りの様子が変わってる!


マルテッリ通りからサン・マルコ教会の方へ歩いていて気づいた
道路が石畳じゃないし、街路樹が植ってる!

ローマやソレントへ行った時に街路樹にオレンジが植っていて可愛いなと思った記憶はあるが、フィレンツェの中心部で街路樹があるのは初めてみたと思う

やはり街路樹があると雰囲気がいい

余談だがこの通りに「元彼」のご両親のお店があるので、ちょっと覗いてみた(笑

付き合っていた頃は元彼もここで働いていたが、別れてから数年後に訪れた時には海外に行ってしまっていなかった(どうも日本にいるようだ)

今回は遠巻きに覗いただけで入っていないから「今現在」に着いては不明

サン・マルコ教会前まで行くと、トランビア(路面電車)の停留所ができていた

今現在は工事中で開通はしていないが、開通したら快適になると思う
バスに比べて時間も正確だし、案内もちゃんとされるから

☆Basilica di San Marco(バシリカ・ディ・サン・マルコ/サン・マルコ教会:聖堂)


フィレンツェで「サン・マルコ」といえば、「サン・マルコ修道院(美術館)」の方が有名だ フラ・アンジェリコの受胎告知は西洋美術史を学んだことがある人ならよく知っているだろう 私も修道院は2〜3度訪れたことがある

教会の方はというと、記憶にあるのは10年前に友人と来たのが最後かな
久しぶりに教会の方へ入ってみることに

サン・マルコ教会(聖堂とも呼ばれる)は12世紀にこの地に建てられたサン・ジョルジュ修道院が始まり、14世紀にサン・ジョルジュ修道院を取り壊した跡地にサン・マルコ教会修道院が建設された

15世紀以降、改装・拡張、改修が行われ現在のファサードは1777年から1778年に再建されたもの

教会内部は単廊式のバロック様式が色濃い

入って目につく左右壁面の絵画、教会だが美術館のようだ

前回のイタリア滞在で行き当たりばったり、写真を撮ったものの何が何だかわからなかったり「見どころ」を見落としていたので、今回はひとつずつ撮ってまわったので、そのうちからいくつか

◆ジョヴァンニ・アントニオ・プッチ作「聖母被昇天(1725年)」

天井で一際目を引くフレスコ画

絵の周囲の装飾が豪華!

◆ジョヴァンニ・バッティスタ・パッジ作「キリストの変容」

色あざやかで動きのある絵だ

◆ヤコポ・ディ・チオーネ作「受胎告知(1371c)

◆ヤコポ・フォッジーニ作「この人を見よ(1654年)

肌の質感・息遣いまで感じられるリアルさ

◆「祈る聖母」

絵ではなくてモザイクだ

こちらのモザイクはローマの旧サン・ピエトロ大聖堂にあったもの

前述以外にもたくさんの絵画があって紹介しきれないので、次は主祭壇の方へ

◆主祭壇

主祭壇も細々と金の装飾がされていて豪華

パイプオルガンが主祭壇の背後に配されている
この主祭壇はミケロッツォの設計・制作で、クーポラにはフレスコ画が描かれている

◆クーポラ:アンジェロ・フェッリ作

主祭壇両脇にある左右の礼拝堂も素晴らしいが割愛

そして私の好きな聖母子像「ロザリオの聖母(16世紀)」

教会へ行くとあちらこちらで「献金・献灯」するようになっているが、私は決まって「聖母マリア様」のところで「献灯」する

保育園がキリスト教系だったからか、「聖母マリア様」が好きなんだよね(好き嫌いを言うことではないが)

私にしては?時間をかけて拝観したので気づいたら1時間以上過ぎていた・・・
サン・マルコ修道院も行きたいので教会裏にある修道院のほうへ

ネットを見ていたら「事前予約をおすすめ」とあるが、当日券がダメなら出直すつもりで行ってみたところ、すんなり入れた

サン・マルコ修道院については別投稿で綴ることにする

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