藤谷道夫さんの著書「全ての叡智はローマから始まった」を拝読して、ローマ時代の叡智が現代にも存続・生かされていることに驚きと感動を覚えた私は、今回のイタリア滞在には「絶対ローマに行く!」と決めていた
今振り返っても2泊3日は短すぎた・・・・
宿泊費が高額でびびってしまったのだ
それでも移動を含まない中1日があったので、この1日はすごい歩数になった
☆Piazza Navona(ナヴォーナ広場)
世界最大と言われる無筋コンクリート建築「パンテオン」をしっかりと拝観した後は、ナヴォーナ広場へと向かった
ここも映画「天使と悪魔」で出てきた場所、枢機卿の1人が噴水の水の中に沈められたシーンがあった ちなみに先のパンテオンも映画に出てくる
ナヴォーナ広場に面してたつ大きな建物は「Sant‘Agnese in Agone(サンタンニェーゼ・イン・アゴーネ教会)」だ
17世紀の教会でフレスコ画や彫刻が見どころ 聖廟には聖アグネスの頭蓋骨が安置されているのだとか
ナヴォーナ広場には3つの噴水がある
◆Fontana del Nettuno(ネプチューンの噴水):ナヴォーナ広場北側
ナヴォーナ広場中央にある「四大河の噴水(ベルニーニ作)」が作られる前の時代に作られた噴水、建築家のジャコモ・デッラ・ポルタが制作したと言われるが、実は水盤のみで彫刻は19世紀以降に2人の彫刻家によって作られた (ムーア人の噴水の水盤もジャコモ・デッラ・ポルタ作)
◆Fontana dei Fiumi(四大河の噴水):ナヴォーナ広場中央
「四大河の噴水」のタイトルにあるように17世紀に考えられていた世界の四つの大河「ドナウ川(ヨーロッパ)/ガンジス川(アジア)/ナイル川(アフリカ)/ラプラタ川(南米)」を噴水の四方に配された4人の男性像が表している
真ん中に立っているのは、古代ローマ時代に皇帝がエジプトから持ち帰ったオベリスクだ
特筆すべきは4人の男性像のうち、布で顔を覆っているナイル川を象徴する男性像
これは当時、四大河のうちナイル川だけ唯一水源がわかっていなかったことに由来するのだとか
◆Fontana del Moro(ムーア人の噴水):ナヴォーナ広場南側
「ムーア人」とは北アフリカのベルベル人のことを指し、おばけイルカと戦うムーア人と口から水を出す複数のムーア人の彫刻が配されている
それぞれの彫刻の表情がユニークなのでゆっくりと1体1体見てもらいたい
ちなみに2011年にこちらの噴水の彫刻が破壊されてイタリア国内で話題になった
どこに行っても不可解な人はいるね。。。壊したり、落書きしたり、放火したり
理解に苦しむわ
◆ナヴォーナ広場は憩いの広場
車が入れない広場なのでゆっくりと安心して歩ける広場かつ広々しており、広場を囲むようにカフェやレストランがあるので憩いの場
クリスマスにはクリスマスマーケットの市が立つので雰囲気がガラリと変わる
私も両親とちょうどクリスマスマーケットの時期に訪れたが日本にはない雰囲気でとても印象に残っている
☆Campo dei Fiori(カンポ・デイ・フィオーリ広場)へ
ナヴォーナ広場を南へ抜けていく
お店も開店して街に活気が出てきて街角のディスプレイが楽しい
ハロウィン直前だったからか、骸骨の海賊が一休み
レモン専門店があった(レモンといえばもっと南のナポリとかカプリを思い出す)
実家でもレモンを育てており、母が自家製リモンチェッロを作る
色々欲しくなるが荷物になるので見る専門 一眼レフをぶら下げているので身軽でいないと疲れる
レモン専門店を通り過ぎていくと見えてくる花屋 見覚えのある風景だ
広場の名前「Campo dei Fiori(カンポ・デイ・フィオーリ)」とは「花の広場」という意味 広場の名前そのままに、花屋がど〜んと構えている
「花の広場」だから「花の市場」というわけではなく、いろんなお店が出店している
むか〜しは「花畑」だった「カンポ・デイ・フィオーリ広場」は日曜日を除く毎朝市場が立つ お土産にもなりそうなものがたくさんあるので必見
ちなみに私たち日本人がやりがちな「勝手に触る」ことは控えた方が無難 それは通常のお店でも同じで手に取りたい時は「Posso toccare?(ポッソ トッカーレ/触っていい?)と店員さんに声をかけると良い
☆さらにまだまだ歩いていく
何も買わなくても十分楽しめるカンポ・デイ・フィオーレ広場の市場を抜けて、さらに歩いていく
ローマ全体が「遺跡」と言って過言ではない都市なので、ぶらぶら歩いているとぶち当たった遺跡群
◆Largo di Torre Argentina(トッレ・アルジェンティーナ広場)
ここには4つの神殿が建てられていたことから、共和制ローマ時代の聖域(Area Sacra)だったとされ、当時の世界最大級を誇るポンペイウス劇場の一部でもあったとか
詳しくは地球の歩き方のリンク貼っておく(笑 説明は専門かに任せる
地球の歩き方にも書いてあるが、確かにニャンコがたくさんいた
猫好きにはたまらない場所だ
犬や猫の殺処分が禁止されているイタリア
ここでは猫のシェルターが存在し、世界各国から支援を受けながらボランティアで保護活動をしている団体が運営しているとのことで、ここにいるニャンコたちみんな安心に暮らしている
猫好きの私は遺跡よりもニャンコを見て癒された場所だった
時間にして11時頃だったろうか、まだまだ訪れたい場所があるので再び歩き始めると見えてきた。。。「ウェディングケーキ」と称される大きな建物
巨大な「ウェディングケーキ」の正体は・・・
⇨⇨次回へ続く