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京都へ(2日目_桜の名所「平野神社」へ)

せっかく京都に来たならいろんなところに行きたいと、普段歩かない方でもたくさん歩くことだろう
私もこれまでの旅行なら自分の足の疲労度に気付かないふりして歩き回るのだが、今回は「無理しない」と決めていたのでホテルで2時間ほど休憩をとった

少し仮眠もとって身体も楽になったのでバスに乗って桜の名所「平野神社」へ向かう事に

イタリアのバスは次の停留所のアナウンスがないが日本は案内があるので安心

☆桜の神社「平野神社」


北区にある平野神社は「桜の名所」
境内には約60種400本の桜の木がある、平野神社発祥の早咲きの桜「魁(さきがけ)」が咲き始めると京都のお花見シーズンの始まりと言われている

写真左にちょっと写っているのが早咲きの桜「魁」

平野神社なら早咲きの桜が咲いているのでは?と予想して訪れたのだが、残念ながらまだ「魁」は咲いてなかった(他の早咲きの桜が少し咲いていたが)

桜の神社らしい御紋も「桜」

門をくぐるとまず目につくのが大きな御神木の楠だ

◆御神木

御神木の周りを歩けるようにデッキがあるのは根を保護する役目もあるのだろう
圧倒的生命力を感じる御神木
触らせていただきパワーチャージ!

自分の故郷にある八坂神社や八幡神社にも大きな楠があり、幼い頃によく楠の周りで遊んでいたのを思い出す
桜のような華やかさはないけど太くどっしりとした幹に空に広がる太い枝と常に茂っている緑の葉っぱに「生命力」を感じる(六角堂のおじさんから教わったが、楠は年に2回に分けて半分づつ落葉するので年中葉っぱがあるのだそう)

◆すえひろがね

御神木の脇にあった「すえひろがね」は日本最大級の「餅鉄(べいてつ)」(円礫状になった磁鉄鉱のこと)

磁力があるので磁石がくっつく
おいてあった磁石を手に取りくっつけると結構強い磁力だった

神社で授かれる「すえひろがね守」の中には磁石が入っているので、この「すえひろがね」にくっつけて「霊石の力」をお守りに込めて持ち帰るのだとか

八坂神社の舞殿はたくさん提灯がぶら下がっていたが、平野神社の舞殿はとてもシンプル

16時前だが陽の光の加減が夕方近い感じ

何度か桜のシーズンに参拝に訪れたことがあるが、その時に花嫁さんが白無垢で桜の中に佇む様子を見たときは息の呑む美しさだった

参拝をして少し境内を散策させてもらおう

逆光なので社殿が影になってしまった

桜の木がたくさんある桜園の方はまだ咲いている桜はなかったが

本格的桜のシーズンは見事、露店も出るのでにぎわう

菜の花が青空に映えて綺麗だった

桜と菜の花が撮れたらさらに綺麗だろうな
黄色い花が元気をもらえる菜の花

境内の方は早咲きの桜が少し咲いていたのでご紹介

◆十月桜(10月〜4月上旬開花)

他の桜に比べて枝に対する花のボリュームが少ない
秋から春にかけて長く楽しめる

◆桃桜(3月上旬開花)

水仙も満開
十月桜より花のボリュームがあるので華やか
ほんのり桜色ではなく白に近いかな

これも多分、桃桜かな

桜以外にも四季折々に花が咲くのでいつ来てもお花を愛でることができる神社だ

良い香りを漂わせていた水仙

この日は「平野櫻市」と言って手作りの品々を露店で販売していた

京都の桜の開花予想は3/21、満開予想は3/29なので今月末から4月上旬は花見客で大賑わいになるだろう


☆お気に入りの漬物屋「大こう本店」


夕飯の予約までまだ2時間ほど、お昼が酒粕汁でおやつにスタバのドーナツ(結局食べた。笑)

適当なところがあればお茶でもしたいところだが、あいにく見当たらず平野神社からイタリアンのお店まで歩くことにした

予約時間にはまだまだだが、イタリアンのお店のミモザの花を明るいうちに撮っておきたくて

8部咲きと言ったところかな
お店を見つけたときはひょろっとしていたミモザも今や立派!
このふわふわで黄色い花に魅せられて約30年

イタリアンのお店についてはこの後の投稿で触れることにして、まずはお気に入りの漬物屋の話

京都土産で漬物をもらうことも少なくないと思うが、京都の中心部でよく目にするような漬物店はデパートでも買えるが、こちらのお店は本店と工場しかないのでお土産物にすると「ちょっと京都通」な感じがする(笑

大徳寺本店

お店が市バスの停留所側なのでバス待ちの時に見つけたのがきっかけ
入ると「ご試食されますか?」と声かけてもらっていろんな種類の漬物を試食させてもらった
それ以来、イタリアンとたいこう本店は私の中でセットになっている

今回も試食をいただいた

カフェは見当たらないし、歩き疲れてきたしお腹も空いてきたので「オアシス」だった(笑

お店の方とも少し雑談してゆっくりさせてもらい、お店を後にして大徳寺周辺を散策する

瓦が壁として使われているのがオシャレ
陽が翳ってきた

大徳寺の拝観はこの時期はどちらも16時半までで入れず、今宮神社まで足を伸ばす

☆今宮神社とあぶり餅


今宮神社も今回で4度目かな
イタリアンに行く時に時間に余裕があると訪れる

紫野 今宮神社

門のところに「受付9:00〜17:00」となっていたので入れないのかな?と思ったが、社務所の終了時間のようで境内には入ることができた 

平安建都以前より、疫神を祀る社があったといわれ、正暦五年に都の悪疫退散を祈り御輿を造営し紫野御霊会を営んだのが「今宮神社」の起こりである(今宮神社HPより)

立派な楼門(大正創建)

まずは参拝だ

夕刻なので流石に人気がない
再びこうして来られたことに感謝の意を伝える

今宮神社に訪れたなら試してもらいたいのが「阿保賢さん」だ

◆今宮の奇石「阿保賢さん」

こぢんまりと佇んでいるので見過ごしそうだ

「阿保賢さん」とは「あほかしさん」と読み、古くから「神占石(かみうらないいし)」とも云われ、病弱な者はこの石に心を込めて病気平癒を祈り、軽く手で撫で身体の悪いところをさすれば健康の回復を早めるのだとか

もう一つ、「重軽石(おもかるいし)」とも云われ、まずは軽く手のひらで3度石を打ち、持ち上げるに、たいそう重くなり、再度願いを込めて三度手のひらで撫でて持ち上げる

そのとき最初に持ち上げた時よりも軽く感じれば願いが成就すると言われている(伏見稲荷大社の重軽石に似ている)

座布団に鎮座する「阿保賢さん」

もちろん私もチャレンジ!
今回は最初と2度目の重さは変わらなかった

◆あぶり餅

今宮神社といえば「あぶり餅美味しいよね〜」と言われるのだが、実はまだ食したことがない

今宮神社の東門を出たところに2つのあぶり餅屋がある

なぜならいつもイタリアンに行く時に今宮神社を参拝するので食前か食後になってしまうので食べられないのだ

今回は時間が遅くてあぶり餅屋の方が店じまいの最中だった

写真左側「あぶり餅 一和」 右側「あぶり餅 本家 根元 かざりや」

今回も食すことなくあぶり餅屋を通り抜け、いざイタリアンへ!

⇨⇨次回へ続く


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