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自然派、オーガニックだから優しいと思っていませんか?
自然派、無添加、オーガニック…
これらの化粧品は全て肌に優しそうに思えますよね。
化粧品を選ぶ目安として、これらの違いをみていきましょう。
目次
● 化粧品総称のなぞ
● ドクターコスメって?
化粧品総称のなぞ
自然派化粧品、無添加化粧品、オーガニック化粧品…
どれも肌にやさしそうな化粧品に思えますが違いはわかりますか?
まず、自然派化粧品は、合成ではなく
天然由来の成分を中心に使っている化粧品です。
かなり努力している化粧品から、合成成分に
ほんの少しだけ天然由来の成分を混ぜて、
自然派と謳っている化粧品まで、さまざまです。
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次にオーガニック化粧品。
無農薬栽培でつくられた植物を使用した化粧品です。
「私の部屋のへちま水」など、本当に完全オーガニック植物だけでつくられた化粧品は数種ありますが、かなり限られています。
そもそも植物だけで化粧品をつくることは困難だからです。
ですので、ほとんどがオーガニック植物の成分が配合された普通の化粧品です。
オーガニックの規定が進んでいる海外でも、オーガニック化粧品への合成成分の使用が認められているのです。
最後に無添加化粧品。
これだけははっきりとした定義があり、
旧厚生省が昭和40年代に指定した
「102の表示指定成分」(パラベンなど)
が無添加の化粧品です。
昭和40年代とはもう大昔のこと。
実際にはもう使われていないものも多いですし、その後開発された成分で表示指定成分より肌によくないものもたくさんあります。
肌に悪い、あるいは肌に刺激となりえるものがすべて無添加という意味ではありません。
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どれも、肌に優しそう・安心そう・
環境によさそうというイメージだけで、
安心安全を保証するものではありません。
また、天然のもののなかには肌への刺激となる成分も多々あり、天然だからいいと決めつけるのは危険です。これらは化粧品選びのひとつの目安ととらえてください。
ドクターコスメって?
医師や医学博士が開発・研究に参加して、
美容クリニックなどで販売・紹介している化粧品です。
肌に優しそうだったり、効果がありそうなのですが、
業者の言うがままにつくられているようなものも多いです。
一度びっくりするような成分が入っていて肌が荒れたこともありました。