隣の芝生は青く見える
私たちは、常に相手の立場や状況、環境と自分の環境を比べて生きている人が多い。自分よりお金持ちかどうか、学歴は?収入は?結婚は?子供はいるのであろうか?と。
人は自分がどんな状況下においても、自分と相手を比較してしまい、自尊心を傷つけられたり、優越感にひたったりして、生きている。
子供がいない人は、子供がいる人をとても羨んだりするが、実際の子育てというのは可愛いだけではすまないらしく、体力的にも金銭的にも苦労されている方は多い。彼らは口をそろえて言う。子供がいない人には「自由」があるじゃないですか、と。子供がいない人には、孫もできない。自分の老後は?墓は誰が守るの?のようにいない人の辛さがあるし、いる人にはいる人なりの辛さもある。
「隣の芝生は青く見える」のだ。
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