山陰旅行について語る。その2
山陰旅行の3日目。松江を後にし、東に向かう事にする。まずは足立美術館。安来駅から無料のシャトルバスが出てるのだが、1番早いシャトルバスに乗ろうとすると列車(山陰地方は電化されてない区間が多いので電車とは書かない)のダイヤと上手く合わず、安来駅で1時間以上待つハメになった。とりあえず駅前に喫茶店があったので行ってみた。
モーニングのメニューはあるけど、それよりも安来名物のどじょう料理を食べたい(どじょうすくいの「安来節」の安来だから)。無理を承知で聞いてみたら、何と朝からどじょう定食を作ってくれた。
どじょうの柳川風をメインに天ぷらや煮物に味噌汁まで。こういうのを求めてたんだと嬉しくて美味しく頂き、作ってくれたお母さんといろんな話をする。やはりコロナの影響で大変らしく、ちょうど安来にある日立金属の工場が売却されるという記事が地元の新聞に載っており、関東の人間が思ってるよりも地方経済は疲弊してると実感する。僅かながらでもお金を落として地方経済に貢献できれば幸いなので、このnoteを読んで足立美術館に行こうと思った方はぜひ安来駅前の「茶々」に足を運んで欲しい。
満足した所でシャトルバスに乗って10分ちょっとで足立美術館に到着。Twitterのフォロワーから庭園が素晴らしいとは聞いてたけど、想像してたよりも全然凄い。美術品も素晴らしいんだけど、正直庭園を眺めてるだけで何時間も過ごせる。写真でその迫力が伝わらないのは残念だけど、マジで庭園を観るだけでも時間とカネと労力をかけて行く価値がある。
足立美術館から次の目的地は境港。足立美術館を勧めてくれたフォロワーから大根島の牡丹園に行くべきだと教えて貰ってたので、境港駅からタクシーで大根島へ向かう(路線バスは無くなってしまったようだ)。途中に車のCMで「ベタ踏み坂」として有名になった江島大橋を渡る。タクシーの運転手さん曰く、製紙工場に木材チップを運送するため橋が高くないといけないらしく、以前は可動橋だったらしい。そんな話を聞きつつ牡丹園に到着。
花には疎い自分でさえも美しさや素晴らしさは分かる。年中観れるものではなく春先だけなので、本当に運が良かったのだ。美しさについては自分では上手く表現出来ないので、写真を参照して欲しい。
牡丹園を後にして境港へ戻る。昼メシを食べてないけど15時過ぎなので食べられる所がなかなか見つからない。あちこち探してやっと寿司屋に入れた。
お腹を満たした後は水木しげるロードを散策する。昭和レトロなお土産屋が何軒かあるけど、思ったよりも水木しげる感が無いというか賑わっていない。コロナ禍なのもあるけど、商売っ気があまりないのかもしれない。歩いてると海鮮料理の看板があり、見てたら食欲が沸いて来たので、寿司食べてから時間が経って無いのに早めの晩メシにする。
カニとイクラの海鮮丼を美味しく頂いた後はディーゼル列車に揺られて米子駅に行き、そこから山陰本線で倉吉へ。ホテルにチェックインしたら21時前だった。小腹が減ったのでラーメンでもと思って歩いてたら寿司屋が見つかり、性懲りも無くまた食べる。まあ酒のつまみのような感じである。店の名前は忘れてしまったし食べログにも載ってないけど、倉吉駅近くの良い感じの店だった。巻物の具は地元の名産の山芋、そして地元とは関係ないだろうけど馬刺しも頼んだ。
こうして結構移動した3日目が終了。次は倉吉から鳥取への話になる。
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