動物性の防寒着
実用品なんです。
オシャレじゃなくて、実用品なんです。動物性じゃないと寒くてやってけないです。ダウンとファーはリアルじゃないと意味がない。スカーフはシルクがいい。オシャレじゃなくて、動物性はあったかいから。
シルクといえば、20年前にベトナムからカンボジアに入った時、川沿いのイミグレでシルクファームで働いている方と知り合いました。
ベトナム船籍のボートからカンボジア船籍のボートに乗り換える為に岸に降りると、鶏や子供が自由に行き来しているのどかな国境がありました。
そこで知り合った人はシェムリアップのシルクファームで働いていると教えてくれたので、シェムリアップに着いてから行ってみました。途絶えかけていた伝統織物を復興するために、必要な植物を植えたり、カンボジア中から技術を持った人を探し出して作られた研究所でした。
そこではおばあさんが糸を染めたり機織りをしたりされていました。
ちょうど私が産まれた時期に起きた内戦によって大量虐殺が起きたカンボジアでは、中年以降の年代の方を見かける事が稀でした。むしろの上で作業をしておられたおばあさんが、手ぶりでむしろに座るよう言われました。言葉がなく、端っこに座って頭を下げました。
風邪ひとつひけない世界になるとは思いもしませんでしたね。子供と2人きりのシングルです。遠くても仲間や繋がりを大切に走ってきました。世の中が変わりましたが、アロマとハーブを知って次々と思いもしなかった扉が開いています。健康を翼にして、必ず世界中の友達に会いに行きます。