もしマレーシアに「夏休み子ども科学電話相談」があったら
プタイ(Petai/臭豆)の話です。
土曜日の夜にナイトマーケットでプタイを買い、日曜日にエビとサンバルで炒めて食べました。
プタイは「臭豆」とも書く、強烈なにおいが特徴の豆です。
日本語名あるのかと調べたら「ネジレフサマメノキ」という名前のようです。(Petaiで検索してwikiを日本語に翻訳しました)
ブラチャン(Belacan)やドリアン、発酵食品や臭いモノが好きな私はこのPetaiも大好きです。
ただ、ドリアンと同じくPetaiも人によって好き嫌い分かれると思います。
ウィキペディアには「ネギやニンニクに似た強い臭気」と書かれていましたが、こう、嗅ぐと「んん?(これはどこから来る何の臭い?)」と思わず眉をひそめ、頭が臭いの源について考えずにはいられなくなってしまう、なんだか鼻につく「ぷ〜ん」としたにおいがするんです。
でも私がPetaiを食べることに関しては、味云々よりも「その臭いを体内に取り込みたい」というクセになっているというか。
唐辛子の辛味と塩気、海老のぷりぷりとほのかな甘みに混じってこのPetaiをぽりぽり噛み、口の中いっぱいこの臭気で満たすと私の脳はどうやらそれを「美味しい!」と感じるようなので。
Petai、房に収まってる時はあまりにおいません。調理前に身を剥いた時、食べた時、そして食べた後に強烈なフレグランスを撒き散らしてくれます。
「明日トイレ行ったら一発であなたが行ったって分かるわ!」なーんて大学の頃友達と笑い話にしてましたが、今日まさに職場で私の後にトイレに行った同僚から「昨日Petai食べたでしょ」と言われました。
直後とはいえ数分の差はあったのに。
羞恥心と「あ!やっぱわかっちゃった?ゴッメーン☆」という可笑しさを感じました。同性の仲の良い同僚で良かった。
飲み会やガッツリ料理の翌日のニンニク臭なんか目でもない。
汚い話ですがPetai食べた翌日は口臭なんかより排泄物に如実に臭いが出てる気がします。
特に(小)
ドリアン食べた後は翌日までしつこく口臭に残りますが、次の日の排泄物まで追っかけてくるのはPetaiぐらいなもんだと思います。
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同居人のサラワク先住民によりますと、Petaiの「ホンモノ」は房になる身が縦に並んでるそうです。
小さい頃大人がジャングルから採ってきた天然モノは皆身が縦並びで段違いに美味しかったんですと。
今出回ってるのはどれも身が横になって連なっているもの。縦並びのPetaiにはまだ出会えていません。
街で見かけるのが早いか、森へ狩りに行って見つけるのが早いか、どっちでしょう。
もし見つけたらまたここで報告します。
さてさて、前置きが長くなってしまいました。
タイトルにもある通り、私Petaiに関してずっと疑問に思ってることがあります。
Petaiを自分で調理されたことのある方ならわかるかと思うんですが、Petaiって、房から取り出して絶対身を半分に切って調理しますよね?
あるものの有無を確認する為に。
(黄緑色が目に鮮やかで美味しそうですよね!)
↑これですね。
何かの幼虫。
身の外側にも房にも穴なんて無いのに、開けて初めてコンニチワ。
絶対どのPetai(房なりスーパーのパッケージなり)開けても一定数いますよね。
うちの同居人はこの幼虫を理由に、半分に切ってないPetaiは基本食べません。私はめんどくさくてこの前半分くらい確認せずに炒めました。まぁいたらいたでタンパク源ってことで。
私はこの幼虫達が一体いつ、どの段階でどのようにPetaiの中で生まれ(?)、又は入り込み、この後どうなるのかが知りたいんです。
どこかの段階で卵でも産み付けているんでしょうか。産卵管の様な物で外から?それとも母親も内側まで潜り込んで仕込んでる?またはPetaiに寄生してる何か?
そしてこのひとたちはもし仮に放置した場合、蝶か蛾になるんでしょうか。それともカミキリ虫系でしょうか。まさかの永遠に幼虫?一生を幼虫で終える虫っていますっけ?
どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えてください。
マレーシア人も「あぁ、うん、いるよね〜」くらいのノリで別にこいつらが何者かは知らないので…!
Petaiのオススメの食べ方、東南アジアの臭くて美味しい食材などもあればぜひ教えてください!
私のnoteで何か発見があったり、考えるきっかけになったり、純粋におもしろいと思ったり。投げ銭せずにはいられなくなった時、よければどうぞ!