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バブルから不況、そして素朴へ
こんばんは。
冬に楽しめるスポーツにスキーがあります。あなたはスキーをしたことがありますか?
私はしたことがありますが、準備に手間がかかる上に寒いところが苦手なため、あまりしません。
さて、お話ししましょう。
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1億総中流というワードをご存知ですか?
このレベルゲージの1960。お金持ちでなければ橋の下のダンボールに住んでいるわけでもない。
そういった方の割合が高い時代に、発明されたばかりのテレビや冷蔵庫、小型家電が多く出回りました。
会話に誰でも参加しやすいようか、サザエさんや巨人が夕方から夜の見やすい時間帯に放送され、ひとまずこれを話題に出すことで会話が発生する、という便利さがありました。
テレビが簡単に買えるようになった時代。
次に、2025。
工業製品の企業で、工場の閉鎖や大規模なリストラが本格的に進む。
貧困層の割合が50%程度まで増えたため、旅行商品や家電、自動車が売れなくなった。
物価の上昇と増税が相次ぎ、消費者から消費の意欲を削ぎ落とした。
生活支出 + 物価の上昇率 > 給与の増加率 = 深刻化する生活苦
住宅メーカーの事業は縮小。
新築の家は売れない。
¥30,000,000で家を買うという発想がそもそもバブル期の洗脳政策の1つなので、これは適正化されたと捉えられる。
建設業ではマンパワー不足が常態化したことにより水道管や橋桁の老朽化が深刻になるが、メンテナンスが追いつかず放置状態に。
それらにより死亡事故が連続する。橋やトンネルなど。
富裕層は、火遊びを楽しんでいるようだが、いよいよ危なくなってきたと危機感を露わにする?
危機感を覚えた一部は消費を抑え貯蓄に資金をまわす流れを作り始める。
貧困層はお金を浪費的に使えないため、浪費できる立場の富裕層がそれらをサボることで不景気に拍車がかかる。
麻生太郎は国会でカップ麺の価格を聞かれて咄嗟に "¥400" と話したが、それで問題ない。
富豪が庶民的な暮らしをすると、周りが困る。
年収¥20,000,000以上の層が日清のカップ麺を食べ尽くすようになって所帯染みたら、回らない寿司屋はあっという間にアチコチで倒産する。
空港のloungeやSport car、luxuly hotelも同じだ。
そこでは、質の高い教育の受けられなかった方たちが、誰でもできることをして金銭を得ている。
麻生氏は語学が堪能でエコノミクスを理解している。通訳1人分、入れ知恵をする役員1人分の人件費が、彼が優秀なことによって掛からなくて済む。
また、能力がある方が多くの給与を得ることは健全な市場理論に沿っている。
話が逸れた。
ここでは、無自覚に陥る貧困化について説明する。
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これを見ると、Mcdonaldのチーズバーガーを買う場面において、金銭の価値が半分消えたことが分かる。
1975に¥20,000貯金があったTさん。
チーズバーガーが100個も買える権利があるのを喜んだ。
2025に¥30,000貯金があるTさん。
¥10,000貯金が増えて、チーズバーガーを1975よりも多く買えると喜んだ。
しかし、どうでしょうか?
これが額面価額で資産を計ってしまうことにより気付けない無自覚な貧困化だ。
ハンバーガーを101, 102個以上買うためには最低でも¥40,000以上の金銭が必要に変化していたことにTさんは絶望した。
次に、すぐにX。
2030-2040の任意のタイミングと想定してほしい。
ついに、テレビが電器屋から消える。
派手な暮らしではなく、地産地消。自給自足。それらを促進する言動があちこちで溢れる。
飲食店、建設業の倒産件数が最高を記録し続ける。
インフラの老朽化や国庫支出金の見直しにより、消滅する自治体が発生する。
手堅く稼ぐ企業や産業がなくなる。
地方と都心の格差、貧富による体験格差、それらが是正されないという腐敗が深刻化する。
腐敗という理不尽や不公平が蔓延し固定化することで貧困層の割合が増加し、競争に参加する母数が減る。
競争の質が落ち、できあがるサービスやモノが粗末になる。
生活インフラである水道管、道路、電柱や電気ガス、これらで安易なミスによる事故が相次ぐ。成熟した技術者が減るため。
PanasonicやToyotaといった企業はどうなるか。
日本航空は?
アルコール検査、衝突事故、ライセンスをクリアしても運行乗務員の質が落ちている。
競争の質が落ちることにより、制度的に問題はなくても隠れた欠陥が露出しやすくなったり、人為的なミスによる事故が増える。
自動車のリコールや数値改ざん、整備不良による事故も増加する。
テレビ局が倒産する。自動車や製鉄は規模を50%未満まで縮小。