心の住処、芸術と大麻
ハヌマーンの山田亮一が音楽活動を再開する。
というところで、大麻使用で逮捕。
ダサい青春とサブカルが香る大学生の精神をいつもでも捨てきれない私にとって、
転職とか引越とか、日々の痩せた太ったが塵になるレベルで、私的2024年トップニュースに君臨し続けている。
(ハヌマーンを知らないという方はこちら。
ロックでありながら文学を聴いているような歌詞にとんでもなくかっこいい音を乗せる3人組です。
このバンドの歴史や魅力については省略しますが、20代後半~30代くらいのバンドマンや音楽ファン、過熱した「邦ロック」というムーブメントに辟易していた捻くれた陰キャと語るとアツい夜を過ごせるんじゃないかなと思います。
もちろん私もその一人です、ええ。)
春先、新しい職場からの帰り道、彼がSNSでバンドメンバーを募集していたのを見つけた。
演奏者へのリスペクトを感じる真剣な文章だった。
山田亮一がどこかでギターを弾いて歌っている。
その事実だけで電車でひとり涙をこらえていた。
どこかでまた名曲が生まれる予感がしていた。
「音速で飛ぶミュージック」っていう当たり前のことを歌っている歌詞がとてもかっこよく聴こえるのだから、音楽はすごい。
だから、大麻の報道はなんとも残念なニュースだった。
ヤフコメか何かで「ギターリフがぶっとんでるのは大麻やってたからか~」なんていうコメントを見てとても悲しくなった。
私は冴えない10代のころ、巷の陽キャコンテンツやポジティブな音楽に何も希望を見出せなかった。
そんなときに少し手を差し伸べてくれた気がしたバンドの曲たちが「大麻のおかげでできた曲」みたいに見られるんだろうか。
リアルタイムではまる機会がなく、配信サイトで知ったという人も多いだろうに、配信はこれから消されてしまうのだろうか。
新しい作品をずっと待ちたいと思う。
きりの良い金曜日に7月を振り返って
8月2日 amnt
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