9コマ漫画(11):「ナイスな場所」マティ・ヒンクリー

「これからのユートピアを9コマ漫画で描いて」--NYの漫画専門出版社@desertislandcomicsのインスタ上の呼びかけに、世界中の漫画家が作品を投稿中。これは@rescueparty2020というシリーズとして毎日一作品以上が発表されている。じつは応募自体には「今起きている大変なことを乗り越えた後に見えるユートピア」というテーマのみが掲げられており、その「大変なこと」がコロナかどうかは明示されていない。これを受けた各作家たちが、それぞれ思いついたことを描いている。しかし、紛れもなくニューヨークは現在進行中でコロナウィルスの直撃を受けているので、このnoteではシリーズものとしてわかりやすいように「コロナ後を描く9コマ漫画」と便宜上銘打つことをお許しいただきたい。

毎日一人でインスタ漫画ばかり読んでいるものの、人と共有できないことに業を似やしたので、翻訳の練習として訳していきます。

11日目の作者はヴァーモント州在住のアーティスト、マティ・ヒンクリー。
インスタアカウントはイラストがメインのものと、彫刻メインのものが2つ。現在は#BlackLivesMatterや、人種差別などの構造的な暴力に反対する団体を通じて、政治的逮捕や拘束の被害に遭っている人々を救援・支援できるような窓口へのリンクがはられている。

みんなで場所をみつけたんだ

いつも太陽がさんさんとかがやいていて

みんなお互いを愛し合っていて（方法はいろいろ）

みんなでめちゃくちゃ沢山食べ物を持ってきてて…

それもシェアして

みんなで強くなっていって

サメも絶対襲ってこなくて

もちろん本も持ってゆける場所。

うん、なかなかナイスな場所だよ。