寒空の下、迷い猫ふたり
大雪が降り積もった、いつもよりも寒い日だったと思う。おい、と玄関でわたしを呼ぶ雪かきをしていたはずの父の両手には、つぶらな瞳でこちらを見つめる茶色の仔猫が1匹。野良猫だ。かわいい。
仔猫はてっきりそのまま逃がすと思っていたが、ほれ、と当たり前のように手渡される。え?野良猫を?玄関に?でもそこには相変わらずつぶらな瞳でこちらを見つめる仔猫。かわいい。噛まれたくなさすぎて少ししか触らなかったけど、仔猫は体をスリスリしてくるだけでとっても大人しく
外にいたわりに体も汚くない。びっく