はるや

眠ることと食べることが苦手。 吐瀉物みたいな創作文章を、ネットの海に流す奇行。それでも…

はるや

眠ることと食べることが苦手。 吐瀉物みたいな創作文章を、ネットの海に流す奇行。それでもよければ。

最近の記事

読もう。秋だし、1人だし。

心がボロボロになりかけてから、いつもよりも読書をするようになった。 小説ほど長い文章は読めないが、エッセイや短編集、短歌が特に身に染みる。 昨日から、喉からはシューシューと煙カスのような声しか出ない。病院で氏名と生年月日を言うたびに「あら…すみませんね」と労りを搾取する羽目になる。いきつけ(と言うにはまだ行っていなさすぎるが私のことを店主が覚えてくれていたのでそう言わせていただく。これからの決意も兼ねて)の本屋ではもっと話したかったのに 『カスカスカス(前の本も良かったで

    • やめどき

      相も変わらずうつらうつらしている。 鬱ら鬱ら、という表現の方が正しいのかもしれない。最近は気が滅入ってしまって何にも力が入らない。 恋人には振られ、職場では上司に怒鳴られ、ファミレスの店員は俺が呼んでも一向に気づいてくれない。挙げ句の果てには一緒に独身街道を走って行こうと誓った同僚から「今度結婚するから結婚式に来てよ」と裏切られてしまう始末だ。 仕事がうまくいっていないから憂鬱なのか、憂鬱だから仕事がうまくいかないのか。鶏が先か、卵が先か。どっちでもいい。結局憂鬱なのだ。

      • 結婚しました😊✨✌️

        『結婚しました』って、結婚が目的となっていて、結婚した瞬間虚無感に苛まれて死にたくならないのかなってずっと思ってる。 って思って、いない新婚妻の軌跡を辿ろうと思ったのだが、なんとまあいないものだから全く思い浮かばなくなってしまい、あわや妄想日記のみでオチなんて完成しない、とんでも気持ち悪いものになりかねないことに気がついて慌てて編集している次第だ。 嘘をかくのは大好きだし、演劇のよしみなのかオタク特有の妄想癖なのか、嘘は誠、つらつらと出てくるが、今回はそうもいかなかった。と

        • 美人なくせに可愛くはない

          年齢に見合った服を着ていきたい。 Instagramで大人っぽい服を着ている同級生を見てふと思った。そろそろ年齢に見合った服を着ていきたい。着ていかなければならない。 恥ずかしながら最近まで服というものに全く興味がなかった。犯罪者にならなければ良い、とTシャツにGパン(今なおこの呼び方をしてしまう)を重宝し、時にパーカー、時にトレーナーに頼り切っている。将来を共にする覚悟だってできていた。そもそも服を気にする余裕も時間もなかった、という言い訳もさせてほしい。 しかし可愛

        読もう。秋だし、1人だし。

          拘泥?そんなんじゃないよ。

          ここを聞いて、絵のイメージがパッと出てきた。 これは子育ての曲なのかも知れない。 母親というものは自身のお腹にいる生命を護るように、遺伝子に組み込まれているのだと聞いたことがある。どんなことがあっても、どんな思いでも母親は自分のお腹の子供のことを愛しいと感じると。 母性本能、とはしばしば議論されるものである。今は『母性本能、なんてものはない』という説もあるくらいだ。私は“母性本能”と“母として子を護る”は意味が異なると思っている。 母性とは、女性に先天的に備わっている形態

          拘泥?そんなんじゃないよ。

          全くもって【気分爽快】ではないだろ

          みなさんは昭和の名アイドル、森高千里をご存知だろうか。 いつまでも色褪せない、ミニスカートが似合うあのお方だ。このご時世、こういうことを思っていても言ってはいけないとは存じているが、同性である(同性なのだ)という傲慢さから言わせていただくと、あまりにも足が綺麗すぎるという事実。細いだけじゃなく、健康的ですらっとした足、素晴らしい。これ以上はやめておく。あたしは森高千里さんが好きだ。曲数はそんなに知らないけど、好きだと言わせていただく。 17才、私がおばさんになっても、ララサン

          全くもって【気分爽快】ではないだろ

          高校時代の思い出

          高校2年の時でした。 担任との進路相談で帰りが遅くなってしまい、あたりはもう真っ暗でした。私は看護系の大学に行きたかったのですが、担任は他の大学を薦めたいらしく、激しくぶつかりあい、かなり疲労しきってしまいました。高校では一緒に帰る友達がいなかったので暗い道を一人とぼとぼと帰るしかないのです。 私の地元は本当に田舎で、帰り道にほとんど街灯がありません。坂道の途中にある公園だけ、うっすらと、本当にうっすらと灯りがついています。とは言え、もう真っ暗になってしまった時間には近所の

          高校時代の思い出

          うるさいリビング、本当に

          ネタバレなので配信を見てください。 さすらいラビー新ネタライブ「うるさいリビング」 を見に行きました。 久しぶりに劇場まで。配信でも含めて良いのであれば、今年の新ネタライブは全て網羅できました。 これはかなり嬉しいこと。 忘れたくないのでメモとして文章に書き起こします。これは文章ですが、メモです。 ①ことわざ これのタイトル【ことわざ】なんだ。最終的にはことわざだものね。 入りの感じで『日本語を教える』が主のテーマかと思ったら方向転換してた。そっか、ある程度日本語ができ

          うるさいリビング、本当に

          夏だーいすき!だってかわいいもん!

          冬はクソボケ。 雪の降りたるはいふべきにもあらず。 霜のいと白きも、 またさらでも、 いと寒きに、 火などいそぎおこして、 炭もてわたるもいとクソ寒し。 昼になりても、 ぬるくゆるびもて行かず、 一日すがらにクソ寒くてワロタ。 冬がクソ嫌いだ。 クソがつくほど嫌いだ。 あんなの人間が住めたものじゃない。クソ寒し。 炭で火を起こし、あったかいんだからとやっている時代とは訳が違うのだ。当時だって、どれだけの人数が凍え死んだことだろう。人類だけではない。恐竜だって寒さによって絶

          夏だーいすき!だってかわいいもん!

          はっきり無駄と言えないから困った。

          十分に余裕をもって準備したつもりだった。 別に誰かと約束はしていないのだから何時に家を出ても良いのだけれど。 ずっと欲しいと思っていた靴の実物を見るべく外に出る。先ほどまで降っていた雨も、さあ!今出るべきですよ!と言わんばかりに道を開かせた。 髪を巻き、いつも着ないような、ちょっと大人っぽい服を身にまとい外に出る。晴れ間は見えないが、心は晴れ渡っていた。 想定外なことが生じる。 本来乗るべきバスが目の前で悠々と走り出しているではないか。ちなみに家とバス停までは、(想定)2分

          はっきり無駄と言えないから困った。

          失う。損失たる事実。

          23,000円を突然失った。 正確には23,100円を。 久しぶりにメガネを変えようと思い、メガネ屋さんに赴いた。今までのメガネでも差し支えなかったが、もう何年も共にしており、そろそろ体にもガタがきているころであった。ボーナスも入ったし(入ってなくとも、であるが)ちょうど変えるか、と重い腰をあげ、さらに重い扉を開けた。 別にメガネにおいてこだわりはなし。似合っていれば何でも良い。しかしフレームに万越えはちょっと気が引ける。そう思い手頃な値段のフレームを手にしメガネ店員Zの

          失う。損失たる事実。

          遺書

          太宰治先生、今度死ぬのならあたしと死んでください。 あたしと一緒に死んでください。 いつまでも、どこまでも着いてゆきますから。 でも知ってます。 先生は奥さんのことが好きなのですよね。 それでも良いです。 例えあたしと同じ思いでなくとも、あの時の言葉が表面上のものだったとしても、いいんです。 最期を一緒に過ごさせてくださるのであれば。 ずっと死にたいと思っていました。 結婚した時から、あたしの人生の終焉は決まっていました。でも、せめて、せめて最期くらいあたしも心の底から好

          東京の生活、を生活に取り入れる

          先日谷口つばささんの『東京の生活』を見に行きました。記録を残すのはやっぱり大切か。拙い(にも満たない)感想と忘れないためのメモですᝰ✍🏻  たくさんネタバレがあるので配信見てから見てください。見てください、配信。ほら。 ①東京の生活 あたしも東京来た時はこんな感じになる。東京だぁ〜〜〜、なんか大きい人いっぱいいるなぁ〜〜、大きい人が比較的多いなあ〜〜、なんつって。 全然渋谷か新宿だと思ってた。 うちの実家の最寄りも人がいないので自動改札機にテンション上がるよな!(もうそ

          東京の生活、を生活に取り入れる

          STAY TUNE

          iPhone8と有線イヤホン、マジックテープの財布引っ提げ今日も住所不定。彼女いない歴=無職期間。独身貴族の42歳男性、はるやと申します。 時代は春から夏にかけての真っ只中。いまだに花粉症がトレンド入りしておりますけれど、パリコレモデルの私はもちろん取り入れたコオデネエトを行っております。鼻をかみすぎて赤くなった鼻は愛されるにちがいありません。これは寒さが故の風邪なのやもしれません。 みなさんは好きなものありますか?カレー、好きですか?映画館、好きですか?会話、好きですか

          2023.4.23 下北沢にて

          今日は下北沢駅近くの居酒屋で待ち合わせ。 アーティストになりきれない男が、ギター一本で高架下に鎮座している。目を引きたいのか黒い浴衣を着ている。波田陽区か。そんなことしても女は捕まえられませんから、残念。そんなことを思いつつ待ち合わせ場所までの道のりを歩いている。この辺りはいつ来ても工事しているような気がする。本当のサクラダファミリアはここなのかもしれない。 アプリで出会う男は良くも悪くもアッサリしている。LINEやDMでやり取りして、ドキドキ駆け引きをしてからやっと対面に

          2023.4.23 下北沢にて

          33歳、独身、彼女なし。でも歳は重ねる。非情。

          生きていても仕方ないと思った。もう何をしてもダメだと。今まであらゆる数のアルバイトを応募してみたけど、結局受かったのはほんの一握りだった。土日も出られますと言ったのに。いいねと言われたのに。全てそれは嘘だったようだ。そして受かったバイトも、周りの雰囲気に馴染めずにフェードアウトしてしまった。ちゃんと『辞めます』と声にできたのは一握りの中のひとつまみくらいだ。こんなにも人との関わりが持てないのかと、自分があまりにも惨めで、情けない。 誕生日を迎えた。33歳になった。学生時代は

          33歳、独身、彼女なし。でも歳は重ねる。非情。