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ジャンヌ・ダルク巡礼旅【ドンレミ村】

ジャンヌ・ダルクを推している者です!
数年前にオルレアン・ルーアン・パリ・ドンレミ村などを巡礼しました。

今回は...
ジャンヌの故郷/ドンレミ村の記事です!

ドンレミ=ラ=ピュセル村

ドンレミ村に生まれた農家の娘ジャンヌは、12歳のある日、天の声を聴いて自らの使命を確信。
父親の反対を押し切り、16歳頃にフランスを救うべく旅立ち、二度と帰ることはなかった。
「もしも願いが叶うなら、ドンレミ村に帰りたい」と、裁判記録の中で彼女は繰り返し語っていた…。

パリから片道⚪︎時間!

ドンレミ村は、フランスの東端にあるちいさな農村。

噂では、パリから片道5時間。バスは週に4本。

数々の観光客が途方に暮れたと聞くドンレミ村だが、せっかくジャンヌ巡礼旅をするからには行きたい!

これは早朝のパリの駅!
これは光り輝くヒーター!
冬だったので!
ナンシー行きの特急でいざ!
乗って30分もすれば
この光景!

この後、普通に乗り換えをミスり、
週に4本しかないバスを逃すという痛恨のミス…ッッ!!!

絶望している暇はないのでタクシーにお願いし、ドンレミ村へ…いざッッ!!!

帰りの時刻表
これは…絶対に逃せない…
タクシーの運転手さんは
「本当にドンレミ村に行くの!?」と
驚きつつも運転してくれた

結論・片道7時間!!!

これが…!!ドンレミ村!!

どこまでも続く地平線と空。
15世紀はもっと森があったはずだけど、この牧草地の緑と空のシンプルな景色が、ジャンヌが帰りたかったドンレミ村の光景なんだなと思った。

時間の流れがゆっくりで
いつまでも居れそうな空気感
村人は100人以下の小さな村
中世の趣きを残す町並み
第一村人発見!!!!

ジャンヌの実家

ジャンヌが生まれ育った家が一部残っていて、中も見学できる!

半分に切られた形で残っている
玄関上にはジャンヌ像が後につけられた
当時の農民としては大きな良いお家
父親は村の農民のまとめ役だった
石造りなので冷凍庫みたいに寒い!
外より寒い!
12才の時にそこで啓示を受けたという、
庭のくりの木も残っていた

庭のくりの木のすぐ後ろに見えるのが、ジャンヌが毎日通ったという教会。
本当にすぐ隣にある…!!

奇跡の泉

ドンレミ村で絶対に見たかったのは、ジャンヌの実家と、村の教会と、当時ドンレミ村の人々に信仰されていた「奇跡の泉」…!
祝祭の時には泉の周りで踊ったり歌ったりしたということを、ジャンヌも語っていた。

奇跡の泉は地図にも乗っていないし、調べても「川沿いをずっと歩く」というアバウトな情報ばかりで、正直たどり着けるか怪しかった。

牧草地をさ迷うも泉らしきものは見当たらず…
途方に暮れていると、古い修道院が…
そしてその壁には…!

Fontaine : 泉

掠れた看板の示す方を見ると…!

なにやら木…?林…?
泉はそこにあるのか…!?

そこそこの距離の牧草地を歩き近づくと…!

あっ!
あったーー!!!!!

泉はもう枯れてしまっていたけど、ジャンヌ像の下から僅かに水が今でも流れ続けていた。
風の音、木々の揺れる音、遠くで鳴く鳥の声のみの世界。
そこに泉はなくても、600年前に人々が集い踊り、村娘たちが花を捧げた光景が甦るような特別な場所だった。

冷たく澄んだ水の
感触は忘れられない

村の教会

ジャンヌの実家の隣にある、ジャンヌが通いつめた村の教会。

小さくて落ち着く雰囲気
ジャンヌの人生を描いた
ステンドグラスが並ぶ
村娘姿のジャンヌ
蝋燭がいくつも捧げられていて、
今も地元で慕われていることがわかる

ジャンヌの魂の安寧を祈った。


ドンレミ村のジャンヌ

のちにナポレオンはドンレミ村のはずれに豪華な教会を建て、天使ミカエルのように戦う聖なるジャンヌをまつった。

だが村の中にあるジャンヌ像たちは勇ましい戦士でも、完全無欠の聖女でもなく、いずれも素朴な村娘のものだった。

村の人々は今でも、村の娘として彼女を慕っている。

「ドンレミ村に帰りたい」と願った彼女の魂があるとしたら、ここに帰ってきていているような気がした。


オルレアン編はこちら!⤵︎

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