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【就活】企業研究はどの程度必要か

就活では内定獲得に必要なテクニックを身につけておけばそれほど深い企業研究は必要ないとの意見もある。確かに資料ばかり読んでいても肝心な面接等で力を発揮できなければあまり意味がない。但し決算数値やIR資料を読み込む癖を付けておくと、就活時に役立つことはもちろん、社会人になった後でもプラスになるのは間違いない。大学やバイトの両立等、様々な制約があるのは承知しているが、内定に近づきかつ社会人としての基礎を身につけるための方法を自分なりに書いてみる。

やはり就活生には志望先企業の決算発表時のプレゼン資料にしっかり目を通すことをお勧めしたいが、全てを読むのはなかなか難しいと思う。第一志望の企業であれば社員並みの知識武装でライバルと差別化を図る手もあるが、全ての企業でそれをやっていてはとても時間が足りない。そこで最低限押さえておきたいポイントは以下の通り。

❶近隣業界とセットで業界全体を理解する。
 『会社四季報業界地図』等を使い、銀行と証券、生保と損保のようにセットで理解していくと理解も早く、効率がよい。なぜこの業界?といった質問に対しても答えやすくなると思う。
❷業界や会社の課題を把握する。
 会社の中期経営計画に目を通し(上場会社ならHPに掲載されている)会社の課題を把握し、 可能ならその解決策についても考えてみる。正直これは現役の社員でもできていない人が多く難易度は高いと思うが、逆にここまでやっておけば面接官に対して自分の熱意が伝わるはずである。
❸同業他社同士を比較する
各社のIR資料を比較して会社のキャラクターを固めていく。私も含めて会社員は同業他社の動きが気になるものである。面接の相手はA社と比較してシェアが上がった、下がったと日々一喜一憂している人たちだ。そうこで就活生の目線で志望先企業の良い点(悪い点)を会話の中に盛り込んでいくと、相手はあなたに対して興味を抱くはずである。もちろん内容次第であるが、高い評価が得られる可能性が高い。

こうした作業を進めるのは自分一人では難しい部分もあると思うので、まずは自ら考えた上でOB訪問等を通じて内容を磨いていけばよい。特に❷については正解か否かはあまり重要ではないので、ぜひ柔軟な発想で解決策を考えてみて欲しい。この作業は必ず本番の面接時に役立つと思う。

細かいことを色々と書いてきたが、要するに志望先企業のことを誰よりも知っていると自信を持つことが内定への近道のような気がする。



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