見出し画像

【就活】なぜ就活の軸が必要なのか?

働くことのかなりの目的は生活のためである。もちろんそこにやり甲斐を見出せればこの上なく幸せなことだ。だから30歳で1,000万円欲しいから商社や金融を目指すというのはある程度自然な流れだと思う。ただ面接で『1,000万円欲しいから御社を志望します。』とは言えないのでみんな苦労して志望動機を考えていく訳だ。

私が就活生と話をした時に気になることがあった。志望理由が今ひとつこちらに伝わってこないのだ。A社に入りスキルを磨き将来は独立したい、webマーケティングは伸びるからそこで勝負したい。一つ、一つはなるほどそうなんだと感じたが、なぜそう思ったのかが曖昧なのだ。社長になりたいと思ったきっかけ、web広告が伸びると確信した理由、必ずあるはずだ。実際に私がなんで?なんで?と聞いていくとちゃんと答えが返ってきた。面接でも自分らしさや思いが短時間で相手に伝わらなければ内定は取れない。初めて会った人事の担当者に自分の考えをきちんと伝えるにはある程度論理的なストーリーが必要なのだ。そしてそのストーリーを作るために軸を作る必要がある。

1,000万欲しいとは言えないので志望理由を考える、その志望理由を初対面の人に短時間で伝えるためにストーリーが必要で、ストーリーに説得力を持たせるために軸が大切。

軸を作ることは別に難しいことではなく、自分はなぜ商社に入りたいのだろう、なぜそう思ったのだろうと自問自答して考えを整理するだけだ。必ずきっかけはあるはずだ。就活の初期段階でこうした作業をしっかりやっておけば、少しアレンジをするだけで第一志望に加えて周辺の業界にも幅広くチャレンジできる。自分自身のことはしっかり整理されているので、企業研究をして多少会社にアジャストしていけば複数の会社の志望動機は案外簡単に書けるものだ。逆にこの作業を怠って色々な会社に手を出すと軸がぶれ、相手に考えが伝わらず苦労すると思う。

繰り返しになるがまずはしっかり自分と向き合って考えを整理する。面倒に感じるかもしれないが、実はこれが内定の近道だと思っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?